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インマヌエル宇都宮基督教会牧師 山田 隆・勢津子
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牧師・余白余録

2018年03月27日 06時30分54秒 | メッセージ
マリヤの讃歌 マルティン・ルター著「マリヤの讃歌」岩波書店
(訳本 古い言葉は、現代語に変えております。)
「真に謙虚な人々は謙虚な結果に目を向けない。彼らは純朴な心をもって卑しい事物に目を向け、好んでこれに携わり、しかも自ら自分の謙虚な事をすこしも分からない。水は泉から湧いて出る。この時、求めないで、自ら彼らは細やかで卑しい挙動、言語、住居、風采、衣服を身につけて歩き、できる限り尊貴高大な事物を避けるようになる。そのことをダビデは言う。「人の子の間で卑しいことが崇められるときには、悪しき者がいたるところで横行する」、またヨブ記に「遜る者は誉れに至り、その目を伏す者は福祉を得ん」とある。それゆえこのような人には常に栄誉が思いがけなく与えられ、彼らは思いがけない尊貴をえるということにもなる。これは彼らが甘んじて単純にその微賎な境遇を満足し、高きを願わなかったからである。
 似て非なる謙遜家は自分に栄誉と尊貴をもって満足せず、ひそかに思いをひたすら高く高くへと馳せるのみである。
 それで私が述べたとおり、真の謙遜は自分の謙虚なことを少しも知らないでのである。そう、もし知っていたならばこの美しい徳の姿に慢心するであろう。真の謙虚はむしろ情意、心情、全精神を込めて微賎なことがらに思いをかけ、これに絶えずその目を向ける。・・・
 御使いの挨拶はマリヤの目には不思議に思われ、マリヤはこれはどういう挨拶だろうと考えた。彼女はこのような挨拶を予期していなかったのである。もし仮にこの挨拶がカヤパの娘にもたらされたとすれば、これはどういう挨拶であろうとなどとは考えずに、すぐさまこれを受け取って、「まあ、それ結構、至極もっともなことだ」と考えるであろう。

牧師・礼拝説教(要約)

2018年03月26日 05時09分46秒 | メッセージ
【先週の礼拝説教回想】3月18日
・説教者  山田 隆牧師
・引照聖句 ルカの福音書16章19~31節
・説教題  ラザロの救い
▼この金持ちとラザロのたとえは、15節「あなたがたは、人の前で自分を正しいとするが、神はあなたがたの心をご存じです。人々の間で尊ばれる者は、神の前では忌み嫌われるものです。」 これは富んでいても門前にいる貧しいラザロを憐れと親切心でもって、日々、しもべかだれかを通して、食べ物を施すぐらいの心をもっていたならば、この富んだ人は地獄に行きはしないでしょう。21節を見ると、ラザロは金持ちの食卓から落ちる物で、腹を満たしたいと何時も思っていた。そこにいた犬たちもやってきては、彼のできものの膿をなめていた。
 この金持ちは、余っても与えず、小さなこぼれものもどうにかしてしまう薄情な富める人たちだったわけです。このラザロは死に、御使いたちによってアブラハムの懐に抱かれたわけです。ラザロの語義は「神が助け」なんだそうです。金持ちには名が出てません。気の毒です。
 金持ちも死に、黄泉にくだりました。苦しんでいます。ラザロを懐に抱いているアブラハムに救いを嘆願したのですが、もはや出来ない事をアブラハムに宣告されたのです。彼らにはモーセと預言者との教えがあるではないか、それに聞かないのでは、ラザロガ行っても聞かないだろう。
◎貧しい人、虐げられている人、病める人、体の利かない人、差別されている人などを見下し卑しめる人は、何もしないばかりか、無慈悲に扱い、自らに滅びを来たらしているのです。
 主イエスは、助けられる力をもちながら、心も援助もできない人を救うことはできないと言われるのです。
 人に頼ってしか生きられない人でも神にすがる人は救われます。最も良い食べ物、飲み物、富、安らぎはイエス・キリストにあります。死なない体に変えられてです。これを信じてください。ラザロのような憐れな死に方をしたとしても、神の助けと信じる者を、神が扱わない訳がありません。否、豊かな憐れみの救いをいただくでしょう。
 貧しいから救われると誤解しないでください。富んでいるから滅びるとも言えません。我らの神に対する感謝、愛、奉仕、礼拝、他の集まりなどで養われ、家族や未信者に届けられたらと思います。
◎ラザロの救いを思いましょう。このラザロは天において多くの仲間の聖徒、天使たち、何より父・御子・御霊への思いがあったのです。

牧師・エッセイ 

2018年03月25日 16時10分16秒 | メッセージ
本日はパームサンデー
主イエスは金曜日の十字架の日を
見通して、民の歓呼の声と同じ民が
十字架にかける叫びを発することを
承知の上で受け、凱旋の入京をなさいました。
ろばの子に乗られて。
万人の救いはこの御子によるのです。


祈り
◎本日、パームサンデーです。
真に信じ分かって、救い主を告白できれば、その入京は、我らの凱旋なのです。同胞とローマ人、殊にユダヤの同胞に苦しみを受けました。この刑は世界の全ての人のためでした。従って、告白して信じればだれでも救われることは確かとなりました。本当に恵みであり救いです。このことを良く思いめぐらしましょう。
◎体を病んでおられる方々、不自由になっておられる方々に気を配り続けましょう。それは主が御自分になされたように覚えておられることを忘れずに。
◎受難週を敬虔に送りましょう。来週の礼拝は復活祭(イースター)です。昼は愛餐会を開きます。いつものようにご協力をお願いします。
◎17日卒業された帝京大生が来会されました。

♪今週半ばの集会♪
(土)公園CS         15:00~ ニュー富士見ヶ丘2号児童公園
☎028(621)8661

ガーデンスポット
やぶ椿   山茱萸  梅

教会学校金言☞ 『「キリスト・イエスは、罪人を救うためにこの世に来られた」ということばは、まことであり、そのまま受け入れるに値するものです。』(テモテへの手紙第一1章15節)  主イエスが私たちを救うために十字架にかかってくださったことを信じることの大切さを学びました。

次聖日礼拝説教  「復活後の親しい現われ」ルカの福音書24章36~53節

牧師・三浦綾子読書会(要約)教会

2018年03月21日 06時55分51秒 | メッセージ
・「道ありき」(32)
 病室に帰ってからわたしは思った。(自分の背骨が結核菌に蝕まれているというのに、レントゲンにはっきり映し出されなかったばかりに、こんなに足がふらふらになるまでわからなかった。このままもしわからずにいたとしたら、わたしの骨は全く腐ってしまって、死ぬよりほかになかったのではないだろうか)そしてまた思った。魂の問題にしても、同じことが言えるのではないだろうか。罪の意識がないばかりに、わたしは自分の心が蝕まれていることに気づかないのではないだろうか。
 わたしの心は定まった。一刻も早く洗礼を受けなければならないと、今度は切羽詰まった思いになった。西村先生はこの決心を聞いて、心から喜んでくださった。「全く堀田さんの言う通りですよ。吾々人間と言うものは、罪の恐ろしさが分からないのです。もし癩菌が血液の中に発見された、わたしはどんなに驚いて医者にかけつけていることでしょう。しかし、罪があることを知っても、そんなにあわてふためいて神のところに行かないのです。」こうして私の洗礼は7月5日と決まった。

牧師・ミニチャーチ集会(兼祈祷会)(要約)

2018年03月20日 09時51分27秒 | メッセージ
・聖書:主牧  マタイ11:28
11:28 すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。
11:29 わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。
11:30 わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」


キリストによる人生に疲労の回復を。神に愛されていることを、兄弟姉妹を愛することを会得したい。

牧師・礼拝説教(要約)

2018年03月19日 07時53分20秒 | メッセージ
【先週の礼拝説教回想】3月11日
・説教者  山田 隆牧師
・引照聖句 マタイの福音書28章16~20節
・説教題  主イエスの臨在 
▼本日は帝京大学院をめでたく卒業され、お二人それぞれ就職が決まり、本日はお別れの歓送会を礼拝と掛け合わせてもつことになりました。
 インドネシア人としてとても良く、私たちに解け合ってくれたことは、大変嬉しく感謝なことでした。日曜日、顔を合わせることが出来なくなるのが悲しく、淋しい気持ちになります。しかし、折には来訪されるのではないかと期待いたしたい。
◎さて、本日のみことばは28章20節です。主イエスが十字架の死から復活され、40日間弟子や人々に現われて、天に昇る時に弟子たちに残された命令と約束です。「わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」と、約束「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」と。この大事な約束は、残される私たちにキリストご自身が、世の終りまで一緒にいてくださるというものです。
◎こちらはどう心がければよいでしょうか。
1、この約束を信じている信者である一人であることを自覚していることです。
2、なるべく信仰の火を燃やすように、家で、朝、祈りの時を持つことです。聖書を読むことです。教会の集まりに集まることです。人々を信仰に招くことです。これらはみなキリストを信じて霊的経験をした人々が、自分からしたくなることです。
3、この熱意、習慣を自分から進んでつけてまいりましょう。主の祝福があなたに生涯、ついてまいりましょう。
 良い配偶者が現われるまで主に祈りましょう。純潔を守り、それを相手に与えたらよいでしょう。飲酒は喫煙はしないこと。職場では最初に自分はクリスチャンであることを明言した方が後で楽です。主の祝福を祈っています。
◎20節をご一緒に読み、お二人のために祈りましょう。
「わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」

牧師・エッセイ 

2018年03月18日 14時31分17秒 | メッセージ
「主があなたの心の望みを主がかなえてくださいますように。あなたのすべての計画を遂げさせてくださいますように。」詩篇20篇4節

祈り
◎先週は講壇も、礼拝後も帝京大生2人の歓送会を持ちました。帝京大・大学院の卒業式は3月17日東京で合同でもたれました。25日礼拝に来会される方、会社のある茂原市に転居された方それぞれの兄弟がたの祝福を祈ります。
◎二人の帝京大生は慰めと希望を与えてくれました。このお二人に続く、同大生の信仰者が起こされ与えられますように、切に祈りましょう。
◎教会での読書会に出席された方のために。
◎15日の家庭集会に出席された方のために。礼拝では持てない親密な語らい、もてなしをいただきました。
◎今週、教会墓地の掃除をする予定です。

♪今週半ばの集会♪
(木)ミニチャーチ集会      13:30~
(土)公園CS         15:00~ ニュー富士見ヶ丘2号児童公園
木曜日の集会の場所については教会にお問い合わせください。
☎028(621)8661

ガーデンスポット
椿   山茱萸  梅

教会学校金言☞ 『わたしの願うようにではなく、あなたのみこころのように、なさってください。』(マタイの福音書26章39節)  私たちを救うために苦しい選択をしてくださった主イエスに感謝することを学びました。

次聖日礼拝説教  「ただ一度の贖い」ヘブル人への手紙9章23~28節


牧師・年会合同礼拝説教(要約)

2018年03月15日 06時13分12秒 | メッセージ
年会合同礼拝 3月4日 市川市文化会館
・説教者  インマヌエル綜合伝道団  新代表 内山 勝 牧師
・引照聖句 ヨシュア記14章6~15節 
14:6 ときに、ユダ族がギルガルでヨシュアのところに近づいて来た。そして、ケナズ人エフネの子カレブが、ヨシュアに言った。「【主】がカデシュ・バルネアで、私とあなたについて、神の人モーセに話されたことを、あなたはご存じのはずです。
14:7 【主】のしもべモーセがこの地を偵察するために、私をカデシュ・バルネアから遣わしたとき、私は四十歳でした。そのとき、私は自分の心の中にあるとおりを彼に報告しました。
14:8 私といっしょに上って行った私の身内の者たちは、民の心をくじいたのですが、私は私の神、【主】に従い通しました。
14:9 そこでその日、モーセは誓って、『あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。あなたが、私の神、【主】に従い通したからである』と言いました。
14:10 今、ご覧のとおり、【主】がこのことばをモーセに告げられた時からこのかた、イスラエルが荒野を歩いた四十五年間、【主】は約束されたとおりに、私を生きながらえさせてくださいました。今や私は、きょうでもう八十五歳になります。
14:11 しかも、モーセが私を遣わした日のように、今も壮健です。私の今の力は、あの時の力と同様、戦争にも、また日常の出入りにも耐えるのです。
14:12 どうか今、【主】があの日に約束されたこの山地を私に与えてください。あの日、あなたが聞いたように、そこにはアナク人がおり、城壁のある大きな町々があったのです。【主】が私とともにいてくだされば、【主】が約束されたように、私は彼らを追い払うことができましょう。」
14:13 それでヨシュアは、エフネの子カレブを祝福し、彼にヘブロンを相続地として与えた。
14:14 それで、ヘブロンは、ケナズ人エフネの子カレブの相続地となった。今日もそうである。それは、彼がイスラエルの神、【主】に従い通したからである。
14:15 ヘブロンの名は、以前はキルヤテ・アルバであった。アルバというのは、アナク人の中の最も偉大な人物であった。そして、その地に戦争はやんだ。

・説教題  『この山地をわたしに』
・説教項目
◎「この山地を私に」カレブの信仰にならって
1、73年前「この宣教の地」の約束を受け取り続けよう。
2、この困難な時代、2030年には教会数、信徒数が三分の一になると予測されている。
3、この困難に打ち勝って与えられた所有の地を満たしていきましょう。

牧師・今月のことば

2018年03月14日 10時26分03秒 | メッセージ

牧者の広場            2018年3月

 3月6日は節語で啓蟄、辞書で「冬ごもりの虫が地中からはい出ること。また、その虫」とのこと。
 一種、優雅な心持ちで「春が来た」とうっかりしていると、ハンガーなどに吊るしていた純毛の背広などに食いつき、穴を開けたり、すり傷のようなものをつけて、傷心させられる。だから、納める時に、樟(しょう)脳(のう)をつけているから安心だと思っていたら、樟脳は包まれた紙袋から揮発して、見事空っぽになってしまっていて、効能しなくなっていたのだと解る。残念がって空袋をにぎりつぶしたりする始末。
 虫は生きていて、時節が来るとはい出てくる。人間の時節感は時節や虫などの細密な感知能力にかなわないに違いない。後ろ向きに自然の変化を察知し、細密な時節の転移を暦にして、生活できているわけだ。これにタイミングを合わせ狂うと、とんだ憂き目を見ることになりかねない。
 天地を造られた神が、人間がおのれ自身にもたらせる歴史の転移は、聖書66巻に啓示されている。これを知らないで過ごしていると、禍を自ら招くことになる。後で悔いても助からない事例に富んでいる。神は愛だが、背く者を無理やり服させることはなされない。現代は知と富と技をもってあらゆることを征服できると思い違いをしている。神は天変地異をもって、人を自分がいかに弱い、悟りの鈍いものであるかを知らせようかとこれらを許しておられる。知の指導者、民の指導者は、人の代の移り変わりが、聖書に書かれていて、神が予知して人に与えておられることを知るべきだ。


宗教法人 インマヌエル宇都宮キリスト教会   牧師 山田 隆