ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

全部、白か黄色にしちまうか…

2023-07-27 15:57:58 | タコ
2023.7.23(日)

大洗 光来丸


タコエギの色なんて、
さほど気にしていませんでしたが、


前回、
大栄丸でほとほと釣れなくて、

終盤、
あまりに釣れない私を見るに見かねた船長が、
『目立つ色のエギにしな〜』とアドバイスしに来ましたが、

船長これを見て絶句し、
1つ1つつまんで、
しげしげ見つめ、

結局、どのエギに替えたらいいのか、
私にアドバイスできずに、
操舵室へと去って行ったのです…


よほどダメな色なのかしら(笑)


もともとのタコエギはなく、
アオリイカ用のエギか、
浮きスッテを改造したものなので、
タコが好む色では無いのかな…


もう、
こうなったら、
仕方あるまい…

気分転換に、
ベッタベタに塗って、
カラーチェンジしちまうか…


なんて考えていた矢先、
師匠のMさんからのLINEで、
『前々から思っていたのですが、エギの色は気にしないんですか?』
とな…

なんというタイミング(笑)


やっぱり
タコエギの色は気にしなきゃだめなのね…


というわけで、

白か黄色にしちまって、
アクセントで緑を入れたり、
紫外線発光塗料を塗ったりし、
ブラックライト当てたら、
こんなかんじ…


ってなわけで、

選抜メンバーです。



本日の光来丸は、
定員片舷7人ずつのところ、
右舷6人、
左舷5人です。
連日の貧果で、定員集まりません。


沖で見かけた、
大栄丸、岡重丸、大内丸、つれたか丸の客の入りは光来丸の半分でしたし…



右舷ミヨシが私で、
左舷ミヨシは初代蛸神様のMさん。
Mさんにコテンパンにやられるのは必至です…


(※蛸神様…光来丸でおそれ崇め奉られる存在。ワンシーズンで3回タコ竿頭になると認定される、変態の称号。)



Mさんとは、ちょうど9ヶ月前、
2022.10.23(日)、
知り合ったのですが、


船中4~29で、
私8、Mさん29。
次頭14でした。


あの日となりのMさんが、
私の3.6倍のペースで釣ったので、
心の涙も枯れ果てました。


せっかくなので今日は、
技を盗みたくもありますが、
あんまり近くで観察すると、
自分の釣りが乱れ、
むしろ釣れない沼にハマりがちなので、 


真横より真後ろって、いいかも…
会話しやすい割に、
こっそり観察もしやすい(笑)



5:00
スタートフィッシング〜

ほれ、行っといで〜



朝、
右舷&左舷で2杯ずつ釣れました。
私はまだ釣れません。
早く釣って楽になりたい…
尚、Mさんもまだ釣っていません。


2流し目、
船長ウハウハ流しとなりました。
釣果欄によると、
ひと流しで、船中17杯!



Mさん、
なぜか今日は電動リールじゃないので、
釣れていても気付きづらいです…

が、

ふと振り向けば、
竿をひん曲げ、リール巻いてる…


ってなことが何度か続き、


あ〜あ、
今日もコテンパンにやられるのか〜


『全部、白か黄色にしちまう作戦』
破れたり…と、うなだれかけた、


6:10

1杯釣れました。
良い型です。

うっしっし。
1杯釣れて、気は楽になりましたが、



私の1杯に対し、
となり4杯。
後ろのMさんも4杯。
左舷トモも好調とのこと。


毎度のことながら、
イマイチです。


そこで保険で用意した、
ダイワの既製品、MADAQ(マダク)に付け替えました。


色はしつこく、
白と黄色(笑)



6:50

ありゃりゃ、
チビタコですが、
2杯目。


7:15

船長にタモ取りしてもらい、
3杯目。
良い型です。


『今日はぐっすり寝られますよ〜』と言うと、


『私もです〜』
と、笑顔の船長。

ですよね~



7:20

5分しか経っていないのにまた乗せました。
MADAQ、やべぇな。
しかし、バレちゃいました。


でもどうやら実は、
MADAQがやばいのではなく、
ただ単に、
釣れる時間帯だったからのようです。



下船後、
『7:30から船中4~5杯しか釣れなかった…』
って、船長言ってたし、

釣果欄には、
『またしても7時以降になると、急失速しました。いったいどういうこと?私もわかりません。』
って、書いてありましたから…


1杯バラして我に返り、
改造タコエギに戻しました。
MADAQの針が小さいからバレたのではないかという疑念が生じたのです。


この頃になると、
すっかり釣れなくなって、
船長、
沖へと走りました。
沖は澄み潮、沖縄みたい。


8:45

4杯目。
タモ取りしてくれた船長も、
あまりの澄み潮にあきれ顔。


釣れなくて、
なんかちょっとダレてきました。


沖でも思うように釣れなくて、
船長、
灘に走りました。



ふと振り向けば、
Mさんがタコをネットにしまっています。
いつの間に…


『しれっと釣らないで、竿をぶち曲げたら教えてください。動画まわしますから(笑)』

なんて、ちょっかいかけると、


『釣っていません。脱走したタコを捕獲しただけです。』とのこと。
失礼しました。




10:00
5杯目乗せました。

中乗りKさん、
早々と横でタモ取りスタンバイしています(汗)。



『まだまだ…あと、20mあります。』

『どうぞ、ゆっくり巻いてください。』


なんて会話しつつの、
至福のリーリング、
安堵の取り込みまでを、


後ろからMさんに、
がっつり動画に撮られていました。
撮るつもりが撮られていたなんて…(笑)


バレろ〜バレろ〜
石になれ〜石になれ〜
と、呪いをかけていたはずです(笑)。



動画から切り抜きショット2枚。


Mさん、ありがとう。
自分が釣っている動画なんて、
我ながら興味深く拝見させて頂きました(笑)。


動画のままブログに載せられると良いのですが、
技術的にできないのが残念…



11:20
沖上がり。

船中0~5。
竿頭2人、Mさんと私。

蛸頭ステッカー頂きました。


Mさん、
船中誰も釣れない時間帯に、
弟子の私が2杯釣ったことが不思議でたまらないご様子…
私も不思議です…


が、


たまたま仕掛けを落とした所にタコが居ただけですよ、ね、Mさん。
♪⁠~⁠(⁠´⁠ε⁠`⁠ ⁠)



今まで苦手だった右舷を少し克服できたかな。


タコ釣りでは、
左舷に風を当てて横に流すので、
右へ右へ流れ、


底に仕掛けをキープする必要があるタコ釣りの右舷では、


人の歩くほどのスピードで、
糸が船底の下へと入り込み、
糸を出せば左舷とオマツリするし、
出さねば、
仕掛けが浮き上がるし、
やりづらいことこの上ないです。


逆に、
右舷ならではのメリットもあり、
実はそれがなかなか魅力的なのですが、


それは、
フレッシュなタコに出会えるという点です。
極端なことを言うと、
左舷は右舷のおこぼれを拾う形となるのです。


今回、
行きついた釣法は、
水深プラス5~10m出したら、
もう糸は出さないっていう単純なもので、
名付けるとしたら、


『コココココ…釣法』
底をコココココ…って引きずる釣法。



若しくは、

『着底するまで我慢釣法』
放っておけばそのうち着底するので、浮き上がっても我慢する釣法。



『〜釣法』って言いたいだけです。



クルクル?

2023-07-20 11:29:32 | フグ
2023.7.9(日)

大洗 光来丸



船長に本日の作戦を聞くと、

『近くでやります。どこへも行きません。昨日、南でさんざん探したけど見つからなかったので…』とのこと。

なんか、
キビしい1日になりそう…


『砂利場ですか?』
と聞くと、

『そう。今日は砂利場です。』とな。


ふ〜ん。
砂利場ってことは、
小フグが多くて、
エビが有利なはず…



ところで今回、
仕掛けに細工をしました。


まず、
大きめのビーズを入れました。
2本のハリスが一直線になりがちでしたので、
これでハリスどうしがくっつかないといいのですが…



そして、
砂利場対策として、
スナップを引っ掛けるだけでくっつく、

エビマシマシアシストチラシを考案し、

チラシにエビ付けたら、

ちと、
ボリューミー…



右舷6人、
左舷7人、
私は右舷の前から4番目です。


右舷の面々をざっくり紹介すると、


前3人はグループ客で、
ライジャケレンタル女性を真ん中に挟み、
両脇男性で、
私のとなりの男性はタバコプカプカで、
会話しないぜオーラギンギン…



後ろ2人は常連さんで、
お互い顔なじみの様子、
わいわいやっています。


何だか私だけ蚊帳の外…
ちょっぴり寂しい。



真沖へ15分。
予告通りの砂利場にて、
スタートフィッシング〜


釣りが始まり、
1~2投したばかりの頃の、

4:56



師匠のMさんから、
『おはようございます。いってらっしゃい。』と、
LINEが届きました。


私のことが気になってしょうがなくて、早起きしちゃいましたか…
そんなに私のことが好きですか?
おかげで私も寂しくないです(笑)


開始30分で、
片舷1匹ずつ、船中2匹ってとこです。
やはり渋いです。
かなり渋いです。


5:19
Mさんに画像を送ると、

『仕事が早いですね。もう捌いてもらったんですね!』とな…

はいはい、
そ〜です。




5:35
再びMさんからのLINEで、


『死んだイワシになりきるために海底から舞い上がってクルクルっと回って落ちるような感じで誘っています。クルッとなった時に針掛りする感じです。』とな。


2週連続竿頭だったMさんの、
竿頭メソッド?
大盤振る舞いじゃないですか!


ていうか、
『死んだイワシ釣法』にアレンジを加えていたんですか!



たしかに…

見たことないですが、
『死んだイワシ』なら、
クルクル沈んでいく気がします!


いやはや…

私にはクルクル沈むという発想、
全くありませんでした。
発想力で完敗…



でも…

クルクルを演出するにはどうすれば良いのでしょうか?
竿をクルクルしても、
20m先のカットウはクルクルしないと思うのですが…


しょうがない…


『死んだイワシのクルクル』をイメージし、


ためしに、

同じ速度では落とさず、
段をつけて落としてみたり、
落とす途中で10cmはね上げてみたりしていたら、


7:20

釣れました。
やれやれ…
開始2時間半でようやくです。



遠くへは行きませんが、
砂利場から砂利場へと移動します。
移動するとき時々、
エンジン全開にするので、

どこかで良い群れを見つけた船に呼ばれたのかなと期待しますが、
そんなことはなく、10分で停まります。

実績のあるポイントを一つ一つ試しているのでしょうか?
船長もイライラしているのかな…



釣れる気がしねぇ…
せっかく頂いたMさんの遠隔アドバイスをなおざりにし、



10:20

右舷から左舷に流す流しで、
流れがキツく、
糸を出さなくては着底しないほどでしたが、
左舷とオマツリはイヤで、
宙ぶらりんにしていた仕掛けで向こう合わせで、

釣れました。


後で考えたら、
宙ぶらりんの時、
死んだイワシクルクル状態になっていたのかも…



11:10


『死んだイワシ釣法』ではなく、
15cm幅のソフト空合わせを繰り返していたら、
3匹目が釣れて、

その後、釣れず、終了〜


船中0~8でした。
右舷0~4でしたが、
左舷ミヨシに上手な方がいたようです…


アシストチラシで、
クラカケトラギスが1匹釣れましたが、
アシストチラシ効果は実証できず、
次回持ち越しかな…





帰港。

光来丸、
本日、今シーズンのフグ最終日でした。

タコに切り替えるそうです。


船長と常連さんが釣り物談義しています。


船長がポロリ、

『釣れるなら何でもいいんですけど…』

切実ですね…



そして、

『次はキハダマグロかな(笑)…昨日、長岡丸(鹿島)で15kgのキハダマグロが釣れたそうです。タイテンヤ仕掛けでPE0.8、糸が細いから、45分、船で追い回したそうです。問い合わせの電話が鳴りっぱなしで風呂にも入れないって言ってました…


いや〜知りませんでした…
温暖化、ヤバいですね…

ついにキハダマグロ…



ホヤフグ

2023-07-08 18:50:23 | フグ
2023.6.25(日)

大洗 光来丸


とあるブログに、
フグがホヤで釣れるって書いてあったので、


ホヤを求めて、
築地の場外市場をうろつきました…が、


なんでだろ。
築地だっていうのにホヤは無く、


念のため、
鮮魚店の大将に確認しましたら、
顔をしかめ、

『ホヤはクセがあるからね〜』
って、いうじゃない。


築地の鮮魚店でそれ言いますか〜



めげずに、
次に、
アメ横センタービルへと行きました。

画像検索したら、
このビルの地下に、
ホヤを売っている鮮魚店があったからです。



なんだ…

築地じゃなくて、アメ横か〜
るんるん
ってなもんでやって来ましたが、


なんと、
ここにもホヤはありませんでした。
情報が古かったのかな…


念のため、
中国人らしき店員に確認しましたら、

目をそらし、
首を横に振りました。

無いのね…



もう、
ホヤ、あきらめるか…

もういっちょ、
御徒町近いし、
『吉池』にも寄ってみるか…
なんだ…
あるじゃん…
よりどり3種類も…

吉池すごい。





4:00 

船長にご挨拶。

『おはようございます。今日は釣れそうですか?』


『昨日、釣果落ちちゃったので、ちょっと難しいかも知れません。
と、自信なさげです。


とその時、
中乗りのIさん、


いつもの茨城弁で、
『今日はダーティーペアがそろってっから…』
と、ニヤニヤし、
何か言いたげな目をしています。



きっとどうやら、


『師匠のMさんと中乗りのIさん、2人がそろった日は釣れない』というジンクスに対抗し、

自ら『ダーティーペア』ワードを用いて、

人に言われるより先に自虐で言ってしまえという魂胆のようですが、


Iさん、
ダーティーペアの、
どちらがMさんで、どちらがIさん?


半解凍のホヤを、

船上にて解体。
歩留まり良く、
すごい分量につき、


Mさんに無理やり1匹進呈し、
4匹でこうなりました。


閲覧注意です。

ドゥワラ〜

デレ〜ン


ホヤって、
なんていうか磯臭く、
アオヤギっぽい匂いだし、
期待してますよ〜




砂利場
水深26mで、
スタートフィッシング〜


周りではポツポツ釣れますが、


私には全くノーシグナル。
ホヤ、
見向きもされません。




【ここでちょっと補足】

大洗出船のフグは、
砂利場か砂場。
字面は似ていますが、

砂利場≠砂場

砂利場では、
こぶし大〜漬物石大まで、
石ころが良く釣れます。
砂利場というより、石ころ場。

根がかりロストはしませんが、
針先があまくなりがちです。

タコ場とも呼ばれます。



去年、
砂利場と砂場の違いが良く分かりました。

あれは、
2022.7.18(祝)

前半、砂利場で、
チビフグだらけ…
エビしか食べなくて、

後半、砂場で、
ジャンボフグだらけ…
アオヤギしか食べないっていう、
極端な日でした。



ちなみに、
今日はずっと砂利場でしたので、


あの日の例に照らせば、
チビフグ…
エビしか食わない日…


実際、
そうなりました。
やさぐれる私…

ふんっ。
エビしか食べないガキ共に、
ホヤの味が分かるもんか!


とはいえ、
ホヤ、もったいないので、
エビホヤサンドとかしてたら、


掛かるようになり、
朝のうち、
チビばかり、
4匹釣れました。


チビは掛けても、
プルプルした魚信で、
チビと分かり、
ガックリきます。


そして…



今回のブログタイトルは、
むしろ、
こちらにすべきだったかも知れませんが、


『死んだイワシ釣法破れたり…』
です。


私がしつこく提唱している、

空合わせせずに、
死んだイワシをイメージし、
上下に漂わせるだけの、
向こう合わせ釣法、
『死んだイワシ釣法』が今日は全く通用せず、



さらにやさぐれる私…

ふんっ。
『死んだイワシ釣法』のソフトな誘いは、
砂場のデカフグに有効なんじゃい!

君たちおチビちゃんは、
ピョンピョンした誘いが好きなんでしょ!


やさぐれつつも、

あれこれ
ヒットパターンを探りますが、
全く
ハマれません。



Mさんが
真後ろにいます。
(2人は左右ミヨシ)


振り向けばMさんが、
大概、
音もなく、
しれっと釣っています。
『サイレントM』です。


聞けば私の3倍ペース。


追いつくどころか、
差は開くばかり。
おさばきタイムで、
私9匹。
Mさん29匹。


となりのおじさん、
29匹と聞こえて、
まじあせり、
そんなに釣ってる人いるのかと、
3回後ろを振り返り、
Mさんを凝視(笑)

Mさんのとなりじゃなくて良かったですね(笑)




ちなみに…


Mさんはフグ竿を使っていません。
正確にはフグ竿を持っていません。

アタリは見ないそうです。
本人曰く、
『見ないというか、アタリ出る竿使ってませんし…』
ってな男っぷりです。


いっぽう私は、
フグ竿使っていても、
アタリが分からず、
結局、見ないっていうダメっぷりです。


アタリを見ない点においてはMさんと同じなので、
心強いです。

が、
とはいえ、
3倍の差はYAVAYだろ…


Mさんのフグ釣りは、
エギタコみたい。
どう見ても小突いているようにしか見えません…


後で聞いたら…
タコ場だし、
実際タコ釣れたし、
タコねらっていたそうです。

ちょうど、

私がふり向いて観察した時、
タコねらいで小突いていたのかも知れません。
しかし、
それでも、
フグが釣れていましたけれど…(笑)


Mさんの小突き釣法にも惑わされ、
ますますドツボでした…

沖あがりまでに、
2匹追加し、
11匹で納竿。

船中1〜30でした。



ブログの更新もせず、
次の週末ダラダラ過ごしていましたが、


その週末もMさん竿頭でした。
2週連続のフグ竿頭。
さすがです。


ところが…
Mさんから、
衝撃のLINEが届きました。

『言い忘れていたのですが今回、前回とふんわり死んだイワシ釣法を取り入れてから調子がいい気がします。』

『タイム釣りの強引なアワセより、掛かりがいい気がします。』

『フワッと舞い上がらせた時にプスプス針が刺さるのがわかりますね。』

『前回は死んだイワシになり切れていない感がありましたが、今回はそこそこ死にきれていたと思います。』


駄目な気がした、
砂利場での『死んだイワシ釣法』について質問しましたら、


『今回の感じだと砂場、砂利場どちらでも有効と思います。うまく死にきれていればのはなしですが。』


なぬ…

砂利場でも死んだイワシ釣法、いけるとな…


自分で提唱したのに、
教えていただきました(笑)