ではルールブックのプレイ例を見ていこう。日本軍プレイヤーはヘックス1417より長城線を越境し、天津、北京、大原を経て鄭州を目指す。鄭州攻略作戦の予定ルートは以下のとおり。
山西軍閥をひきいる閻錫山の人物像は、エピソードを見るかぎり「コテコテの小悪党」といったイメージか。それに対して日本軍の補北支那派遣軍参謀はジャーナリスト半藤一利をして「絶対悪」と言わしめた人物だったりする。
プレイヤーは日本軍を、ゲームのシステムが中国軍を担当する。中国軍は組織的な軍事行動を行わない。
日本軍が１つのヘックスに進入するごとに、プレイヤーはイベントのため２つのダイスをふり、中国軍の兵力を決めるため１つのダイスをふる。昔あった「アフリカ探検」というゲームのようなシステムと言えば、分かりやすいだろうか。
ランダムイベントは１３種類あり、そのうち６つは第1ターンでは関係ない。
第1ターンにイベントのおこる確率は各ヘックスごとに18/36=50%。
イベントには「日本軍による科学兵器の使用」、「日本軍による○○大虐殺」、「蒋介石の介入による中国軍の混乱」などがある。
