昨日、Yahoo ニュースのサイトを開くと「Red chair」というコーナーに安藤忠雄さんのインタビューが出ていました。ご覧になられた方も多いかと存じます。
冒頭の写真と雰囲気が違うのでどうされたのかなと思いながら聞いていました。
数年前にがんが見つかり、次々に手術した結果、膵臓、肝臓、胆嚢、十二指腸、胆管(正確かどうか)の五つの臓器を摘出、「人間、そんなに臓器がなくてもいい」「以前より調子がいいんですよ」
撮影現場(大阪の中之島公会堂ー正式名は大阪市中央公会堂)の一室、入口からその赤い椅子まで軽やかに歩かれる姿や話し方、もう完全回復という感じです。
医者からは「食事は40分かけてゆっくり」(今までは10分だったそうです)、「歩け歩け」と言われ、一日1万歩を歩いているとのこと。安藤さんだったらそうだろうと思いますね。
建築関係の友人は安藤さんと交流があり、以前、こんな話をしてたのを思い出しました。
「彼はあまり食にこだわりがないので、彼が作る家のキッチンは小さいんですよ。(もちろん施主が広くと希望するとそうされるでしょうが)、でも住吉の長屋はともかく、彼の建築はとても美しいと。
「学歴がない」「社会基盤がない」「頭がそれほどよくない」とご自分で分析、
誰も相手にしてくれなかった、だから全力で生きてきた、と。
また若い時にボクシングをされてたことは有名な話、戦って勝つと4千円もらえた、喧嘩やってお金が稼げるなんてと何といいんだろうと思ったがファイティング原田が登場してとても敵わないと思い諦めたとも。
「戦う」ということが原点、
不屈の方です。
今、パリのルーブル美術館の前に建築中のものがあるそうです。
まる?か球形?かわかりませんが今まで誰も目にしたことがない建築らしいです。