明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタル弱者の戦い(9)iPad mini 4 をモニタにつなげる・・・後編

2022-02-22 10:02:13 | 科学・デジタル

ようやく iPad mini を接続する段階にきた。早速 Amazonで購入した「サンダーボルトとHDMIをつなげるデジタル AV アダプター」を接続し、モニターと繋げた。それから iPad のコントロールメニューに出てくるミラーリングのボタンを押して、応答を待つ。・・・だが、ずっと「考え中」のシグナルが出たまま、いつまで経っても全然答えが出でこない。何だかなぁ、と思いながらボタンを押すところからもう一度チャレンジする。だが、考え中のシグナルは回ったままである。「何か変だぞ?」。そうこうしている間に画面に文字が現れて「 VGA に入力なし」と出た。私は迂闊にもこの時はまだ「 VGA 云々」が接続端子セレクト名を言っているのだとは思ってなく、単に入力シグナルが来ていないと言う意味だと思っていた。モニタ側の接続端子を HDMI に切り替えなくてはいけないと気がついたのは、もう2回ほど失敗を繰り返した後である。我々昭和世代の感覚では接続端子はコンセントと同じで、ただ「挿せば OK 」と思っていた。いかんいかん、今時のパソコンは「何でも画面で選択」するんだっけ、と猛反省した。

自分の初歩的間違いに苦笑し、改めて画面下部に並んでいるスイッチの LED を見た。これも今時の機器らしく「ボタンに何の表示もない」ただのドットが無機質に6個並んでいる。こういう時に正しくは、添付のマニュアルを読むかネットで検索して、ダウンロードするのが間違いないのだとは思っている。しかし、たかがディスプレイにミラーリングするぐらいで、マニュアルを見るまでも無いじゃん!」と、適当に一番左のスイッチを押してみた。すると画面に「選択肢」が表示される。「ほれ見ろ」と勝ち誇った笑みを浮かべて input selector と書いてあるのを選ぶ。VGA から HDMI に移動して、もう一度最初からミラーリングの操作を行った。今回は正しく HDMI を選んでいるのだから、すぐにでも接続だろうと「何の疑いも持っていなかった」のである。で、iPad のコントロールセンターをじっと眺めた。・・・「考え中」のシグナルが中々消えない。「何かまずいぞ」と思って見ていたが、全然ぐるぐる回るだけで一向に埒が開かないのだ。「何でなの〜?」

慌ててデジタル AV アダプターや HDMI のケーブルを繋いだり外したりしてみたが、全く反応なし。色々と刺したり抜いたりしてボタンを押すのだが、相変わらず「考え中」のマークはうんともすんとも言わず、ぐるぐる回っているだけである。とうとう困り果てて、試しに今度はテレビに繋いでみた。よもやと思ったが・・・やはり結果は同じである。もはやこれまでか、と天を仰いで涙した(というのは、ちょっと嘘である)。とにかく繋がらないのだからしょうがない。準備したコード類を放ったらかしにして、コンビニに行って缶ビールを買い「やけ酒」を飲むことにした。人間、誰からも見放された見捨てられた時は、「やること」はそう多くは無い。ポテトチップを齧りながら「これからどうするかなぁ・・・?」と考えたが、ミラーリングは諦めて「普通にデスクトップパソコンを繋ぐ」案も頭に浮かんだ。Windows のパソコンをディスプレイに繋いで「据え置き」で使い、iPad mini の電池がヘタって使えなくなったら「 iPad Air 」に買い替えて、Android の BleckBerry と3台で併用する案である。今使っている MacBookPro13 は画面が故障しているのでビックカメラに売り払い、家では Windows を使うことにして外では iPad Air で Kindle 読み放題などを閲覧する。そしてブログの下書きは BlackBerry を使う、という解決法である。多少お金はかかるが元々ノートブックは処分するつもりだし、iPad mini は電池が持たなくなっているので買い換えるしかなかったのだから、結局は同じことである。「そうするか・・・」と自分を慰めて、ミラーリングはやめることにした。

要するにミラーリングは iPad mini の買い替え分 iPad Air で2台あった iOS を1台で使いまわそうという、節約作戦だったのである。それが上手くいかなくても、元々3台で回していたのだから文句は無いだろう。デスクトップを買う分の5、6万円ほどが余計だが、それも仕方ない。私はディスプレイの電源を切って、デジタル AV アダプターも iPad mini から取り外した。まあ、いいじゃないか。やっぱり「日本製」のちゃんとしたのを買えばよかったのかも、などと愚痴をこぼしたが、誰も恨んではいない。大体デジタル AV アダプターからしてアップル純正では無いんだし、ネットなどで調べれば原因が分かってもしかしたら上手くいくかも知れなかったが、もう良い。十分楽しんだ(これ、逆説的言い回しです)。明日ビックカメラに行って、今度はデスクトップパソコンを探すとしよう・・・。

心を空っぽにしてひとしきりテレビに興じた後、私は「何の気なし」にもう一度デジタル AV アダプターを iPad に差し込み、試しにコントロールセンターのミラーリングボタンを押してみた。本当に何も期待していなかったが、勝手に手が動いたのである。そしたら今度は考え中マークがすぐ消えて、コントロールエリアの画面に「機器名が表示された」のである!。「あれーっ、繋がったぞ〜!」(偶然?)。

思わず椅子に座り直し「急いで HDMI のケーブルを差し込」んで、ディスプレイ側の電源スイッチを押した。固唾を飲んで画面を見ていたら、何とディスプレイに「あっさり」 iPad の画面が表示されたでは無いか!。「やりぃ!」。今までうまく行かなかったのが嘘のように、何事もなく「ミラーリング出来ちゃった」のだ。多分、接続の手順が悪かったのだろうが、そんな高度なことは「デジタル弱者」の私には分からない。とにかく接続は問題なく出来ている。万歳!

それからは余裕で、色々ディプレイの設定を変えたりして最適の環境作りを目指したが、まあ安かったから「こんなものかな?」という感じであった。画質にはそれほどひどい欠点はなかったが、画面の表示区域が「4:3」にしかならなくて「横長画面なのに、左右が余って」いる点が気に入らない。まあこれは MacBookPro13 をミラーリングすれば「ノート側の設定で変更」出来るだろうと思って、しばらく待つことにした。それともう一つ、スピーカーのボリューム設定が「例の前面ボタンのデジタル設定」になっていて、「0ー100」で設定しておく方法しか無いことだろうか。ボリュームは断然、アナログの方が使い勝手が良い。それが出来ない場合でも、いつでも簡単に操作できる「スライダー」ぐらいは付けておいて欲しかった、というのが私の考えである。しかしこの機種は「ボタンを何回も押して」数値を上げ下げしないと音量が変えられない式なので、これは失敗だったなと後悔した。しかし後の祭りである(ぐすん、)。ちなみに、ミラーリングをした状態で iPad mini のイヤホン端子に別のスピーカーを繋いでみたが、音が出ない代わりに「ミラーリングの再確認画面」が出てきたので、これは出来ないようだった。多分、 MacBookPro13 なら設定で外部スピーカーか内部スピーカーを選ぶことが出来ると思うので、これも Type C のデジタル AV アダプター が来てから試すことにしたい。なお、この Type C のアダプターは早速 Amazon で注文し、後2日ほどで到着する予定である。値段は7060円、アップル純正だ(勿論である、もう失敗は許されない!)。今回はなんだかんだ色々とあったが、まあとにかく何とか繋がって「目出度し目出度し」とあいなった次第である。

・・・私はゆっくりとポットで湯を沸かし、マグカップのインスタントコーヒーにたっぷりと注いだ。部屋の中にコーヒーのいい香りが漂う。そして、一口啜ったあと「ふう・・」と息を吐いた。明日からはまた、新たな人生の一歩が始まるぞ!。

 

次回は最新 iPad を比較する、です。


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