明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

コロナに関する新しい研究結果を読む

2020-06-17 21:19:37 | ニュース
東京で実施された抗体検査の結果、陽性(体内に抗体があった人)は0.1%だった。大阪では同じく0.16%で、宮城県では0.03%である。ある程度の市民が感染して抗体を持てば、集団免疫が形成されてコロナの蔓延が防げる。ところが検査の結果は、これまでの欧米の抗体率と比べて「異常に低い」ので話題になった。今まで考えられているコロナ対策理論では、抗体を持ってない人は「コロナに罹患するはず」なので、東京都の例で言えば抗体検査が陰性だった人つまり、99.9%の市民は、相変わらず「自粛の必要」があるということになってしまう。

コロナに罹っても無症状で治ってしまう人がいて、PCR検査数が圧倒的に少ない日本では、実際の感染者数を全然拾いきれてないと指摘されてきた。私の愛読する「田中宇の国際ニュース解説」の説明によれば、これはもしかしたら「新型コロナについての評価」を変えることになるかも知れない新しい研究だという(この記事は「無料版」でリリースされているので、興味のある方は是非検索して読んでみてください)。

ところで今現在のコロナで入院している患者の数は、感染者数ー死亡者数ー回復者数=入院中患者数で計算され、17622ー934ー15865=823である。勿論、全国での数字だ。驚くほど少ない。この中で重症患者数がどれくらいいるのか私には分からないが、半分としても400人強である。2016年の日本人の肺炎患者死亡数は119300人、一ヶ月平均1万人弱と比べても明らかに少ない。今年コロナ以外の肺炎で亡くなった人と新型コロナで亡くなった人の数が出れば、新型コロナによる死亡者がどれだけあったか分かるのだが。何れにしても、重症化する人(例えば志村けんさん)などの特殊な例は、それほど多くはなさそうだ。

ちなみに今日、久しぶりに病院に行って血液を採取して来た。病院の中はガランとしていて、リハビリ用のトレーニングルームも殆ど患者がいなくて、診察待ちの人もパラパラとしかいなかった。元々この病院は具合の悪い患者で溢れかえっている筈なのだが、皆んな明らかにコロナに伝染るのを怖がって、病院に来なくなっているのだ。日本は病院数・病床数ともに世界一の「医療大国」である。何か病院に不安があれば「患者は来なく」なって、途端に経営が悪化するのは目に見えている。このままコロナ騒ぎは続けば、バタバタ潰れる病院が出てきてもおかしくない。

3月頃にニュースで取り上げられ騒がれていた重症患者の様子は恐ろしいものが多く、もしも自分がコロナに罹ったらと、人々を恐怖に陥れる効果が絶大だった。特に志村けんさんの悲報はショックだったようで、あれから一気に全国にコロナ自粛が広まったと思う。学校閉鎖と不要不急の外出自粛で、混乱は社会を機能不全に陥らせたが、肝心の感染爆発はなんとか防げたように見える。これは日本人の清潔な生活習慣や、罰則がなくても自粛する国民性によるものだと称揚されているみたいだが、ところがどうもそれだけでは無いと徐々に分かってきた。日本が欧米の感染者数・死亡者数と比べても極端に少ないのは、「医学的な何か」原因がある筈である(何故ならアジア圏では日本は感染者数も死亡者数も多い方である)。ところが最近の報道はどれも「新規感染者数」を言うだけで、その中に重症患者がどれだけいるかについては、どこのニュースもさっぱり言わないのである(調べればわかるのだろうが・・・)。色々な情報を見てみると、どうも重症患者は「殆ど出ていない」のではないだろうか。これはコロナウィルスが抑え込まれ「町中から消えてしまった」のではなく、季節が夏に向かって高温多湿になってウィルスが不活性化しているのか、或いは最新研究によって明らかになってきたように、「コロナは風邪の一種」程度の弱いウィルスなのかも知れない。要するに、それほど怖がる必要も無い、というわけだ。

というわけで、我々も日常を取り戻す時が来ているようだと思っている。ところが「With コロナの新しい行動様式」と言ってる割には行動が「全然新しくなってない」政府とマスコミが、いつまで経っても「新型コロナに対する評価」を改めないので、社会が混乱をしっぱなしなのである。

これからは政府は勿論のこと、マスコミも「新しくコロナの感染した人の、年齢・性別・持病の詳しい数値や状態・症状の詳細・治療の内容」などを、仔細に発表して欲しい。今、自分がコロナに感染したらどういう病状になるのか、その情報を知ることが「コロナを正しく恐れる」ことになるからだ。多分、皆が思っているほどには、大したことないのじゃないかと私は想像しているのだが。

「コロナは死も有り得る怖い病気だ。マスク・手洗いをしなければ、飛沫感染はおろかスーパーのカゴからドアノブでも感染する可能性がある。だから不要不急に外出は出来るだけ避けて、皆んなステイホームすること」。これが政府が発表し、マスコミを通じて全国津々浦々まで浸透したコロナ対策である。今ではマスクをしないで出歩くと「不審な目」で見られるぐらい、何はなくともマスクというぐらい外出時の必需品となっているコロナ対策。だが、よく考えてみると、それほど感染力が強いのであれば、連日満員電車に乗っているサラリーマンは、既に何万人も感染して不思議じゃないのではないだろうか。私の元の勤め先で話を小耳に挟んだのだが、そういう状況で仕事を続けていたけど、身近に感染者が出たという話は一切聞かないのである。

日本人は「感染者が出た」というと決まって「日頃の対策を怠っていたから」だと非難し、被害者であるはずの人を寄ってたかってバッシングする国民性で有名である。つまり、感染するのは、防御対策として「やっちゃいけない事を守らなかった」だらしない人だから、というのが非難の理由である。これは半分「犯罪者」の烙印を押しているようなものだ。石田純一なぞ可哀想なもんである。まあ、普段から良く思われていない人間は、こういう時になると「何倍も叩かれる」ということか。

「何で感染したか」を追及してその罪を暴き立てるよりも、コロナの実態を明らかにして正しく理解するほうが余程大事だと私は思う。コロナが普通のインフルエンザと毒性が変わらないのであれば、ワクチンがあるのと無いのとの違いはあれど、これ程の自粛は「必要なかった」と言える筈である。まだ、自分の体で試してみようとは流石に思わないが、若い人で体力に自信があるならば、大いに「普段通りの生活」に戻して、「コロナ恐るるに足らず」と証明してほしいものである(人の身体で人体実験というのも虫が良すぎるが)。

取り敢えずは今週末の「アース・モンダミン・カップ」で、待ちに待った女子ゴルフが開催されるようなので、そこで一つ「結果を出してくれれば」いいな、と期待している。

三ヶ島かな選手、ぶっちぎりの優勝を願っていますぅ!!!

・・・ちょっと「どさくさに紛れて」個人的な希望を書いてしまいました。お恥ずかしい。とにかくコロナ対策もそろそ「下火」になりつつある今日このごろ、政府が「本格的なコロナ分析」をしてくれる事を切に祈ってこの記事を終わりにしたいと思います。そこで一句、

新型コロナ まずは秋までの 一休み

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