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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■色彩俳句672「母が家の淡き灯しや蚯蚓鳴く」(山田澪)

2024-10-31 04:56:00 | 色彩俳句

○色彩俳句672・淡色6・山田澪01・2024-10-31(木)
○「母が家の淡き灯しや蚯蚓鳴く」(山田澪01)
○季語(蚯蚓鳴く・三秋)(「→カロ冬扇へようこそ」より引用)【→色彩俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえけこすせそちつてとぬねのふへほむめゆ~)】【→俳句結社索引

【鑑賞】:春の亀のみならず蚯蚓(みみず)をも鳴かせる俳句の度量といえようか。鳴く諸々の虫の中に蚯蚓を加えた。この大胆さと淡い母の家の灯りが激突した句。


山田澪(やまだみお)
○好きな一句「婚礼の受付に来る夏つばめ」(『海鳥』2022)02
○季語(夏つばめ・三夏)(引用同上)

【Profile】:1935年岡山県美作市出身兵庫県明石市在住。1987年俳誌「」入会、→波多野爽波に師事。「青」終刊により1991年「」入会。1999年「」(→西野文代代表)入会、「文」終刊により2015年「」入会、→石田郷子に師事。2020年第11回「椋年間賞」受賞。「椋」会員。


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