明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタル弱者の戦い(18)日記を設計する

2025-01-17 15:28:55 | 科学・デジタル

年末によく一年を振り返ってみると一年があっと言う間に過ぎているのに愕然とすることがあります。実際は色んな事をやっていて一年を過ごしているのですが振り返る時にその辺の事をすっかり忘れてしまい、何か自分にとって特別な出来事だけを思い出そうとして「何も無ければ」その一年は何もないムダな一年と思う「癖」がついてしまっているのですね、本当は1年何もしていない事などないのに、です。これは人が過去を振り返る時にやる「脳が勝手に分別して不要な記憶を廃棄している」からに他なりません。そこで脳の分別は勝手にやらせるとして、自分は自分で媒体に記録しておく、というのが今回の提案の趣旨です。つまり、「時が経つのが速い」と嘆くあなたに贈る「とっておきの記録術」を紹介したいと思います。これは私が思いついて先週からやっている「画期的な日記」です。

1、まず横軸に年初からの週番号をとります
2、縦軸は連年で10~30枠位が理想です
3、書く内容は何かのイベントを「始めと終わり」で記録する
以上です。

これは一日ごとの日記よりも縦軸と横軸のマトリックスで「 表計算形式(例えばエクセルみたいな)」を想像すれば良いでしょう。手帳で作るならシステム手帳で売られているリフィルの「週単位の年間日記」を流用して、縦軸の7日分の枠を「年」に割り当てて7年連用日記にするのが良いです。

例えば内容は本の名前を書いて読み始めと読了を記録するとか、一念発起してジョギングを記録するとか(この場合は終わりが無いので、走った週を書く)、或いはどこか旅行に行った場所とか珍しいグルメに舌鼓を打った記録とか、です。要するに「何か人生で記録して置きたいような特別なイベントを行った時」に特別に記録しておくのです。枠が狭くて書ききれないと思うなら一日ごとの日記にしても良いかもしれません(私は週ごとが区切りとしては管理しやすいので週単位にしてます)。しかし、連年比較をするというのが重要なので、せめて5年分くらいは確保したいですね。

注意したいのは中身に余り細かいことを書かず、日常的な事は「普通の日記帳」に書いておき、例えばスマホの日記アプリなどに記録して検索できるようにすると「あれは何日だったかな?」といった正確な記録を調べる時などに役立ちます。例えばスマホを契約した日など、何年後かに必要になることなどは検索機能がある日記帳に記録して、「このイベント帳」と別に細かく書いておくと良いと思います。そしてこのイベント帳には「ああ、こんな事もあったなぁ・・・」と懐かしく振り返るような出来事のみを記録するのがベストでしょう。連年で比較すれば年単位で自分の人生が「どう変化し、どう変わっていないのか」がハッキリと直に目で見て取れるので有用ではないでしょうか。

年末に今年一年を振り返る時「今年はこんな事したよ」と思い出して「充実してたなぁ」と自己満足するのが狙いです。いままでは一年が過ぎたことだけを見て「自分の寿命もあと何年か・・・」などと淋しい気持ちになってしょんぼりしたものですが、逆にこの「やった事の記録」を見る事によってよりポジティブな気分になり、新しい年への希望に胸を膨らましてみよう、という私の「スゴ技」です。ちなみに私は「読書録と友人との交遊録、それとゴルフの上達に中国語の勉強」を書くつもりです(中国語は怪しいけど)。これは、書くことによって「やらねば」と思うのも効果の一つだと思っています。是非お試しを。



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