APOSTROPHES アポストロフII

久しぶりにブログを再開しました。

2008年の放送ー「パンデミックの脅威」ー

2020-04-15 20:08:07 | 日記
早めに夕食を終えたのでテレビをつけると「新型インフルエンザの脅威 パンデミックへの対策」という番組がBS1であっていました。2008年放送の番組です。

品川区には昔から感染症指定病院の都立荏原病院があります。
そこで(品川区を例に)パンデミックが起きた場合に備えーこの時は新型インフルエンザでしたがー日頃から予行練習をしている様子が映っていました。

防護服を身に付けた医者 看護師、モデルの患者とのやり取り、そこで浮かび上がった課題ー医者は「防護服は暑いし、よく聞こえない」「一人の医師が診られるのは3時間が限度」「90%のベッドが埋まっている日常にさらに患者が増えると対応できない」
(多分、荏原病院のことだと思いますが)一番大きな病院さえ、人工呼吸器は90台しかなく、
その90台も常にフル稼働している。パンデミックが起きると推定1日480台は必要
「国の対策を求めたい」等々

アメリカも各州が対策を練っています。
NY大学病院は実際にパンデミックが起きたことを想定し、リハビリセンターに患者用のベッドと人工呼吸器を設置し実演しています。
「明日 パンデミックが起きたらどうしますか?」と医師にいきなり看護婦長が尋ねます。
pc画面を見ながら医師は「明日予定されている緊急性のない手術など35事例を取りやめにします」と即答。

リハーサルですよ。
しかも2008年の放送です!

それから12年、日本はその間、何をしていたのでしょう?

先日、ビルゲイツがTEDというプレゼンで「今からの脅威はミサイルでもない、核でもない、
物ではないのだ」
「それは目に見えない微生物との戦い、ウイルスとの戦いになるだろう」と話していました。
これは2015年の発言です。

預言者的で驚きましたが、このパンデミックの放送をみてやっとわかりました。

アメリカでは2008年以来パンデミックが近々起こると捉えていたのですね。

「ものの見え方」が違いすぎます!

またアメリカでは「命の選別」も大きな問題として議論されています。
国民の声も吸い上げた結果、職業や子供、高齢者、既往患者など、優先順位が決められています。

今回、この合意は反映されているのでしょうか。




お腹いっぱい

2020-04-15 17:57:58 | 日記
一昨日 オグリのことを書きましたが、軽く見るものではありませんでした。

3時間の長丁場だし、猿之助の熱演、大勢の出演者、絢爛豪華な衣装、最後まで流れる道山の音楽、

片手間に見ると失礼とさえ思いました。

照手姫と小椋判官の恋物語とひとことで言えばそうですが、仏教的なもの、閻魔大王のこと、
生き抜くこと、、、、厚みのある内容のセリフ、、、

梅原猛のメッセージが至るところに溢れていました。

ここでは観客の歓声が一気に盛り上がる場面、ここは舞台と客席が一体となって拍手喝采、、
と想像しながら見ましたが、無観客であれだけの熱演をした役者の皆さん、さぞや残念だろうと思いましたが、その向こうにこうして見てる歌舞伎ファンがいることを思っての熱演と感じました。

いつになるかわかりませんが、今度は是非、舞台を観に行きたいと思います。

夫も背筋を伸ばしてずっと観ていました。

あまりないことです。

午後は小三治のyoutube

お腹いっぱい!