先日日本女子オープンでの竹田麗央の豪快且つ正確なドライバーショットを溜息混じりで堪能した私は、早速翌日のゴルフパートナーで「フェード」の練習に挑戦してみた(何と無謀な)。一応理論通りにスイング軌道はアウトサイドインにし、フェースを目標方向に向けて開きエイヤッとクラブを一閃。すると見事ボールは右45度に飛び出して、スイング解析機が出した答えは「惨めなプッシュスライス」だった。あれ〜?
まあ、テレビでプロが華麗にフェードを打っているからと言って、すぐ真似して打てるなどという「幼稚園児並み」の思考は脱しているつもりですけど一応トライしてみました。当然ながら、どんな球が出るか分からない腕前でたまたまフェードっぽい球が打てたとして、それで「元々有りもしない持ち球」がドローからフェードなったなんてことは「立憲民主党が政権を取る」くらいの確率だと思いました・・・殆ど「ゼロ」という・・・(悲しいけど真実)。
それはそうと本来の練習目的である私のスイング改造の長〜い旅は、とうとう念願である「インパクトの核心」にいよいよ迫って来た・・・ようなんです!。つまり簡単に言うと「インパクトというもの」が何となく掴めて来た気がしてる、というわけですね(大きく出ました!)。それで先生に確認してみたら、インパクトで体を回して打つというのは「プロに共通した」打ち方なんだそうです(何だよ、皆んな知ってたのかよ・・・ガックシ)。今まで理屈では頭に入っていたんですが、実際に打ってみると「思ったようには打ててない」の繰り返しだったんですよね。それがここ2週間ほど練習している間に「どうにか打てそう」な感じがして来たという訳です。「やっと来たか!」の思いです(またまたフェイクじゃないだろうな?)。
苦節10年・・・というのはオーバーですが、形を作るだけじゃなく本来の「しっかり全身の力が入るインパクト」を、ようやくぼんやりとですがイメージ出来るようになったように思います。後は繰り返し練習して体に覚え込ませるだけです。それと出来れば「真っ直ぐ遠くに飛ばすこと」ですね。・・・何ぃ〜!、フザケたこと言ってんじゃねーよ!それが難しいから練習してんだろうが!ボケ!・・・とか、そこら中から雨アラレのごとく罵声を浴びるだろうことは良〜く分かっているつもりですが、私の場合はスイングを正しく理解することと実際にそれを実行することは別だ、と考えているので全然気になりません。要するに選手とコーチの関係ですね(私はコーチの方を目指しているのですが)。
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ここまで書いて、水曜日に予約しておいたゴルフパートナーの練習に行きました。ゴルフパートナーは予約制なので、スマホで簡単に予約や取り消しができるから便利ですね。ところが打ち始めてみたら確実にイメージ出来てた筈のインパクトが、何故か「見えなく」なっているじゃああーりませんか?、何でぇ〜?(いつものことだから驚かないけど)。
それから1時間、あーでもないこーでもないと試行錯誤した挙げ句やっと辿り着いたのが、次に書く「スイングのコツ」です。私にとっては「それをやると目指すスイングが実行出来る(=補助動作)」という位置付けなので、忘れず実行できるように書き留めて置くことにしました。その概要は次の通りです。
1、右側屈し、クラブは遅れて球を打つ
前から練習の目標にしていたインパクトの形は左の股関節を始点にして上体を前傾し、右側屈してグリップを前に出してその後「遅れてきたヘッドが球を捉える」という形でした。ある意味、私がずっと求め続けてきた理想のインパクトです。しかしこの形で打とうと思っても中々体が思う通りに動かずに、色々やった結果は「下半身の回転不足」だったり「インパクトがはやすぎたり」と上手く当たりません。そこで今日私が発見した「コツ」は・・・
① 下半身を回してから「その後で」クラブを振り下ろす
下半身の回転は「インパクトの準備動作」と考えると良いと思います。下半身が先に回転しているので、体勢の関係から後から降りてくるクラブは突っかかったりせずにスムーズに振り抜ける。理屈上、簡単に綺麗なダウンブローが打てる筈だ。肝心なことは「順番と時間差をきっちり取る」ことに尽きます。イメージは「後を向いてインパクト」です!
② 側屈を確実に行って上体を真下に向ける
バックスイングでは左に側屈し、ダウンスイングでは右側屈する。これを無理なく行うには「神谷そら」の下半身の動きが参考になると思います。勿論イメージだけですが、簡単にいうと左側屈では右のお尻を頂点として上体を左に折り曲げ、右側屈では「逆に左のお尻を頂点に」して上体を右に折り曲げる。この単純な動作により「余り考えずに左右の側屈を行って」、前傾姿勢とクラブの軌道に神経を集中するためです。とにかくインパクトのための準備動作ですから、それほど厳密な動作ではないと思っています。
③ ダウンスイングは両肩を回転させて、クラブを操作するのは最後の最後
左側屈を右のお尻を引いたままにして今度は左のお尻に体重をかけて切り返し。切り返しは「まだクラブはトップの位置にある」ことで時間差が確保出来る。それから下半身を回転させながら右側屈して軸を前傾させ、両肩を回転させて右肩が真下を通り過ぎるタイミングでインパクトするのが理想です。
④ まず腹筋に力を入れる
左右の側屈を正しく行うには腹筋に力を入れて「お尻を前に出さない」ことが肝心です。切り返しで左の広背筋の張りを意識しながら頭を下げて、上半身は左腕を伸ばしたまま「右を向く」が良いですね、言葉で言うのは簡単ですが。
⑤ 頭はインパクト後も下げ続ける
殆どのプロの動画を見ていると、殆どインパクト後には「頭が下がって」いると思います。多分、頭を下げることによって「無意識に地面に向かってエネルギーを放出」しているんじゃないか、と思いました。右手をしならせて振り抜くためには「助走距離」が無いと難しい。それでインパクト直前のグリップがボール位置にきたタイミングで「ある程度クラブは立っている」ことが理想です。まあ、これは意識してできることでは無いですが。それと手首はトップの位置で「クローズ」にしておくのが良いと思います。右手のグリップは「中指を薬指で引っ掛ける」形ですね。シャウフェレがワッグルするときに親指と人差し指を離している動作を見てそう思いました。5本の指で握ってしまうと「クローズにするのが難しくなる」と思っています。インパクト前にクローズになっていないと、インパクトから押し込む時にフェースが開いたままでスライスしてしまうからです(あくまで私の場合です)。
以上です。これが出来てきたら追加で
a.インパクト直前まで腕は一切使わない
b. 右腕を曲げたまま右手をボールに対して一瞬「ボディブロー」のように圧力を掛けて前に押し出し、それから押し出した勢いで腕を伸ばす
が出来たら良いなと思っています。ですが実際はまだ「遅れてインパクト」が出来てません。出来たら今年中に自分のものに出来ると良いな思っていますが果たしてそんなに上手くいくかいな・・・と言うのが実感です。ゴルフの腕前では一歩も二歩も先を行くSN氏やSY氏との差は簡単には縮まりそうもありません。ゴルフを極めるのは言うほど楽じゃないです(努力することに意義がある)。
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