キングジムで出しているポメラはテキスト入力に特化したポケット型の電子タイプライターいわゆるワープロです。カメラは、無い(ウッソーっ!)。だって今時カメラが無くちゃ話にならないじゃん?というのが一般的な人の「まっとうな反応」だと私は思いますが、意外とこれが使い道がありそうなんです、って話をしたいと思います。
というのも、まず原稿を書く仕事の人にとっては「余計な機能がない」ことが却ってありがたいんですね。例えば小説や論文または新聞記事とか芝居の台本など、世の中には写真に頼らないコミュニケーション・スタイルがまだまだいっぱいあるわけです(メールもそうですが、今はビジネス以外は余り使わないかも)。そしてさらに私のような「ブロガー」も典型的な潜在ユーザーとして列に加えても良いでしょう(とは言え、文字だけ何千字も書いて「写真は一切使わない」いうのは世の中広しといえども私くらいでしょうけど・・・)。
とにかく私には、スマホ以上に「最適な道具」と見えたわけです。アイディアが閃いた時にはいつでもどこであっても文章を入力したい私にして見たら、ポメラのような「ポケットに入れておいてすぐ取り出し、即座に文字入力が出来るデバイス」は絶対に欲しい道具です。勿論スマホでも用は足りるんですがキーボードが気に入らないんですよ、あの「画面にタッチ」というヤツが・・・。
これは私個人の好みですので「何が嫌いなわけ?」と訝しがる方も多いとは思いますが、一つには老人性乾燥肌つまり皮膚に湿り気がなくなって「干からびてしまうこと」の為に文字入力時の指の静電タッチ効果が「非常に不安定」になることなんです。そしてそれが文字を入力するのに「押すのと4方向の5回の選択肢から1つを瞬時に選んで指を滑らす」方法、つまりケータイ配列入力というヤツがどうにも上手くいかなくて、結構な打率で「ミスしちゃう」わけですね(あーあ、年寄りに有り勝ちな残念なアレね)。
長い文章を入力している最中にミスると「モチベーションがダダ下がりする」んよね~、マジで・・・。
と言う訳でスマホの画面キーボードは何とかなんないのかと思っていた訳です。以前は BlackBerry という「最高のハードキーボード」が付いたスマホを売っていたので何とも思っていなかったのが「やめちゃった!」ので大問題になったっちゅうわけなんですよ、誰か復活してくんないかなぁ。
まあこういう需要自体がなくなりそうなんで、いまさら製品化して売り出そうという奇特な企業も無さそうですけど、そこに登場したのが「ポメラ」というわけです。最初は機能が足りなくて文章を入力するのはいいけど、入力したものを「他で使う」のがめっちゃ不便で「こりゃあ使えない」って打ち捨てていました。だって、せっかく大容量の内容を入力しても、その文章を他のアプリにアップロードする機能が「とんでもなく粗末で面倒」というんじゃ使う意味がないですよね?。キングジムさんの商品企画部は何考えてるんでしょうか?。
ところが最近調べ物があって「何の気なしに見てみたら」なんとなんと機能が追加されて bluetooth とか Wi-Fi とか、他の製品には「当たり前に付いている機能」がようやく装備されて DM250 という番号で売り出されていたんです!、とうとう出来たのか!と小躍りしました!!
早速肝心の機能のチェックです。キーボードは一応本格仕様でブラインドタッチが可能なプロユースに見えました。使い心地は実際試してみないと分かりませんが、スマホの画面キーボードよりは「比較にならないほど快適」だと断言出来そうです。要は慣れですかね。問題は他機器との連携ですが、スマホ側から BlueTooth か Wi-Fi でポメラ内臓の文章を読み込めるようなので一応は何とかなりそうです。
まあ誰しも想像するような「クラウド自動保存」とまではいってないようですが、まあダサダサのキングジムさんにしてみれば「よくやった!」の評価は出してもいいのかな?と思いました。今の所、他の大手の電子機器メーカーが出す気配なさそうなので、キングジムさんになんとか頑張って貰うしか方法は無い訳です。次回のバーションアップの時には是非とも入力作業自体をクラウドで処理する方向で検討いただければ幸いです。
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と、ここまで書いてふと気づいてしまったのですが、それなら文章入力に特化した専用アプリを有料配布して「 BlueTooth キーボード」を別途発売すればいいんじゃね?、でした(それじゃ6万円も取れないだろう!)、がびぃ~ん。答えがでちゃったねぇ。
結局小型の BlueTooth キーボードが欲しかった、ってことなんよ。あ~あ、私のこの夢、誰か叶えて~・・・
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