●色彩俳句342・白54・吉田未灰1・2017-07-31(月)
○「七月の燈台の白波濤の白」(『独語』)(吉田未灰1)
○季語(七月・夏) 「しちがつのとうだいのしろはとうのしろ」(「角川俳句大歳時記・夏」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:七月の最後になって名残惜しむように七月の句です。燈台の白に波濤の白をたたみかけて七月が尽きます。
●吉田未灰(よしだみかい)(1923~2016)
○好きな一句「歩かねば芭蕉になれず木下闇」(『刺客』)2
○季語(木下闇・夏) 「あるかねばばしょうになれずこしたやみ」
【Profile】:群馬県出身。17歳の頃より俳句を始め、戦中は「雲母」「草汁」に投句。戦後、渋川市にて本格的に俳句に熱中し、「暖流」「鴫」を経て、→石原八束の「秋」同人となる。1950年より俳誌「やまびこ」を創刊主宰。現代俳句協会名誉顧問。
おはようございます。
七月の白と八月の白では確かに感じが違うように存じます。そこを詠まれるのはすごい感性だと思います。今朝も有難うございます。ご自愛の程を。朝より蝉しぐれの大合唱です。