蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

第13回JA若狭杯争奪学童野球大会 最終日

2016-06-12 22:53:58 | 2016年学童野球
第13回JA若狭杯争奪学童野球大会の最終日。この日は、準決勝及び決勝に挑みました。準決勝の相手は雲浜(小浜市)。初回からスリーランホームランで先制する絶好の滑り出しとなりましたが、中盤にツーランホームランを浴びて1点差に詰め寄られました。初回以降、三者凡退が続いて追加点が望めない状況でしたが、4回にタイムリーヒットが飛び出すと5回以降はホームランやヒットから追加点を重ねました。最終回、バッテリーのミスから追い上げをされましたが、なんとか8対5で勝利でき、初の決勝戦進出を果たしました。

続く大飯との決勝戦は、初回にノーヒットから先制点を許す展開になりました。そんな状況でしたが、2巡目を迎えたクリーンナップが黙ってはいませんでした。二者連続のソロホームランが飛び出し一気に逆転。この後も、4本のホームランから徐々に点差を広げました。終盤で連打を浴びて2点を返されましたが、継投策で乗り切って7対3で勝利。13回目の大会で初優勝に輝きました。

【これからは追われる立場】
13回目にしてようやくJA杯を獲得しました。全員野球で勝ち得た初優勝。それぞれに良いところもあればそうでないところもあり、それをみんなでカバーし合って勝ち取った栄冠でした。県大会という大舞台の経験が、それぞれを一回り成長させた結果です。
―これからは追われる立場―
驕(おご)れる事なく、成長を繰り返したいと思います。

【外野陣は若狭地区で1番】
今年の特徴の1つが首記の通りです。この日は、雲浜戦でピンチを脱したこはる(6年)の守備や決勝の大飯戦で右中間を破られたホームラン性の打球を追いかけ、スリーベースヒットに取り押さえた蒼空(5年)の守備は見事でした。今大会には、亘佑(6年)の見せ場はありませんでしたが、外野の守備力は若狭地区で1番である自信があります。ピッチャー陣が安心できる背景には、この3人の守備力である事を知らされた大会でした。

【ピンチを脱したプレー】
準決勝の雲浜戦、ファーストの彩音(6年)とサードの睦生(6年)が素晴らしいダブルプレーを演出しました。ランナー1塁の場面でショートゴロに打ち取って1塁へ送球した場面でしたが、隙を突いた走者が三塁を狙って走りました。ショートからの送球を受け取った彩音(6年)の迅速かつ正確な送球と、それを受けた睦生(6年)の見事なグラブさばきからダブルプレーを奪ってみせました。均衡した試合だっただけに重みのあるプレーでした。

【上位も下位も無い打線】
昨今の3試合は、下位打線からの出塁からも得点を奪いました。この日の準決勝は、悠矢(6年)のバットから追加点を広げ、5回は先頭バッターとしてヒットで出塁すると、続くホームランから得点。6回には、ヒットで出塁したこはる(6年)を彩音(6年)が送りバントで進塁。すると、続く悠矢(6年)がレフト前にタイムリーヒットを放って、貴重な追加点を挙げました。どこかれでも得点を奪えるのは確かな強み。県大会を舞台にしても通用するよう期待します。

【打の印象】
今大会は、蒼空(6年)が4本、星輝(6年)が3本、亘佑(6年)が2本、睦生(6年)こはる(6年)蒼空(5年)がそれぞれ1本ずつホームランを打ちました。特に決勝の大飯戦では6本のホームランが飛び出すなど、派手な奪い方をした試合でした。その反面、スクイズやヒットエンドランなど細かな失敗が気になった大会でもあり、上位大会を目指すには精度の向上を要求される事も納得した大会でした。

【3枚看板】
初戦の口名田戦と準決勝の雲浜戦は、蒼空(6年)から星輝(6年)の継投、決勝の大飯戦は、瑞生(6年)から星輝(6年)への継投で乗り切りました。3人とも違ったタイプですが、それぞれにそれぞれの課題が見つかった大会でした。1日に2試合をこなすトーナメント戦を勝ち抜く為にも、更なる成長を期待します。

母親間の話題にも挙がっていたようですが、成和球場での試合は今回で最後となりました。ここは、思い出深い球場だったようにも記憶しています。同学年の中でも、出世頭だった瑞生と星輝が挑んだ当時4年生の春の県大予選。昨年のJA杯準決勝、1対6で迎えた最終回で放った当時5年生だった蒼空のホームラン。そして、今年の春に行われた最後の最後まで勝負が分からなかった県大予選の大飯戦。全てが記憶として鮮明に残っています。
これからも一つずつ終わりを告げていく6年生達の学童野球ですが、その姿にしっかりと目をやりたいと思います。

                   おわり

コメント
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