○五体俳句616・指紋1・前原東作01・2023-04-18(火)
○「指紋よ■挽歌のときも■未然形のまま」(『前原東作全句集』1994)(前原東作01)
○季語(無季)(「→現代俳句データベース」より引用)※■は文字空け【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:指紋はしっかりと指に張り付いているのだから五体の一部といえよう。挽歌の時は未然形のままの指紋。挽歌後は少し摩耗しているだろう。そして指から離れて物に移っているのかも知れない。
○前原東作(まえはらとうさく)(1915-1994)
○好きな一句「樹の洞より乳あふれ出るぼくの四季」02
○季語(無季)(「俳句研究年鑑95年版」より引用)
【Profile】:愛媛県松山市出身。新潟と鹿児島に転住。1930年鹿児島一中俳句会で句作。「天の川」に投句。1933年句誌「仙人掌」創刊。→大橋櫻坡子の指導を受け、→篠原鳳作らの「傘火」に加盟。九大医学部在学中「九大俳句」で活躍。→吉岡禅寺洞の「天の川」編集を担当。1955年「形象」創刊。
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