APOSTROPHES アポストロフII

久しぶりにブログを再開しました。

落語

2020-04-12 22:08:31 | 日記
学生の時から鈴本に通っていた夫、私も好きなのでよく一緒に行きました。
帰りは不忍のうなぎ店に寄って帰るのが定番でした。
時には気分を変えて新宿の末広亭に行ったり、
最後に行ったのは国立演芸場でしたね。
でも夫は末広亭や鈴本が好きだといいます。
きっと終わった後の混沌とした街のざわめきがいかにもリアルでいいのでしょう。
国立劇場は整然としたお堀端ゆえ、なーんにもなく余韻が楽しめないのかもしれません。

娘が退屈しのぎにと落語のDVDを送ってくれました。
CDは声だけですが、DVDは映像ですから臨場感が味わえていいものです。
楽しみが増えました。

実は落語以外にずっと探しているものがあります。
まだ中学生のころ、ラジオで「日曜名作劇場」という番組がありました。
確か、夜10時ごろだったか、勉強もすみ、お茶を飲みながら家族で耳をすまして聞き入った番組でした。
それもそのはず、森繁久弥と加藤道子という当代きっての二人の名声優、全部の登場人物を二人の声だけで演じ分ける、その変幻自在な演技にズンズンと引き込まれていきました。
「ビルマの竪琴」の最後のシーンは今でも森繁久弥の声のまま耳に残っています。

是非、もう一度聞きたいと探しましたら、NHKから復刻版が50年前ぐらいに出て、それが京都の古本屋にありました。
しかし、タッチの差で売約済みになりました。

残念!!

落語も朗読も「話芸」、
間の取り方、息継ぎの仕方、声色の七変幻、、、芸術なのですね。

あぁ、、もう一度聞きたい、、、
あきらめないで探しましょう。