ゴルフの真髄（１０）驚愕の動画を発見！

１、左への体重移動
１００％近く右足へ移した体重を左の股関節へ移していくキッカケがなかなかスムーズに出来なかったが、左の膝を開くことで上手く出来るようになった。これはあちこちの動画でよく見かける方法であるが、私は見た目がカッコ悪く有名選手もそれほど取り入れてるようでもなかったのでスルーしていたのだ。それがいよいよ「体重移動が足りない」と分かって、そのキッカケに悩むようになってからあれこれやってみて、「腰を先に動かす方法（マキロイがやっている）」は上手くいかないと断念し、結局は「もっと下の膝（左踵を上げる人はそれを下ろしても良い）」から動かすと上手く行くことが分かった。ようやくと言ってもいいくらいである。右への体重移動と左への戻し・踏み込みを「しっかり」行うのが、正しいスイングの基本である事は言うまでもない。

２、シャンクしない方法
クラブの軌道は正確性を保つためには重要である。正確にボールにヘッドを当てようとしていくと、知らず知らずのうちに軌道がアウトサイドインになっていることがある。そうすると、フェースのネック側にボールが当たってシャンクなどのミスが起きやすい。これはアプローチショットなどでは特に冒しやすいミスなので、むしろクラブヘッドの「トゥ側で打つ」つもりで当てるとまっすぐ飛ぶことが分かった。これは理論と言うよりも体験から得た知識である。私は病気してから急に持ち球がドローになってしまったが、ストレート・ボールを打っていた頃はシャンクなど出たことがなかった。それがドローを打つようになってから、急に出るようになってしまったのである。シャンクはアウトサイド・インの軌道が原因であるから、それを注意すればどうってことはない。ハーフウェイダウンの時にクラブの位置が飛球線より内側から下りてくることを確認すればＯＫだ。ときに、私の技術では、ドローの曲がり幅をコントロールするまでには至ってない。それで目標に球を落とすことが、まだまだ非常に難しいレベルである。要するに、飛距離と正確性はゴルファーの究極の夢であるというか、どっちも得られない我々アマチュアは、ひたすら哀しい存在かも。

３、ダウンスイングで右肩を低くする
右肩は下がってもいいと三橋さんが言っていたので積極的に下げるようにしているが、下げるのと傾くのでは「微妙な違いのように見えて実は全然別」の動きである。何より、軸が右に傾くと必ずダフる。そのためにはバックスイングで身体（軸）を右に回すのではなく、軸はアドレスのまま正面に向けておいて、左右の肩を「前後」に入れ替えるように動かすと良いようである。コツは「左手で右手を押し付けるように伸ばし」、右肩を特にしっかり背中の方に引き上げることである。我々アマチュアは左の肩の位置のことばっかり気にするが、実は右肩がしっかり回ることが大事で、これによりクラブを背中の方から引き下ろすことが出来る。背中側から引き下ろせば、スイングアークも大きくなって飛距離が伸びる（というのが理屈だが、結果はそのとおりにならないので悩んでいる）。なお、右肩を下げるというのは、出来るだけ右手の力をボールに加えるために「右肘を曲げておく必要」があるからだ。そのためには右肩を下げておかないと「右手が伸び切って」最後のひと押しが出来なくなってしまう。

４、インパクトの形
良く読んでいるゴルフ雑誌の写真を見ていたが、プロの写真はやはり形が美しい。たまたまだが、勝みなみの「前方から写した写真」を見たら、右腕が伸び（左腕も伸びているが）、右肩と頭と右腕の角度が直角に近く、上体が正面を向いている。上体は右に傾いていて軸は前傾した角度のままである。実に凛としている。別の雑誌でダスティン・ジョンソンの写真を見ると、メジャーリーグのホームランバッターのように、身体が後ろに残って左足はグッと踏ん張って力を受け止め、クラブはハンドファーストに振っていて、上体はターゲット方向に向けられている。やはり美しいスイングというのは皆んな同じと言えるようだ。つまり、クラブヘッドが球を捉える瞬間は、身体は頭とクラブヘッドとボールを結んだ正中線より「左側」に移ってなければならない、と言う事ではないだろうか。この時には上体軸は前傾のまま右側屈がおきていて、下半身は前方に移っている。体重の殆どが「左足と頭を結んだ直線上」に乗っているのが特長だ。これが究極の「スイングの秘訣」だと思う。これを我が物にするのが目下の目標である。

５、インパクト後の動き
ゴルフスイングで私が一番悩んでいるのは、インパクトの時に上体がターゲット方向へ流れていく、という所謂「球を追いかける」過ちである。これは回転軸が前に動いている、というよりか「回転軸自体が腰を中心に左右に回転して」しまっているのが実態だ。結果として頭が左に動いている。意識して動かないようにするのだが、球を強く叩こうとしてクラブを前の方に「押す」ようにすればする程、上体が前に動いてしまう悪循環から抜け出せていない。何か、抜本的な対策をしなければいけないと思い、今度市内の「メガロス」というスポーツジムで、集中的に教えてもらおうと考えている。色々調べたが、弾道計測器などを置いてあって、割と「理論的な指導」をしているようなので良さそうである。場所は自宅から歩いて３０分ぐらいなので、リハビリがてらに丁度よい。体験記はまた後日お届けしたい。

以上。

ところで最近YouTubeで「浦大輔の３００ヤード」という動画を見て、いままでの理論が「根底からぶっ飛ぶ」ような、異次元の映像を見てしまった。ドライバーが１７９ヤードしか飛ばなかった人が、「浦大輔」のアドバイスを受けて３０分そこそこ練習したところ、何と「３１９ヤード飛んだ」という信じられない事実を「カット無し」で写している映像である。これが本当ならば（映像は本当のようだ）、浦大輔の言うことは「飛距離に悩む全アマチュア」にとって、まさに「衝撃」以外の何物でもないことになる。もともとヘッドスピードがある人だとすれば、「打ち方の間違い」を直せば飛ぶようになるのはよくわかる。だがそれにしても１７９ヤードのポンコツが３１９ヤードも飛ぶハードヒッターに変身するなんて、ウソみたいに凄すぎる話ではないか。クラブの振り方だけで、こんなに伸びるもんなんだろうか？

実は病気する前にいつも行っていた練習場である時試しに「指導員」の先生にちょっと打ち方を教わったら、いままで７番アイアンで１２０ヤード位しか飛ばなかった私が、いきなり「１７０ヤードも」飛んでしまった事があり「びっくり仰天」した経験があるのである。それ以降、時間が立つうちに教わった打ち方が出来なくなり、また教わらなくちゃと思っているうちに脳梗塞になってしまった。先生とのレッスンは、それっきりである。「あの時の奇跡のレッスンをもう一度受けたい」と願ってはいるが、後の祭りでそのままになって今に至っている。思うにどこか自分のスイングには間違ったところがあるのだろうが、それを教えてくれる「良い先生に巡り会う」ことが奇跡なんだな、としみじみ思う今日この頃である。

今度行くメガロスの先生が、こんな嬉しい奇跡を起こしてくれたらハッピーなのだが・・・。