1、ワクチン
インドやインドネシアや中南米などでもコロナ新規感染者数が激減しているそうだ。しかしこれらの国の衛生状態が、特に日本並みに素晴らしいという話は聞いたことがない。アフリカのケニアでもコロナの感染者数が激減しているが、ワクチン接種率は何と「3%」しか無いという。オミクロン株が大騒ぎの南アだが、デルタ株がある程度コントロール出来ていた時でもワクチン接種率は20%以下だったから、ワクチン接種率が低いから高いからというのはコロナと関係ないんじゃないの?、という話である。「やっぱりなぁ〜」、そうじゃないかと思ったよ。結論から言えば、コロナはワクチン関係なかった。それが証拠に、ワクチン接種が遅々として進んでいないアフリカ諸国でさえ、国民が全滅するほどの感染爆発は起きていない。というか、ワクチン接種者は「一定の割合で増加する」のに比べて、コロナの感染者は第◯◯波のように「増加・減少の波」を繰り返している。これはどうしたことだろうか。人々が緊急事態宣言などで行動変容したから収まって、解除などで緩むとまた増加するのだ、という意見がある。しかし現状日本人の行動は町を歩いたりニュースで映像を見たりする感じでは、人出は感染爆発時より「むしろ増えている」ように見えるのだ。それにも関わらず、感染者数が激減している。つまり、行動とは関係ないんじゃないの?。じゃあ、どうして?
・・・分からんけど、もうコロナはどっかに行っちゃったんじゃないの?、っていうのが正直な感想だ。まあ、重症者や死亡者がいないというのは喜ばしいことである。政府やマスコミも、ワクチン接種率と新規感染者数との数字を日本の数字だけでなく世界各国の数字で比較してみるとか、色々な統計資料を駆使して発表するとか何故やらないのか、大いに疑問である。なお、ワクチン接種率が日本より高い韓国で、感染者数・重症者死亡者数が過去最高だそうだ。何だかなぁ。
2、ガソリンと円高
米英欧日が連携してガソリンの備蓄を放出すると発表してから、少しだがガソリン価格上昇が沈静化したようだ。だけど備蓄放出を呼びかけたアメリカは、少し前までシェールガスの増産で石油輸出国だった筈なのに「あれっ、何で?」と思ったのは私だけじゃないのでは。シェールガスの採掘によってガソリン価格がマイナスになったとニュースになったのも記憶にある。ところがガソリン価格がじりじりと値上がりしだして諸物価もコスト増による値上げが出始めても、誰もシェールガスの話はしないのが不思議である。ネットで調べると、アメリカのシェール産業はOPECの原油価格引き下げ策により、次々と経営難に陥って青息吐息だったらしい。それがこのところの原油高により息を吹き返して、ちょっと復活の兆しが見えてきたという。コロナで人の移動が激減し、おまけに電気自動車の開発が加速してガソリンの需要も「減る一方」だったこの2年間。それが「ちょっと回復してきたかな?」程度の需要増加で、価格が急上昇だなんて、どんだけ石油産油国に振り回されているんだ!って話。しかし為替が円高で80円を割るとかどうだとか言っていた頃は、ガソリン価格も確か「100円」を切ってたはず。勿論、灯油などの暖房に始まって、航空機などのジェット燃料から発電から工場の運転から各種プラスチックの原料に至るまで、ガソリンは現代生活には欠かせないものである。なのに日本では「採れない」、というのが致命的なのだ。ああ、可哀想な日本!。石油からの脱却が日本再生のカギだ!。
だからと言って原発再稼働というのは、ちょっと違うかな。
3、難民と治安
ベラルーシでアフガニスタンなどからの難民2千人が、寒空の中で野原に放置され問題になっているとニュースで報じられた。ちょっと前に人道的立場から難民を受け入れたドイツ・メルケル首相の話が、称賛を持って伝えられたのも束の間である。だがその後のドイツでは難民による暴力や犯罪が激増して、対策に躍起だという。少し前まではメキシコを通って中南米から不法移民が流入し、トランプ前大統領が「壁」を建設したと話題になった。当時、難民を拒絶するのは非人道的だという意見も多かったと記憶している。私もそうだった。しかし今では「人道的」という理由で難民を受け入れるのは、間違っているんじゃないかと思うようになった。ホンの10人やそこらの人数の場合は勿論、助けてあげることに何の躊躇も無い。だが「何れは故郷に帰る」という条件で、「一時的」に受け入れるのが正しいと思うようになった。これは今後、色々と考察が必要ではあると思うけれど、「単なる人道的な受け入れ」というのは、根本的な解決にはならないのである。何故なら難民は「受け入れれば受け入れるほど、増える」からだ。根本的な解決は、「難民が発生している国」の政治的経済的な状況を改善するしか、方法はない。日本はその点「島国」だからまだ楽だけど、ポーランドやドイツは大変だろうね。トランプ大統領が壁を作る気持も分からないでもない。
やっぱり生まれ故郷または育った場所というのが、人間(または動物全般)にとって楽園なんじゃないだろうか。茨城生まれの私にとって、北海道や東北の豪雪地帯に住んでる人の気持ちがどうしても理解できないのだが、やっぱり良いんだろうね、故郷が。
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