TOY VOX

管理人VOX6336が昭和レトロな遊びをするだけのブログです。スマートフォンでの閲覧推奨。

メッツ進撃作戦 12

2021-09-17 19:05:01 |  初心者向けウォーゲーム
ドイツ軍将校「こいつらまだ子供じゃないか....これでどうやって戦えと言うんだ」


メッツ正面には第462師団の3個連隊が配置される。第1ターン(9月7日)のアメリカ軍攻撃フェイズにどれだけ持ちこたえられるのだろうか。



「ドイツ軍の『師団でない師団』とは、第462師団のことである。この部隊が師団と呼ばれていたのは、師団並みの司令要員(200〜300人の将校及び司令部づきの兵員)を用いて各所に展開していた独立部隊を統轄し、師団としての機能を持たせようとしたからにすぎない。が、この試みはメッツ近辺に2個の訓練部隊士官候補生から成る部隊(ファーネンユンカー)と下士官候補生から成る部隊(ウンターフューラー)の教官や生徒らがいたこともあって、けっこううまく働いた。士官候補生連隊の兵力は2200だが装備が劣悪。下士官候補生連隊は兵力1600で装備は士官候補生連隊とほぼ同等であった。このほか、第462師団を構成していた部隊には第1010保安連隊がある。この部隊はたまたまこの地域にいただけで、兵力わずか600という二線級部隊に弱体化してはいたが、指揮が優れていたためにしばらくは陣地を保持することができた。」
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メッツ進撃作戦 11

2021-09-17 04:34:06 |  初心者向けウォーゲーム
ドイツ軍の右翼、ティオンヴィル前面の森林地帯には第559国民擲弾兵師団の第1125歩兵連隊(0502)と1126歩兵連隊(0403)を配置。ともに戦力評価は1。


(本文より抜粋)
「ドイツ側に4個師団があるとはいっても、このうちのひとつは実質的には師団ですらない。しかももうふたつの師団は著しく弱体化している。完全戦力の師団は第559国民擲弾兵師団だけだが、これもノルマンディーの侵攻以後に急造された新設師団のひとつで、訓練だけは充分に受けていたものの実戦経験はほとんどない部隊であった。定数の面から言っても、独軍連隊の兵員数は同規模の米軍連隊の3分の2にも満たないありさまだ。そのうえ、独軍部隊(古参兵が少ないこともあって)米軍部隊よりも実戦経験が少なく、さらに不利なことには 装備や弾薬量が米軍よりもずっと劣っていたのである(メッツ戦当時米軍は補給に困難をきたしていたが、それでも独軍よりはずっとましであった)。」

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メッツ進撃作戦 10

2021-09-17 01:56:53 |  初心者向けウォーゲーム
要約。ロレーヌ戦役の攻勢限界点はモーゼル川。敗走中のドイツ軍はメッツに集結して守りを固めていた。ここは防御側にきわめて有利な地形である。

第20軍団にのこされたガソリンはあとわずかだった。この時期連合国軍最高司令官アイゼンハワーはオランダ方面への大規模な空挺作戦を計画しており、ガソリンはすべてモントゴメリーへまわされていた。

それでもパットンは、9月7日、メッツへの攻撃を開始した。


ゲームへもどろう。ドイツ軍プレイヤーが先に、ユニットをマップ上の決められたヘックスに配置する。

この表にしたがって、

10ユニットをこのように配置する。




 



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メッツ進撃作戦 9

2021-09-17 00:37:17 |  初心者向けウォーゲーム
「ブア・デ・ジェニヴォーの北には、ドイツ前衛部隊がヴェルヌヴィル(0406)とアブヴィルの村を中心と する高地に展開していた。が、ドイツ防衛線中央部で最大の戦力が陣取っていたのは、ずっと東の方である。まず、アマンヴィラー高地の同名の村のすぐ背後には、森に覆われた尾根地帯に多数の砲兵陣地。さらに、このアマンヴィラー高地は北の方へ、ドイツ側から見れば右翼の方へ伸び出しているわけだが、このあたりにはサン・ プリヴァやロウクール村を中心に防衛の第一線が形成されていた。この背後からオルヌ川にかけては、でこぼこの高地やこんもりとした森の交錯した地帯が北東へ斜めに続いている。この防衛線の最北端あたりになると、防 備はかなり手うすであった。一方ドイツ軍の主防衛線だが、これはブア・ド・ジョモンからブアー・ド・フェーヴェスの尾根に沿って、一種のスイッチポジション (正面に平行な数段の陣地を繋ぐ、斜交陣地)の形で展開し ており、多数の陣地と防壁とで補強されていた。ただし、この地域はメッツ南部と違い、モーゼル高原がなだら かにモーゼル河へと続いている。マジエーレ・レ・メッツ一帯には広く平坦な氾濫地帯があるため、万一攻撃側が西方の急斜面を突破してきたなら、一気にメッツまでなだれこまれる恐れもあった。」



「結論すれば、メッツ西方の一帯は、極めて防御に適した地形だと言うことができる。ドイツ軍主防衛線の前面にあって、緩衝地帯の役割を果たす長く視界のよい斜面。部隊の移動や補給活動を攻撃側の目から覆い隠してく れる木々の茂った山頂や峡谷。起伏の激しい地形は少数の戦力で防御するのに最も適している。峡谷や枯れ谷、木の密生した森林地帯のおかげで、大部隊であると偵察部隊であるとを問わず、逆襲をかける機会も充分にある。かてて加えて、ドイツ軍の兵士たちはこの一帯を演習場に利用し、地利に精通していたのである」
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