約360年の歴史を誇る「九谷焼」は、日本を代表する伝統工芸のひとつです。その九谷焼を「見る」「知る」「作る」「買う」ことができる九谷陶芸村では、九谷焼の魅力を存分に体感することができます。村内には、九谷焼の制作工程や歴史を学べる能美市九谷焼美術館の「五彩館」や名品を間近に鑑賞できる「浅蔵五十吉記念館」、気軽に絵付けや作陶体験が楽しめる「体験館」をはじめ、10の九谷焼店舗が集結しており、手頃な値段で九谷焼のお土産を購入できます。(九谷陶芸村のHPより抜粋)
この九谷焼よりも少し歴史が古いのが、東インド会社によりヨーロッパに渡ると「IMARI」との名で大人気となった有田焼である。九谷焼も有田焼もいずれも白磁器。この製法はヨーロッパへ流出しなかったので、白磁に魅せられたアウグスト2世(ドイツ・ザクセン州ドレスデンの選帝侯)は磁器開発をベトガーに命じて完成させたことは有名。かくしてマイセン白磁器が生まれた。いまや九谷焼や有田焼よりもマイセンの方が世界的には有名で高価なのは皮肉である。
今回、九谷陶芸村の「秀山堂」のご主人と話をさせて頂き勉強になった。ロシア陶磁器と交流があることや森喜朗元首相が、ここ石川県能美の出身で九谷に詳しいことなどなど。
九谷焼美術館・体験館にある登り窯
金沢・武家屋敷跡周辺にある九谷焼の店