明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタル弱者の戦い(8)とうとう iPad 専用モニターを購入した!・・・前編

2022-02-20 16:27:29 | 科学・デジタル

とうとう私の物欲が限界に達してしまい、雨のソボ降る中、我慢できずにビックカメラに出かけてしまった。目指すは5階のモニター売り場。27インチをチラッと見たが先日見比べた通りオーバースペックなので、今日は本命の「23.8インチ」普及サイズを見る。IPS / ADS と VA と TN を見比べたが予算が2万円ちょいなので、画質には余り拘らないことにする(根っからの貧乏性だ)。デザインもそれほど重要ではなくて、アームで高さ調節が出来ること、応答速度が速いもの等をメインに選んだ結果、「 ASUS 」のTN パネル VP248H 解像度 1920 × 1080 の 19,800円 を買った。選びに選んだ結果というよりは、殆どこれしか該当商品がなかったのだ。ビックカメラに限らず、実店舗は余り選択肢が無い(これ、重要ポイント!)。接続端子は HDMI と VGA である。本当は USB TYPE C が良かったのだが、製品が無いらしいので諦めてこれにする(良く調べたはいないので、購入予定のある方は店員さんなどに聞きましょう)。

ついでに、デスクに取り付けるアームも2千5百円弱で一緒に購入した。締めて2万3千円弱、迷わずカードで購入。久し振りのお買い物に、何とも言えぬ高揚感を味わいつつ「めっちゃ重い品物」を紙袋に入れてもらい、家まで10分ほどを「引摺るようにして」やっとの思いで辿り着いた。こんなんだったら Amazon で「ポチッと」やって、2日ぐらい待てば家に届いたのに・・・、などと不平を漏らすのは年取ったせいなのだろうか。まあとにかく欲しい時にすぐ買えて、即家に持って帰ってきた訳だから「良し」としよう。そう、私の物欲は既に限界に達していて我慢ができなかったんである(昔こんな歌詞の演歌があったような・・・)。

早速梱包を開けて、ディスプレイと「クソ重い」アームを取り出した。アームの方は ELECOM の DPA-SL018K である。ディスプレイはアームに取り付けるのだから、取り敢えずスタンドはつけずに脇に置いておく。こちらは結構軽い。次にアームの部品を取り出すが、説明書で書いてある通りに取り付けてゆく。こういうものは説明書の通りにするのが、結局は一番速いのだ。で、最初にポールを「万力状のクランプ・ベースの頭に」取り付けるところから始めた。説明書を読むと「大きな平ネジ」で取り付けることになっている。そこで同封小物のビニール袋を見ると・・・「あれーっ!?」、何故か平ネジが入ってないではないか!。慌てて説明書をひっくり返して2、3度読み返すが、何度見ても「大きな平ネジで」と書いてある。しかし、その平ネジが入ってないのだ。「何だよ、もう!。コノヤロー、ビックカメラに行って文句言ってやる!」と息巻いた。しかし失った時間は取り戻すことは出来ないのだ。

昔、新しく買った外付けハードディスクの電源が入らなくて頭にきたことがあった。その時もメーカーにねじ込んでやると息巻いたが仕事でデータをダウンロードし「京都に行かなきゃ」ならなかったので、完全にパニクっていたのである。「頼む、動いてくれ!」と何度もボタンを押してみたがうんともすんとも言わない。「あれっ?、もしかしたら・・」と閃いて背面を探ったら、「何ともう一つボタンがあった」ではないか。「このヤロー!」とスイッチを押して作業を終え、土砂降りの雨の中、同僚の運転する車で東京駅まで送ってもらい、何とか最終の新幹線に間に合った。ほろ苦い青春の1ページである・・・。私はこういう「絶体絶命の瞬間」を何回も経験してきた。それで、もう一度いくつか部品の袋を取り出して探してみたら、何とアームとは全く別の、使わないので脇に置いてあった「スタンドの袋」から出て来たのである!(私の勘違いかもしれないが、とにかく、本来「ネジの入っている袋」に入っていなかったのは確かである)。

これだから外国製品は信用できないんだよな、などと「ブチャむくれ」しながらセットした。ネジは当然ながらピッタリと締まったので一安心である。次にクランプの取り付け部分をデスクの上板の厚みに合わせて、「ネジを緩めて」拡げて行く(この時点では鼻歌も出ていた、ルンルンである)。丸い滑り止めのクッションを5個貼り付けて、「さあ取り付けだぁ」と言う段になって驚くなかれ「デスクの取り付け部分の出っ張りの幅」が大きすぎて、万力の締め付け金具が「半分程、空中に浮いている」じゃあアーリませんか?。「こりゃーまずい!」と青くなった。何でもっと幅のあるものを買わなかったんだ!、と地団駄踏んだが後の祭り。デスクに取り付ける幅の確認まではしてなかった私のミスである。あーあ、失敗した!

しかしこんなことでめげてはいられない。よく見てみると、出っ張り部分は思ったより小さくて半分迄は行ってなかった。「おおっ、これなら何とかなるか」とトライしたら、ネジの頭は「しっかりデスクの金具を咥えて」くれて、クランプのベース部分はしっかりと固定されたようである(やった〜!)。これで一安心、冷蔵庫から雪印のコーヒー牛乳を出してグイッと飲む。とにかくこう言う組み立て作業は、焦らずゆっくり一つ一つ作業を進めるのがコツなのだ。これは私の「長い長い失敗の経験」から言えることである。焦ると碌なことが無い。それで一息ついてから、「よーし、やるか」と一声かけてまた再開する。

今度はいよいよ、アームへディスプレイを取り付ける番である。慎重に説明書を読むと「まずポールにアームを差し込んで・・・云々」とある。「あれっ〜、順番が逆じゃないの?」と半信半疑で説明書を読み直すと、何と「一人の作業者が押さえて、もう一人の作業者がネジを閉める云々」と書いてあるではないか。「ふざけんなよ!」とまたまた頭に来た。たかがディプレイをアームに取り付けるくらいで、二人がかりで作業しなくちゃ出来ないとは!。ELECOM ってパソコン業界では比較的まともな会社だと思っていたのに、こんな「ふざけた説明書」を平気で同封してくるなんて「もう二度と商品買ってやんないぞ!」と、本日二度目の荒れ狂いである。

で、アームをポールに「差し込む前」に取り付け金具でディスプレイにしっかり「ねじ止めして」おいて、それから「よいしょ」とディプレイを右手で支えながら、ポールに差し込むことにした。普通、誰でもそうするやり方である。当然、うまく行った(見たか、ELECOM のバカヤローが!)。

というわけで、まあ色々あったがとにかく小一時間で作業は終了した。梱包の段ボール類を片付けて押し入れにしまい、椅子に座り直して所定の場所から眺めてみる。さすがモニターアームの威力は抜群で、画面の高さ・角度が「バッチリ決まって」美しい。「こりゃあ最高だ!」と、我ながら惚れ惚れする出来栄えになった。うーん、出来る男の仕事環境は「かくあるべし」だよねぇ、などとニンマリ至極である。後は、電池の持ちが悪くなって来た iPad mini に繋げて、ブログなど一発書いてみるだけである。まずは目出度し目出度し!

(続く)


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