ひだまりーん

むだばなし。

絵本。

2005年08月19日 | その他暮らし
若い頃、絵本屋さんに行くのが好きだった。
同じ建物には木のおもちゃも置いてあった。
時間があるとよく入ったものだ。

子どももいないのに絵本やおもちゃを買った。

ある日、以前に立ち読みをした絵本が欲しくなった。
自分で本棚を探したのだが、見つからない。
店員さんに聞くことにした。

しかし、題名がわからない。
どうしよう。
ダメでもともと、話の内容を説明した。

「男の子と犬が海で出会って、
ともだちになって、最後には別れる話で・・・。
ともだち、とかそういう題名だったんですけど。」

店員さんはじっと私の話に耳を傾けてくれ、
どこかへ行ってしまった。

ああ、やっぱり私の下手な説明では
判らなかったんだろうな。
諦めかけた。

暫くして店員さんが手にしていたものは
まさしく私が探していた絵本だった!
すごい!

「プロ」の仕事のすばらしさというものを
実感した瞬間だった。