■方法俳句623「シャワー浴ぶ怒声まみれの体なる」(伊藤蕃果)

○方法俳句623・音の物質化14・伊藤蕃果01・2023-06-08(木)
○「シャワー浴ぶ怒声まみれの体なる」(伊藤蕃果01)
○季語(シャワー・三夏)(「→週刊俳句 Haiku Weekly」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧（あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ～）】【→俳句結社索引】

【鑑賞】：何の怒声であるかで解釈が分かれる。ラグビーなどのスポーツの選手や観客の声か。いや、それらは歓声であり怒声とは違うだろう。厳しい職場で受けた声かも知れないが特定はできない。「汗まみれ」をすり替えた「語句すり替え」の句でもある。

○伊藤蕃果(いとうばんか)
○好きな一句「茅舎忌の天象儀から光の粒」02
○季語(茅舎忌・晩夏)(引用同上)

【Profile】：1974年和歌山県出身兵庫県神戸市在住。無所属。