【先週の礼拝説教回想】7月16日
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 伝道者の書12章1~14節
・説教題 空の空を満たすのは
◎この書の著者は、ダビデ王の跡取りのソロモン王です。ダビデの王位と祝福とに、神のさらなる知恵と富が加えられました。富と権威が増すごとに、政略結婚をしていますので、正妻以外に1000人もの妻が記されています。これによって、外国の異教宗教が王室から浸透して、国中に広まり、ソロモン自身もこの書に書かれているように、虚無主義者に変わり果てて、息子の時代は、国は2国分裂して、異邦の国と似たようになってしまいました。その国もやがて北王国はアッスリヤ帝国に前722年、南のユダ王国は前586年に捕囚にされてやがて世界にユダヤ人は散らされていきます。残ったイスラエル人は前80年にローマ帝国に散らされて完全に滅ぼされました。
◎ひとりの望みある人も、真の神と教えに従っている間は、神に愛され、力と富を与えられて国々の頭とされて繁栄しますが、異邦人の信仰に染まりますと、どんなに栄えても、神から見捨てられ、苦難の道を、歴史をたどることを聖書は教えます。神は人を公平に教え裁かれます。彼は反面的教訓者となりさがりました。
◎伝道者の書は、ソロモンがまだ望みのある間に書き残したはずです。「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」とあるゆえにも。
◎ソロモンはしかし、回復不可能な誤りを犯し続けました。神を敬い、その教えを父、ダビデのように優先させることからずれ、この世の政治、経済だけで王国が成り立つ、繁栄が持続するかのように思うようになったこと、生涯、政略結婚から始まって、1000人も王妃を抱えたことの腐敗、重い税金を課して民を苦しめたこと、それが民心の嫌気を募らせたことなどをあげ得ましょう。あの始まりの、富を求めないで民をさばく知恵を求めた、初々しさからはとうにはなれてしまったのです。
▼結論は、彼自身から説いております。
この12:13,14「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」
小さな自分のことです。そんな危険な恐ろしい事はありませんでしょう。私たちの公でかたったこと、隠れた密事などが計られています。神を恐れ、人に仕えること、愛と謙虚さを身に着けないと「空の空を」は満たされませんでしょう。
・説教者 山田 隆牧師
・引照聖句 伝道者の書12章1~14節
・説教題 空の空を満たすのは
◎この書の著者は、ダビデ王の跡取りのソロモン王です。ダビデの王位と祝福とに、神のさらなる知恵と富が加えられました。富と権威が増すごとに、政略結婚をしていますので、正妻以外に1000人もの妻が記されています。これによって、外国の異教宗教が王室から浸透して、国中に広まり、ソロモン自身もこの書に書かれているように、虚無主義者に変わり果てて、息子の時代は、国は2国分裂して、異邦の国と似たようになってしまいました。その国もやがて北王国はアッスリヤ帝国に前722年、南のユダ王国は前586年に捕囚にされてやがて世界にユダヤ人は散らされていきます。残ったイスラエル人は前80年にローマ帝国に散らされて完全に滅ぼされました。
◎ひとりの望みある人も、真の神と教えに従っている間は、神に愛され、力と富を与えられて国々の頭とされて繁栄しますが、異邦人の信仰に染まりますと、どんなに栄えても、神から見捨てられ、苦難の道を、歴史をたどることを聖書は教えます。神は人を公平に教え裁かれます。彼は反面的教訓者となりさがりました。
◎伝道者の書は、ソロモンがまだ望みのある間に書き残したはずです。「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」とあるゆえにも。
◎ソロモンはしかし、回復不可能な誤りを犯し続けました。神を敬い、その教えを父、ダビデのように優先させることからずれ、この世の政治、経済だけで王国が成り立つ、繁栄が持続するかのように思うようになったこと、生涯、政略結婚から始まって、1000人も王妃を抱えたことの腐敗、重い税金を課して民を苦しめたこと、それが民心の嫌気を募らせたことなどをあげ得ましょう。あの始まりの、富を求めないで民をさばく知恵を求めた、初々しさからはとうにはなれてしまったのです。
▼結論は、彼自身から説いております。
この12:13,14「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」
小さな自分のことです。そんな危険な恐ろしい事はありませんでしょう。私たちの公でかたったこと、隠れた密事などが計られています。神を恐れ、人に仕えること、愛と謙虚さを身に着けないと「空の空を」は満たされませんでしょう。