蒼い空の下で

文系男子の何気ない1日を記します。

高円宮賜杯第36回全日本学童軟式野球大会 大飯郡予選最終日

2016-05-02 16:17:20 | 2016年学童野球
大会最終日は、おおい町運動公園の多目的グラウンドで行われました。この日の相手は、高浜クラブと名田庄スピリッツ。1試合目の高浜戦は、2回までの攻撃に雑さが見受けられました。しかし、安定した先発ピッチャーの投球で試合をまとめ、味方の援護を待ちました。3回表、足で掻き回して一挙6点を奪うと試合展開はそのままとなり、結局7対0の5回コールド勝ちといった結果になりました。

最終の名田庄スピリッツ戦は、初回からスリーランホームランで先制する絶好の滑り出しとなりました。毎回、得点圏にランナーを背負う苦しい守りでしたが、キャッチャーのダイビングキャッチや内野陣の守備から追加点を与える事はありませんでした。持ち前の機動破壊と長短打で追加点を重ね、終わってみれば11対3で6回コールド勝ちした試合でした。

【今大会のMVP】
今大会を10打数4安打、4四球、13盗塁、出塁率8割を記録したのが2番バッターの5年生でした。このような中、4試合を通じてノーヒットでホームインする場面もしばしばありました。県大会という舞台で、多くの関係者に見てもらいたい選手の一人です。県の陸上競技会の上位入賞者である母親から受け継いだ脚力を持って、県大会でも大いに暴回ってくれる事と思います。

【もう1人のMVP】
今大会は、出場機会が少なかった6年生の女の子がチームの為に出来る事をやってくれました。大会直前は、経験のなかった内野守備の練習にも取り組みました。また、この日はランナーコーチを積極的に務めて攻撃の力になってくれました。しかし、この大会はあくまで通過点です。彼女には出場機会が少なかった悔しさを糧に大きく成長してくる事と思っています。

【試合展開を引き戻したプレー】
高浜戦の序盤は、上位打線の大振りから単調な攻めが目立ちました。そんな嫌な流れを断ち切ったのが8番にいた6年生でした。フォアボールで出塁すると3塁まで盗塁。相手のエラーから先制のホームを踏んで、その後の攻撃に勢いを付ける牽引者となりました。また、名田庄戦でも同様のケースで追加点に絡んでくれました。

【内野守備の精度を高める】
今大会は、堅実な外野守備に目が留まりました。その結果、今大会の外野守備の際立ったミスは無く、満点が与えられるものでした。その反面、内野陣は4試合を通じて目立ったエラーが多くあり、県大会に向けて精度の向上が求められるようです。

【県大会出場を決めた最後の場面】
名田庄戦、序盤に8点を奪ってからは得点が奪えませんでした。逆に、毎回のように3塁までランナーを進められて嫌な試合展開になっていました。8対3でリードのまま、迎えた6回裏の攻撃は1番からの攻撃となりました。そんな中、フォアボールで2人が出塁し、今大会の特色だったダブルスチールからワンアウト2・3塁の場面を作り出しました。ここで打席に立った4番が打ったのは、定位置よりも大きく下がっていたレフトの頭上を越していく特大のホームランでした。この瞬間にコールド試合が成立、12年ぶりの優勝に歓喜した瞬間でもありました。

今大会は、大飯スリーアローズとの接戦を何とか勝ち取れた事が優勝に�壓がったと思っています。閉会式で、子供達に賞状や優勝旗そして優勝杯が授与されるのを見て、少しずつその実感が沸いてきました。

閉会式が終了後、しばらくしてから我が子が勝負を決めた打球方向を見上げると、それはみんなの想いを乗せた方向でした。
―そう、県大会の舞台となる越前町へ―
       
                  おわり


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高円宮賜杯第36回全日本学童... | トップ | 練習日記@2016.5.8 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2016年学童野球」カテゴリの最新記事