○色彩俳句0312・透明09・松根久雄01・2017-01-04(水)
○「正月の墓すきとほる酒を提げ」(松根久雄01)
○季語(正月・新年) 「しょうがつのはかすきとほるさけをさげ」(→「現代俳句データベース」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:酒の色は水よりも透明に見える時がある。しかし、酒の色は水よりも重さを感じるのだ。それがほんとうの酒の色である。
○松根久雄(まつねひさお)(1927~1998)
○好きな一句「無名こそ貫きとほす霜柱」02
○季語(霜柱・冬) 「むめいこそつらぬきとほすしもばしら」(引用同上)
【Profile】:和歌山県新宮市生まれ、熊野の俳人。作家の中上健次とは縁戚関係。「青年文化会」や「熊野大学」の立ち上げに深く係わった。
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