雪国北海道も、3月に入り雪解けが進んでいたのに
何度も冬に逆戻りして
なかなか春が遠い今日この頃。
遠いと言えば、私の手首も
なかなか完治にたどり着けない今日この頃。
もう3月も終わるというのに。
1月15日に骨折して、ギプス固定は4~6週間の予定で
でもその間に骨折部位がズレる可能性があって
もしそうなったら即手術との事でした。
『骨がしっかりしてるから大丈夫だと思う』とは
言われてたけどドキドキ
でも2回目の通院(骨折12日後)直前に
手術がちらつくように。
というのも、あまりに不自由な生活が辛くて・・・
最初は左手だけでも意外と大丈夫って思ってたけど
慣れてきたら上手くできない事にイラついちゃって。
そりゃずっと右利きで何十年も生きてきたんだから
急に左利きになんてなれる訳がない。
でもあの時は何だか辛くて。
今思えば、精神的なショックが大きかったのかも。
で、いっそのこと手術した方が早く治るって思ったら
手術っていう選択も有りかな、って。
ある野球選手が去年右手首骨折したのを思い出して
まぁ一流アスリートとは手術内容も何から何まで
全然違うけど
でも手術後2週間で普通に右手が使えるようになってたのを見ると
思わず手術したいって思っちゃって。
それで2回目の通院時に、手術の事を先生に聞いてみると
手術の為の入院期間は2泊3日
そして腫れが引けばすぐに動かせるって聞いて
これはますます手術したい気持ちが強まった瞬間
『でも1年後にプレートを外す手術が必要になります』って。
1年後にまた手術か・・・
それを考えると、踏みとどまっちゃった。
今は早く良くなりたい一心で手術って強く思うけど
1年後は全然元気なのにまた手術っていうのもね。
もしズレてしまって手術になれば
1年後のプレート除去手術も止む無しだけど。
そんな中、3回目の通院も無事クリア。
もうここまできたらこのままギプス固定で
治るのを待った方が早いね。
通院時は毎回骨折部がズレてないかチェックするのに
レントゲン撮影をしてたんだけど
この3回目の通院時は
初めてギプスを外してのレントゲン撮影。
いきなりギプスを外れさてびっくり
ギプスっていっても私の場合は
ギプスシーネっていう半分だけので
それを専用の包帯で巻いてただけだから
簡単に外せるんだけど。
こんな感じ。
レントゲン撮影が終わったら、レントゲン技師さんが
ギプスをまた巻いてくれたんだけど
それが緩くて手首が動く痛い
で、帰宅後自分で巻き直してみる事に。
骨折した日、治療するのに部分麻酔をした時の
絆創膏も貼ったままだったし。
そうそう
レントゲンを撮るのにギプスを外したら
腕の真ん中あたりに、どういう訳か
あいたんの毛が入り込んでてびっくり~
最初、すごい太い毛が一本生えてきたって思って
びっくりしたよ~
ギプスの包帯を、自分でも何度も巻き直してみたけど
どうもしっくりしないんだよね。
きっと、腕の筋肉が落ちちゃって
ギプスを装着した時とは腕の太さとか微妙に違って
最初の通りにはならないんだろうね。
そういえば、この日の会計はいつもより70円高くて
何かと思って明細書をみてみたら
どうもこのギプス装着で70円高かったらしい。
え~
こんなゆるゆるの包帯巻きで70円
だったら最初から自分でやったのに。
そして4回目の通院は10日後。
いよいよ
先週、あいたんをやっとランに連れて行く事ができました
何と2か月ぶり。
今シーズンは12月にどっさり雪が降ったから
お正月明けに行った時も結構積もってたけど
さすがに2か月も行ってないと
すっかり雪深くなってました。
私の右手首のギプスが取れたら
すぐ運転できるかと思ってたけど
全然無理だった・・・
家の前で、ちょっと車を動かしてみようと
ハンドルを回そうとしたら、右手に激痛・・・
でもランの会員期限が3月1日だったから
それを目標に頑張ってリハビリして
10日後には、ハンドルを回しても痛みがなくなった
それでいよいよと思った矢先
公園で転倒してまだ曲がらない右手首を強打・・・。
やむなく延期となりました
で、当初の目標より2週間も遅くなったけど
やっとやっと行けたよ。
でも車の運転は、近所のスーパーに2回行っただけだったから
30分の道のりはドキドキ
まだ手首は曲がらないし。
だけどあいたんは楽しそうに走ったり、探検して。
久々にお友達にも会えて
いつもは、会っても挨拶もしないのに
これだけ会ってないと
さすがに嬉しかったみたいだね。
珍しくお友達のママさん達にたくさん撫でてもらって
テンションアップ
ホントにすっごく楽しそう
私のケガで、あいたんに寂しい思いをさせちゃった・・・
冬は、雪の中を走るのが楽しそうで
雪遊びもだし
夏は行けないちょっと上のゴルフ場まで
登ってみるのも楽しみの一つだから
冬のランは寒いけど、私も楽しみだったのに・・・
ま、仕方ない。
冬はまたくるさ。
ねっ
それに、今ならまだ
冬は通行止めになってるランの奥までお散歩できるしね。
奥にある山の登山口までGO
と、思ったけど途中でUターン。
夕方になってきちゃって日が陰ると寒くなってきちゃって。
帰り道は、あいたんがこんなに先に行っちゃうから
かくれんぼしながら帰ってきました。
あいたん、たまにしか振り返らないから。
振り返って私がいないと、焦って戻ってくるんだけど
どんなに隠れても、私の居場所はわかってるみたいで
『何してるの?早く帰るよ』って顔してたのが面白かった~
かくれんぼも楽しかったね
で、このまま帰ってきちゃった・・・
チャコのお参りを忘れて
ちょうど、チャコの命日も近いから
ランに行くのはちょうど良いって思ってたのに・・・
チャコの斎場の前も通ったのに
どうして思い出さなかったんだろう・・・
帰り道、チャコの命日だからってお花も買ったのに
お参りを忘れた事を思い出したのは
晩ごはんを食べてる時
きっとチャコも呆れてるよね・・
2か月も行かないと、こんな大事な事も忘れちゃうなんて。
情けない・・・
今日でギプスを卒業して1ヶ月。
頑張って右手を使ってリハビリしてるつもりだけど
ついつい過保護にしちゃって
なかなかちゃんと使えるようになりません・・・
それでもいろんな事ができるようになって
パソコンもやっと文字入力できるようになりました
あんまり動かしてると、すぐ痛くなるけど
やっぱり完治まではまだまだ時間がかかるなぁ・・・
*****
突然始まった左利き生活は
最初は思ったより何でも出来たけど
その頃はまだほとんど寝て過ごしてたから
そんなに不自由は感じなかったんだよね。
たいていの事は工夫すれば
左手だけでも何でもできたし。
でも1週間経って起きていられるようになったら
色んな事をしようとした時、不便を感じて
正直、大変だった。
そんな私を助けてくれた一番の強い見方がこれ
左利き用ハサミ。(ダイソー)
元々左利きじゃないから上手く切れないだろうって
思ったけど、100円だから買ってみたら
すっごいサクサク切れる
このハサミのお陰で、左利き生活が快適に
家にある普通のハサミでも、左手で切れる物もあるけど
うまく切れない物も多くて。
例えば、カップ麺を食べようと思っても
スープやかやくの袋が開けられない。
そういうのは大抵「マジックカット」になってるけど
あれは両手が使える場合の事。
最初は片手しか使えなかったから
マジックカットなんて意味なくて
びっくりするぐらい何も出来なかった。
2週間ぐらいしたら、右手の指先が使えるようになったから
もう少し出来る事も増えたけど
でもこういう袋は開けられなかった。
だから左利きハサミは色んな場面で大活躍
ちなみにこのハサミ、右手でも使えます
たぶん新しいハサミなら左手でも
ちゃんと使えたのかなって思うね。
右手の指先が使えるだけで
見違えるように色んな事が出来るようになって
やる気も出てきたから
食生活も少しましになってきて。
パスタソースをかけるだけのパスタに
野菜のトッピングができたり。
それだけでも美味しく感じるのが嬉しかった~
ちゃんとした生活に一歩近づいたって。
そして、食事の次に大変だったのがお風呂
右腕のギプスを濡らせないから
最初は手のひらの方に、Sサイズのレジ袋を被せて
ギプスを覆ってから肘の所で
防水テープでぐるぐる巻いて入ったけど
それだと上がってすぐテープを剥がせないんだよね。
でも早くしないと腕がサウナ状態で暑い
最初はテープを剥がすのに手間取って
汗ダラダラになって大変
だから最初は1週間に1回しかお風呂に入れなかった。
それが、同じように手首を骨折した人のブログを偶然見つけて
その人が使ってた防水腕カバーが
この問題を解決してくれた
ちょっと柄があれだけど(seria)
この際、そんな事は関係ない。
防水テープを巻かないで、この防水腕カバーを
手のひらのほうから被せたレジ袋の
肘の所を覆うようにするだけ。
だからかお風呂から上がってすぐ外す事ができる
サウナ状態にならずに済む
この防水腕カバーを買いに行った時、最後の1枚で
いや~、100円ショップってこういう時に欠かせないね。
他にも「指先トング」も重宝してるし、グッズの宝庫だね。
ホント助かりました。
こうして3週間もしたら、不便な事はほとんど無くなって
家事以外は何でも出来るようになったんだけど
でもどんどん色んな事が左手で出来るようになっても
どうしても出来ない事が多少はあるんだよね。
その中でもこれだけはホントに困ったよ。
それは字を書くこと。
最初に病院に駆け込んだ時から
診察申込みも書けなかったし
診断書の申込みも、生保の保険金請求書も書けない。
近所のスーパーで買い物して、配達依頼書も…
でも、どんどん左手が器用になってきたから
もしかしたら左手で字が書けるんじゃない
そう思って書いてみたら
この『あいうえお』左手と右手で書いたんだけど
どっちがどっちだかわかる?
正解は・・・
上が左手で、下が右手。
『柴犬 あい』も左手だよ。
右はギプスで手首が変な位置で固定してるから
左手で支えてやっと書けた。
力も入らないしね。
これは初めて書いた時で、そのあと練習したから
もう少し上達したよ。
ちなみにギプスを外しても、右手に力が入らなくて
すぐには字は書けなかったね。
今もまだあんまり書けないかな。
家の中では不自由を感じなくなったし
右手の痛みもほとんどなくなったら
すっかり元気になって
暇を持て余すようになりました。
あいたんも暇だよね。
そんな、二人でゴロゴロ過ごして
ギプス生活にもすっかり慣れた頃
とうとうこの生活も終わりを迎えたのでした。
これ↓はギプスを卒業する2日前。
(あいたんと同じ色で同化してるって写真を撮ったら
たまたま右手も写ってた)
この頃は、ギプスを卒業したら
すぐ右手が使えると思ってたんだけどな・・・
早いものでもう3月。
はぁ・・・
転んだ時の事を少しずつ書いては
書き直し…でやっともうすぐ書き終わるっていう所で
タブレットの変な所を触っちゃったみたいで消えた・・・
で、すっかり書く気を失ってました。
いっそのこと書くのは止めようかと思ったけど
やっぱり書いておこうかな。
因みに書き直すのはこれで4回目
*****
右手首骨折は、スケートで転倒だけど
その状況は、前にいた子供が転んで
それを避けようとして・・・でした。
最近は見なくなったけど
ちょっと前まで風邪薬のCMで
有村架純ちゃんがやってたのがあって
まさにあの状態。
だからテレビを見ててあのCMが流れると
「うっ」とテレビから目を背けてた・・
で、転ぶ!って思った時、ほんの1、2秒なのに
いろんな事を考えちゃった。
まずは、お尻で着地したくない
12月に雪道で転んで骨盤がずれちゃって
治してもらったばっかりだったから。
そして次に、背中や腰から落ちるのも絶対嫌
それは、そんなにガンガン滑るつもりはなかったから
荷物のリュックを背負ったままで
中のカメラやiPhoneが壊れるって。
そう思ったら、手を出すしかなかった・・・
右手だったのは、身体が右側に傾いてたから。
せめて左だったら良かったのに。
まぁ、今思えばお尻で転んでたら
骨折はしなかったと思うし
カメラやiPhoneが壊れたら
出費は痛いけど買い直せば済む話し。
骨折してかなり痛い思いをした上に
無駄に時間を過ごすより良かったかな。
っていうか、その前に
荷物を預けておけば・・・
でも万が一腰や尾てい骨の骨折だったら
もっともっと大変な事になったと思うから
最低限で済んだ・・・と思いたいけどね。
ちなみに、転ぶ直前を見てた友達が言うには
結構な高さで宙に浮いてたらしい・・・
よく骨折した時、折れる音がするって言うけど
屋外だったせいか音は聞こえなかった。
でも手首がものすごく痛くて
右腕を抱え込んで氷の上にペタンと座ったまま
もう自力で立ち上がれなかった。
打撲とかだったら、時間が経つと痛みが和らいでくるけど
その逆で、どんどん痛くなってきて
最初は動かせた指も
10分後ぐらいにはもう動かせなくなって
時々意識が遠のきそうになる・・・
軽く吐き気もしてきて
経験した事のない激痛・・・
スケート場の人に『救急車呼びますか?』って聞かれたけど
たくさんの子供達が楽しく滑って遊んでる所に
救急車なんて絶対嫌恥ずかしい
【あのおばさん、転んで救急車だって~】なんて・・・
それにスケート場がウチから少し遠かったから
どこの病院に連れて行かれるかと思ったら
それも怖かったし。
保険証も持ってないし。
その日は日曜日だったから、調べてもらったら
ラッキーな事にウチの近所の整形外科が当番病院で
それでタクシーを呼んでもらって駆け込みました。
歩くのも辛くて、タクシーに乗ってても
雪道だから振動が多くて辛かった・・・
でも運転手さんは気遣ってくれて
より早く、揺れないようにって運転してくれたけど
やっぱり救急車でも良かったかなってちょっと思ったね。
病院に着いたら、激混み
先に痛み止めをって思ったけどそうもいかず・・・
1時間後やっとレントゲンで
ずっとリュックを背負ったままだっかから
リュックを下してダウンを脱ぐのも
看護師さんに手伝ってもらって
泣きながらやっと
↓の写真はレントゲンを撮ったあと、診察待ち中。
矢印の所が折れた所で
わかりずらいけどぽっこり腫れ上がっちゃって・・
でもレントゲンを撮る時に見てびっくり
というのも、私はずっと手首から肘の間ぐらいが痛くて
自分でも具体的にどこが患部なのか
よくわからなかったんだよね。
だからここって。
まぁ、転んだ時手首を着いたから当然だけど
受付から2時間後、やっと診察。
レントゲン画像見て『ここが折れてます』って言われても
全然わからなかった。
何回見てもいまだにわからないけどね
折れ方がちょっと・・・だからかな。
はっきり言うと『ぞっとする』って言われるから言わないけど。
簡単に言えば「PPAP」みたいな感じ。
なのでちょっとした治療が必要になったんだけど
これがまぁ
折れた時より痛かった・・・
でも治療が終わったら、うそみたいに激痛が消えた
全く痛くないわけじゃないけど、さっきまでの激痛に比べたら
だいぶ軽くなった~
実はこの時、今できるのはこの治療だけで
でもちょっと痛いですって言われて躊躇したけど
治療してもらって良かった~!
治療するまでずっと激痛が続いてて
さっきの写真でペットボトルを添え木みたいにしてるんだけど
それでも身体を1ミリ動かすと更に激痛
骨折してから治療が終わるまで5時間。
ひたすら激痛に耐えた5時間でした・・・
帰りのタクシーの運転手さんが、近くの他の病院だったら
今頃手術になってるだろうって言われて
家に帰れて本当に良かった・・・
帰ったらあいたんが、見たことない白い物に目が点
これは家に着いた直後で
クンクン匂いを嗅がれてチェック完了。
朝、出かけた時はまさかこんな形で帰宅するなんて・・・
本当にいつ何が起きるかわからないね。
ただ・・・。
この時、今後の状況次第では
このあと手術が必要になるかも・・・な状態でした。
4週間は様子見という事で。
そして、何とか帰宅できてほっとしたのも束の間
このあと不便極まりないな生活が待っていたのでした・・・。