ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

ブランコあるのみ

2023-03-11 17:49:28 | マルイカ
2023.3.4(土)

小網代 翔太丸


かつて私は、
マルイカ恐怖症に陥っていました。
マルイカ恐い恐い恐い

なんせ、
初挑戦から4回やってみて、トータル1杯でした。
3回は坊主です。


ま、
船中撃沈とかならまだしも


マルイカってやつは
上手い人にだけには
ポツポツ釣れるので


私が乗船した4日間で
竿頭が釣ったマルイカ、
合計すれば、ざっくり100杯ほど


100杯釣る人のすぐそばで1杯
そりゃ、
マルイカ恐怖症にもなりますって


ところが、
あれは2年前(5回目の時)、
それまで直結でしかやっていなかったのを


ブランコ仕掛けにして、
タイム釣りをしたら
突然、11杯も釣れました。



アタリなんぞ見なくても、
マルイカなんちゃ、釣れるわいっっ。


てなもんで、もうマルイカ、恐くない(笑)
メーテルに何と言われようと、
6回目の今回は、
ブランコ一択です。


釣れないより、
釣れた方がいいじゃないか(涙)



4日前に予約を入れたら、残り2席でした。
危ない危ない。


翔太丸は、希望の席を聞いてくれます。
『左の後ろしか空いてないけど、良い?』とのことでした。

しばし、船長の登場を待ちます。


氷山盛りのにゃんこ(一輪車)と共に颯爽と現れ、
ずざざーっと、
にゃんこを停めた、
スピード感有りすぎのその人…

あ…船長だ(笑)

ていうか、これ、デジャヴ…
このシーン、前にも見たぞ(笑)


次に

となりの新谷丸の正面に、すくっと立ち、
一瞬静止。
呼吸を整え、前を見据える様は、まるで跳馬に挑む体操選手。

タッタッタッと軽快に助走をつけ、
新谷丸に駆け上がり、
(新谷丸へは、梯子が渡してあるのです。)

ロープで翔太丸を引き寄せ、
飛び移り、
ドルルン…エンジン始動。

TBSのSASUKEを観ているかんじ。

デモンストレーション?
船長のROUTINE?


てか、
娘さんとお孫さん、見たことありますけど、
船長、何歳ですか…


名前を告げると、
『左の後ろから2番目ね。』とのこと。

片舷7人なので、6番です。


左どなり、7番の方も、
ブランコ仕掛けだぞ。
LTアジ竿を、ビヨンビヨンさせているし、
心強いな〜
にこやかで感じの良い人だな。

私の竿はというと、

前回、
藤沢釣具の竿でしたが、
オモリ60号では負けるし、
今回、深場だし、
アタリ取るつもりもないので、

極鋭ゲーム165センサー使ってみるか…って、
前日に引っ張り出したら、
なんかベタベタする。
うわっ、劣化してんじゃん。

塩害ではありません。
釣行後、道具は必ず仲良くシャワーで、
お湯洗いしています。

DAIWAの野郎…

紙ヤスリでガリガリの刑。
スベスベを取り戻しましたが、
なぜかツートンカラーになり、

ミナミコアリクイみたいだな。
DAIWAの野郎…



準備をしていると、

突然の大きな声。


『オレンジとか、黄色とかあった方が良い。派手なヤツ。あと、薄青系。』

ん?

見上げると、
いつの間にか至近距離に船長。
忍者ですか。

え…あ…と…私に言ってるんですね(笑)


シロートなのを見抜かれています。


ありがたてぇ…
素直にアドバイスに従い、
左のミドリを、黄色に替えました。
左が上。
左から1.2.3.4番と呼びます。
捨て糸2m。



小柄な女将が、
『ゆっくり巻きすぎると、バレますよ〜』
とか、
顔見知りと会話をしつつ、
乗船料を集めに回って来ました。


まずはご挨拶。

『2年ぶりです。前回は、女将のとなりでした。指導が良かったから釣れました。』

と、調子の良い私。


翔太丸は、去年、マルイカ1ヶ月しか出せなくて、
女将はマルイカやれなかったし、
今年もまだとのこと。


『今日はブランコです〜』と言うと、

『ブランコだったら、定期的にグッとシャクる。』

と、ジェスチャーしてくれました。
あざーす。
頑張りまーす。

出船。


今日は、
師匠のMさんが大洗でヤリイカ、
職場のOさんが勝山でマダイやってます。
LINEが楽しい。



行きしなの横須賀PAで、師匠からのLINEに気付きました。

おぉぉぉ〜、もう乗ってる(笑)
大洗の朝は早いな。
投入機が置けるか心配されていましたが、上手いこと収まりましたね(笑)



出船した頃、
今度はOさんから、LINEが届きました。
おぉぉぉ〜

1投目から釣れたそうです。
早っ。

春らしく霞がかっていますが、
内房の山々が遠望できます。
あそこいらでマダイ釣っているな〜
と、思い馳せます。
のどかな朝です。
ここいらで10分、
イカの群れを探し…

『はい。いいよ。90m。』
えいやっ。

六角オモリ60号ボチャン。
タコ釣り用です。


60号
ドラゴンシンカー、
スカリーオモリ、
タックルベリーで処分しちゃったんだよね…
同じ鉛でもこんなに差があるってことは…
タングステンにしたらどうなるんだ…


周りよりも15~20秒遅れて着底。 
ま、いっか…


90m。
竿も柔らかめ。
マイクロ乗っても分かんのかな?

ユッサユッサユッサユッサ、
ビヨ〜ン…ビヨ〜ン。
ちょっとステイしてから〜の、
ビヨ〜ン…ビヨ〜ン。


おや…
乗ったかも…
巻くべきか…
どうしよ…
やっぱり違う気もするけど…
念のため…
巻いてみるか…
7:30、2番ピンク。

1投目で釣れました…奇跡だ。
こんなに簡単でいいのか。
爆釣の予感。


マルイカ、
反応を探して、
次の投入まで休憩時間長めです。
座っていられる時間が長く、
おじさんに優しい。

どれ…
大洗と勝山の沖で浮かんでいるあの2人に、
マルイカの写真を送りつけてやるか…


師匠からすぐに返信。

ツ抜けしたそうです。
10倍返しされました(笑)


8:00、4番薄青系にゲソ1本。
ペロリ。
旨い。

少しずつ南下しました。 
そして、
少しずつ真沖へ北上しました。
水深は常に90mほど。


10隻ほどが城ヶ島の西をウロウロ。
間隔を空けての操業なので、
イマイチどこの船か分かりませんが、
あ、葉山のたいぞう丸だ。
カメギ根、釣れていないのかな…
9:30、3番黄色。


このすぐあと
投入機に入れず、
ぶら下がった状態で落としたのがまずかった。
後ろとオマツリしました。


前の人達をマネたんだけどな…
駄目でした。
ごめんなさい。


『どこマツッてる?』
大きな声とともに、船長の顔がひょっこり見えました。
口数少なめな船長ですが、
ここぞというとき、
頼り甲斐があります。

『ここでーす。糸出しまーす。』

『もうちょい、こっち寄って!』
前よりに移動しろとの指示。

あ、そうだ!
ペラがあるんだった…
忘れてた…危ない危ない。

船底をこするゴリゴリがしばらく続き、ヒヤヒヤ。
無事でした。
でも、フロロカーボン6号が真っ赤っ赤。 
ペンキ塗りたてか(笑)  


もう少し上、
PE08号の場所ならアウトでしたね。
船底にフジツボさんがいてもアウトでしょう。
後ろとマツるの嫌だな…



前の5人は直結仕掛け。
ガシガシガシガシ叩いてピタリ。
教科書どおりのゼロテン釣法。
水深90mですが、直結のスッテは踊るのか…
ま、踊るから釣れるのか…


1番前と3番目の方が特に上手いようで、
頻繁に巻いています。


こちらが着底する前から巻いていることもしばしば…

ていうか、
ぶっ込みしか乗らん…流しもしばしば。
タングステン買うしかないか…

10:20 真っ赤っ赤仕掛けを取り替えました。気分転換。

2回バレました。
どちらもズシッと乗りましたが、
5m巻いてすぐバレたのと、
50m巻いてウヒヒでのバレです。


よっしゃ。3杯目。
11:40、2番青。
5cmトントンする優しい誘いに乗ってくれました。


14:00納竿。

船長に釣果を聞かれ、
3杯と答えると、


『あ〜あれから釣れなかったか〜』
悔しそうに、顔をしかめてくれました。
え…数えていたんですか…すごい…

これから解体します。


となりは左が3杯、右が5杯で、
船中0~18杯でした。



師匠のヤリイカは、

20杯とのこと。


『たまには違う船もいいものですね。』

というので、
光来丸の良さを再認識できるから?
と返しましたが、

『あの人は釣るよ!みたいな変なプレッシャーがなくて気楽です。』とのこと。

なるほど…
下手くそには
そういう発想はありませんでした…
私も言ってみたい(笑)



Oさんのマダイは1枚でしたが、
船宿のホームページには、
両手にメダイのOさん。
いい顔してます。


おつかれさまでした。