明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

私の提言(3)コロナ収束後の日本改造論

2021-05-17 19:54:35 | ニュース

コロナはいろいろな面で、日本の脆弱な部分がハッキリ表に出た災害である。先進国だとか、G7だとか、随分日本は進んでいると思っていたのに、たかだか1500人のワクチン予約で大混雑の惨状は頂けない。ここは物の考え方も含めて、抜本的に治す必要がありそうだ。

1、能力のある人が決定権を持つ組織にする

世の中には昔から言われている事だが、出来る人と出来ない人がいるのは事実である。危機管理ということで見れば、戦国では能力のあるトップが指揮を取って他国からの侵略を防ぎ、企業では能力のある社長が自社の資源を最大有効活用して困難な状況を突破し会社を守る、という事例は歴史に鑑みても多くあった。要は危機にどう対応するかということでは、全ては「指示命令するものの能力」に左右されるのである(納得!)。小池東京都知事は緊急事態宣言でアルコールの提供を禁止した。アルコールが感染の原因ではないのは誰もが知っている事実である。アルコールは感染する状況の一つに過ぎない。真の感染原因は「今日の福井県知事の談話」に明らかなように、マスクなしの無防備な口から出る「飛沫」なのだ。当初、3密を避けると言っていたが1年経って色々と事例が積み上がってきて、ほぼ庶民の感覚も「飛沫感染を避ければ大丈夫」というところまで来ている(これは現実の肌感覚である)。なのに小池都知事は相も変わらず「人流を止める」とかなんとか訳の分からない理屈を振り回して、「人々の生きる楽しみを奪って」恬として恥じない無策を繰り返している。そりゃ人が出歩かなければ感染が抑えられるのは当然であろう。だからと言って小池都知事が「感染を抑えた」と言うのは誤解も甚だしい。小池都知事の取った方法は対策とは言えない「最低の方法」である。能力のある知事であれば(例えば山梨県知事のように)もっと広くアイディアを募り、部下からの進言を採用するなどして「もっとピンポイントで感染源を絞った」対処方法を見つけて実行することができたはずだと思う。振り返ってみれば、小池都知事の対策というのは、繁華街の店を閉めてシャッター街のように人影を無くして荒廃させる「だけ」である。これじゃ対策とはいえないではないか。感染対策という以上は、それをやったら「なんとか普通に生活できる」のでなければ意味がない。

以上、ワクチン接種が終わったら、最初に「都知事を交代させる」のがいいと思う!

2、医療体制を抜本的に立て直す

コロナがこれほど社会に危機感と混乱を招いた原因は、一にも二にも「医療体制の脆弱さ」にある。コロナに罹った人は欧米やブラジル・インドなどに比べると圧倒的に少ないのに、その少ない人数で「もう医療崩壊してしまう」という脆弱さは何に原因があるのだろう。言うまでもなく感染症に対応した医療体制が出来てないからである。勿論、医師会の怠慢と利権にしがみつく構造は断固糾弾されなければならないが、それ以外にも「具体的な改善」が必要だ。私の提案する「新医療システム」は

① 感染症を通常医療から切り離して「感染症専門病院」を作り、全国的な蔓延にも耐えられるくらいの大量の設備・病床を確保しておくことだ。設備自体は、感染症が発生していない時期には「通常の医療、例えば交通事故とか一過性の治療」に流用することで、無駄にならないように使い回しする。万一感染症が発生したら、通常の患者は「既存の病院」で対応するのだ。多少はお金がかかるとは思うが、インフルエンザなどの季節性感染症は毎年のように発生しているので、思ったほどは無駄にならないと思う。

② コロナのような薬や治療法などが確立していない新規の感染症に関しては、医者であろうと一般人であろうと「患者に対する扱い方」には殆ど差がないのが実情である。そこで特別に「感染症専門医療免許」を作り、一般の医師免許・看護師免許とは別の「簡単な試験」で免許を取れるように法律を改正する。勿論ちゃんとした医者も一定数は確保することで、不足の事態には対処できるものとする。一般的な医者も平時は別の病院に勤務していて他の病気を治しているが、感染蔓延時には兼務出来る様に普段から「感染症の知識」も身につけておくこと。要は普段から準備しておくに限る。

③ 地域にある個々の病院のカルテを国の管理機関に集約し、個人の情報と病気の情報を中央で一元管理する「医療コントロールシステム」を作ること。よくテレビで「セカンドオピニオン」などの例が再現ドラマで紹介されているが、病気を治すことと「病気の原因を特定すること」とは別のスキルである。実際に治すためには設備の問題などがあるので簡単にはいかないが、病気の原因を特定することに関しては「AIの活用」など、医療知識の「幅広い網羅化」が早急に必須だと思う。診て貰った先生が「たまたまそういう病例を知らなかった」というのが一番良くないし腹立たしい。医療のような「患者の病態の経験値」は、事例を全て入力したコンピュータシステムで補うことが出来るとはずなのだ。医療の精度を上げるのは難しくても、「診察の精度」をあげることは割と簡単にできるんじゃないか、と私は思っている。

以上、医療システムを患者目線で作り直し、医師会から我々の命を取り戻していこう!

3、個人情報を完全デジタル化する

コロナ休業補償の協力金にしても、ワクチン予約の大混乱にしても、全ては個人や企業の情報が国の担当部門と「連携できてない」ことに起因している。例えば休業要請などは申請・審査・支払いという流れが全部「アナログのマンパワー」で処理されているために、遅々として進まないと報じられているがその通りだろう。欧米では協力金を払うと政府が決定すれば、すぐさまお金が振り込まれていて「問題が起きていない」という。この差はどこにあるのか?。それが「政府と国民の個人情報の連携」にあるのは明かだ。そのおかげで10万円国民全員給付などという「愚策」が、なるだけ早く給付するため「だけ」行われて、結果12兆円という巨額の税金が「無駄に使われて」しまったのである。なんとも馬鹿馬鹿しい話だ。私はこの際せっかくあるマイナンバーを活用して、一挙に「デジタル社会」に移行する秘策を考えた。まあ、この方法を政府が採用すれば・・・の話だけど、とにかく一応説明しておこうと思う。マイナンバーと紐つけする項目は以下の通り、

① 基本情報 = メールアドレス、銀行口座番号

基本はマイナンバーと個人のメールアドレス、それに普段使用している銀行口座を一つ設定しておく。この三つを国民全員が設定しておけば、何か政府の側で国民に通知しなければならないことがあった時、個人に宛てて「文書を送る」ことが出来る。また、個人の側の意見を集約するということにも使えるので便利である。これは例えば「選挙」などに使うことも出来て、告知期間なし・費用なし・時間場所関係なし・演説もメールに添付すればいい、と簡単至極で、やろうと思えば何回でもやれる。まあそれは他の機会に委ねるとしても、とにかく LINE などという民間企業のシステムを使うのではなく、セキュリティのしっかりした政府独自のメールシステムを作ることが必須である。それに銀行口座を紐つけておけば、休業補償などの「協力金の給付」にも、簡単に対応できると思う。まずは、国民全員のメールアドレスと銀行口座の登録を最優先で実行することである。

② 個人情報 = 戸籍情報、現住所

これは元々のマイナンバーの機能であるが、すでに出来上がっている情報を「デジタル化する」だけであるからこれは問題ない。国民の同意がなくても実施できることだから、サッサとやるべきである。

③ 経済情報 = 収入所得、申告納税額、不動産登記情報、相続情報

これは現在、国民の中に根強い反対意見があるから、慎重になるというのは分かる。だが国民は納税の義務があり、そこには収入や所得や納税額など、国に申告する内容が決まっている。少なくとも「普段提出している項目」をデータベース化するということであれば、サッサとやればいいのではないか。これが出来てないと、コロナで休業した店が「どれだけの損失を出したか」が全然分からないのだ。つまり、休業した店の損失分を的確に補償しようと思えば、普段から収入などをデジタル化をしておくことが大前提である。もしこの補償が瞬時にキッチリとなされていれば、これほど飲食店からの怨嗟の声も上がらなかったであろう。こう言うことが明らかになってから、既にもう1年近くが経っているのだ。サッサとやらねばどんどん遅れるだけである。

④ 死亡情報 = 医療記録、保険情報、

これもコロナで露呈された脆弱性の一つである。私は前々から疑問に思っているのだが、PCRの集計など何で一日二日遅れるのかと不思議であった。実態は「ファックスで集計」していたために、全てが「アナログ」で処理していたのである(私の感想。実際はもっとすすんでいるのかも・・)。これがG7、日本の実情なのだ、笑っちゃうよね〜である。デジタルデジタルと世間では騒いでいるが、肝腎要の政府省庁は、病院から送られてくる「未だに紙ベース」のファックスを手作業で集計しているというのが現実である(アチャーッ!)。医療記録の一元データベース化が急務なのは明かだ。

以上、マイナンバーを中心としてそれぞれの情報を「別個紐付け」することで、一つのサーバーに何かがあってもセキュリティ上「他の情報に累が及ばない」ように備えておくのがいいだろう。カードは単に「ナンバーだけ」を印字して、忘れた時に困らないようにするだけで「なんの機能」も入っていないものがいい。要はマイナンバーは、その番号を使う時に「本人確認」をしっかりすることである。逆にいえば本人確認ができていないと、マイナンバーが使えない、ということ。例えば最初にマイナンバーにメールアドレス等を登録する際、各人のスマホなりカメラ付き携帯に自分の顔をカメラで撮って「マイナンバー本人確認登録」をしておくことだ。この場合に「背景も写る」ようにして、髪の形や背景の画像とか「微妙に違っている」ことで顔認証の精度を上げる方法が考えられる。つまり、全く一緒の画像を誰かが他の機器にコピーしても、「本人確認の認証」が取れないようにする工夫、なども一案である。まあセキュリティに関しては顔認証専門家にお任せするとして、本人認証サーバーは「スマホなり携帯なりを認証する」のがベストだと思う。そうすれば、色々な場所に「認証のために新しく顔認証用機器を導入する」必要がなくて、安価にマイナンバーの利用が行えるわけだ。一旦登録したスマホまたは携帯は、定期的に本人確認を自動で行い、その都度顔認証を行なって「本人のもの」であることを確認する。本人かどうかを何かの時に毎回確認するのではなく、「スマホ」を私の代わりとして「本人」と認証するのである。あとはスマホを盗られないように大事に管理すれば良い(万一盗られても、本人認証ができないから安心だ)。これが一番便利だと思う。

なお、一番肝心なセキュリティの問題として、マイナンバーにアクセス出来るのは「マイナンバー保持者だけ」というルールを厳格に守ることである。誰がアクセスしたか分からないんじゃ、セキュリティなんぞ守れる筈がない。まず自分のマイナンバーを「認証されたスマホアプリ」から入力し、認証サーバーで認証を得られたら「それから各サーバーへ入って情報を取得する」という手順を守っていけば、セキュリティの問題は「ほとんど」解決するだろう(と思う)。

以上、とにかく日本国民の皆さん、なんでもいいからマイナンバーを登録してくれぇ〜!


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