○次元俳句542・尖る(空間)2・中村祐子01・2021-08-06(金)
○「今朝秋の折鶴どこも尖りゐし」(中村祐子01)
○季語(今朝秋・初秋)(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)【→次元俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:折鶴再発見の句である。頭も嘴も、両翼も足も、胴も尻尾も折鶴のどこかしこも尖っていないところはない。76年目の広島忌。明日は「立秋」。
○中村祐子(なかむらゆうこ)
○好きな一句「水馬ちりちり散つて水の張り」02
○季語(水馬・三夏)(引用同上)
【Profile】:1935年旧朝鮮黄海道生まれ。戦後福岡へ帰国。→今村俊三の「桃滴舎」同人。「琅玕」「槐」同人。1992年「桃子集」創刊代表。福岡俳句文学協会県知事賞、福岡市文学賞。
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