○方法俳句511・形容動詞効果2(渺々と)・前山巨峰01・2021-01-02(土)
○「沼初日渺々と人語わたりくる」(前山巨峰01)
○季語(初日・新年)(「→善長寺~館林文学のこみち~」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:「形容動詞効果」第1回は、水がみなぎり逆巻くさまの「→澎湃(ほうはい)と」だった。今回の第2弾は「渺々(びょうびょう)と」。果てしなく広いさまをあらわす。沼は初日を浴びて、人の話し声も遥かから聞こえてくる。
○前山巨峰(まえやまこほう)
○好きな一句「閨怨の詩は微塵とす藻刈婦ら」02
○季語(藻刈・三夏)(「→現代俳句データベース」より引用)※【閨怨けいえん】夫に捨てられた女性が、ひとりねの寂しさを恨みに思うこと。
【Profile】:1913年群馬県館林市出身(就職をつとめた寺社の所在地から推測)。没年は不明。館林市善長寺に句碑。善長寺住職。→長谷川かな女に師事。館林市にて俳誌「ぬかるみ」を主宰した。
※2024/4/8に御息女の前山紀代美様からご指摘を頂きました。前山巨峰先生の読みは「まえやまこほう」であり歿年は40年ほど前ということです。失礼いたしました。またご指摘感謝申し上げます。
です。歿年は、40年ほど前です。
調べると判るとおもいます。