1868 明治元年
この頃の世界情勢と明治政府の動き
・1861イタリア統一Byガルバルディ1807-1882
・1871ドイツ帝国 Byビスマルク 1815-1898@ヴィルヘルム1世
1870普仏戦争 ドイツ統一を邪魔したフランスとの戦い
・明治政府は欧州に学ぶBy岩倉使節団5名
1-岩倉具視 1825-1883:右大臣
2-木戸孝允 1833-1877:参議
3-大久保利通1830-1878:大蔵卿
4-伊藤博文 1841-1909:工部大輔
5-山口尚芳 1839-1894:外務少輔
@ベルリン :ビスマルクと晩餐会での会見(会見記録有)→大久保も伊藤も感激したという
・ビスマルクの3回戦争は戊辰戦争と同じだ :デンマーク、オーストリア、フランス
・これは領土拡大戦争ではない
・昔のプロイセンは小国弱小で苦しんだ
・大国というものは利があれば国際法を守るが、利が無ければ無視することを忘れてはいけない
・ドイツ帝国はやっと列強国と対等に話ができるようになった
・日本も富国強兵を行い独立することが植民地化を避けるためにも重要---国際法遵守よりも。
1872 マリア・ルス号事件 : 条約改正の後押し
横浜港停泊中のペルー船内清国人が奴隷であるとして日本政府が解放
・労力(クーリー)は出稼ぎ労働するのに借金:実態は強制労働----アヘン戦争で大量の清人
・一部の労力が横浜で逃亡、日本に助けを求めた
・横浜市長は内情を知って船差し押さえ、労力230人全員を国に返して感謝された
・ペルー政府は露政府経由で日本政府を訴えた@榎本武揚が交渉人
・ペルー外務大臣ガルシアが来日:海上は治外法権、損害賠償せよ
・露は「過酷労働そのものが国際法違反」という日本の言分が正しい
1886 ノルマントン号事件 : 条約改正の後押し
英船が横浜から神戸へ向かう途中の和歌山沖で沈没 英人は脱出したが日本、インド、中国人は37名全員水死
・英領事の裁判で英は無罪By幕末の不平等条約
・日本の世論沸騰----結局再審の結果懲役三か月という微罪
・井上馨外務大臣は鹿鳴館@1883でパーティーして列強になろうとした
・井上馨は不平等条約撤廃の代わりに最高裁判事に外国人採用案をだした馬鹿らしい→世論沸騰
1885 第一次伊藤内閣
・条約改正By陸奥宗光1844-1897(紀州出身の坂本龍馬の部下 イロハ丸事件)
西南戦争連座で投獄中に洋書翻訳をする陸奥を外務大臣に起用した
・政府側の黒田清輝1840-1900が榎本武揚1836-1908を見込んで外交官にする
1891 大津事件 : 条約改正の後押し
・警察官がロシアのニコライ皇太子を切りつける
・裁判官・児島惟謙1837-1908(関西大学創設者)は死刑にはしない判断→諸外国は納得By三権分立
1894 日清戦争 : 条約改正の後押し
・宣戦布告ルールがなかった:最後通告
・朝鮮半島での農民反乱を鎮圧する目的で清、日本が出兵してにらみ合う
・伊藤博文通告「7/24を過ぎても兵を増やせば、日本に対する敵対行為とみなす」
・日本は英貨物船(清が英船をチャーターして清兵1000人のせてた:国際法違反)を撃沈:高陞号事件
経緯:清兵は英船長を監禁して逃走したので、戦艦なにわ(艦長は東郷平八郎)は攻撃
英ホランド博士は「清は違法、日本は合法」とし、英国民の反応も一変した
1905 日露戦争
・日英同盟の英は参戦しないが情報はくれた
・艦隊勝利の後、ロシア本土迄攻め込め!という学者まで居た(マスコミもはやし立てる)
・桂太郎内閣(小村寿太郎外相)は米に仲裁(停戦)を依頼
・米出向中の金子健太郎1853-1942の交渉によりポーツマス条約成立
この時ロシアは負けてない!露兵を満鉄で送り込むぞと脅す(賠償金ゼロ、樺太半分の理由)
小村寿太郎は国賊扱い:日比谷焼き討ち事件
飫肥藩という弱小藩出身の小村寿太郎は、ひきどきを心得ていた
・満州利権は断固譲らなかった(米財閥ハリマンは満鉄共同経営を持ち掛けてきた)
日米共同経営なら日米戦争なかった? 米軍駐留@満州なら対ソ連も有利 戦費出所は英米
1905 初代韓国統監・伊藤博文
1909 伊藤博文暗殺@満州漫遊中のハルピンBy安重根
1911 不平等条約の改正 :関税自主権回復By小村寿太郎&陸奥宗光
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