○方法俳句0242・比喩(直喩)=ほど02・北原志満子01・2015-09-04(金)
○「米一俵ほどの満月老婆の旅」(北原志満子01)
○季語(満月・仲秋) 「こめいっぴょうほどのまんげつろうばのたび」
【鑑賞】:米一俵とは現在の60㎏。一日一合として人間ひとりが1年間食べる量とか。ああ、旅先の満月は老いた自分にまずはこの1年を生きよ、と諭しているようです。
○北原志満子(きたはらしまこ)
○好きな一句「四方の葦母と枕を低く寝る」02
○季語(葦・晩秋) 「よものあしははとまくらをひくくねる」
【Profile】:1917年、佐賀県神崎町出身。1951年「寒雷」同人。1962年「海程」同人。1972年「鋭角」同人。1991年、佐賀県芸術文化功労賞。1985年から佐賀新聞の俳句選者。
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北原志満子掲載句
03エプロンに卵かかえて夏至通過(夏至・仲夏)〈次元588・通過(時間)1〉2022/6/21
04老猫の眼あけて座る寒露かな(寒露・晩秋)〈五体669・眼15〉2024/10/8
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