ジェームズ・ダニガン「メッツ進撃作戦」。日本では1982年、『ウォーゲームハンドブック』として出版された。
1944年9月、ジョージ・パットン将軍は、後退するドイツ軍が強力な防衛態勢をとる前に要塞都市メッツの奪取をめざしモーゼル河の渡河作戦を敢行した。
見たことがある人は多いと思うが、やったことのある人は少ないんじゃないだろうか。かくいうvox6336もこれを積みゲーにしていて、やるのは今回がはじめて。
1944年9月、ジョージ・パットン将軍は、後退するドイツ軍が強力な防衛態勢をとる前に要塞都市メッツの奪取をめざしモーゼル河の渡河作戦を敢行した。
当時の連合軍の状況はといえば、米軍の一部(第20軍団中の3個師団)による北部フランス追撃作戦がちょうど終了したところであった。したがって連合軍の補給線は伸びきっており、先鋒の米軍にはもうあとひと押し分の物資しか残されていなかった。
が、もしここでモーゼル河の渡河に成功しておけば、ドイツの西部防衛線全体を脅かすことができるはずである。そうすれば、パットンは1944年中にライン河の渡河にとりかかることができただろうし、戦争終結も数ヶ月は早まったに違いない。