明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフスイングの悩みあるある(1)やるべき体の動きが、分かっているのに出来ないって悔しい!

2023-01-16 14:10:26 | スポーツ・ゴルフ

スイングは、見た目「綺麗に」出来ればそれに越したことはない。だが我々高齢者は年を取るに従って飛距離はどんどん落ちてくるし、体の方も段々「固く」なってきて動かなくなる。ちなみに私は靴下を履くのに苦労するようになってしまった(それでもまだ何とか立って履くようにしているが、それもいつまで続くか・・・)。以前は考えもしないで出来ていた事が、体が固くなって出来なくなっているのだ。だから綺麗なスイングをしている人はそれなりに努力しているし、人間としても見習いたいものだ。いくつになっても「自分を進化させる」努力は大切である。

しかしいくら綺麗なスイングでも、打った球が見ている人からしたら「あれ?」と言うレベルじゃ、折角の努力が空回りじゃないだろうか。いい球が打てればスイング等はどうでもいい、というひとは勿論一定数はいる。それに実際問題として、自分のスイングがどうなのかよく分かっていない、という人も多いだろう。また、スライス・フックやダフリ・トップなどトラブルが出ても、自己流の治し方で何とか解決してしまった人もいる筈である。実はゴルフのスコアメイクにおいて、スイングの良し悪しが占める割合はそれ程高くはない。よくテレビのブロとアマが対戦する番組(ゴルフ侍、見参!)など見ていると、アマチュアのスイングは良く言えば個性的、悪く言えば「理屈にあってないスイング」をしている人が殆どである。それでもクラブチャンピオンやシングルさんなのだから、スイングは関係ないというのも一理ある(若い人は綺麗なスイングの人が多いみたいだが)。それに運動神経の良い人や要領の良い人は、知らないうちに良いスイングが出来ているものである。

つまり、やりたい事と出来る事を勘案すれば、私のような運動神経が無くてしかも体力が落ちて来た老人は、人生の最後に当たって「せめて形だけでも·」きれいなスイングを手に入れたい、と弱気になるのも無理は無い。だが、私のゴルフ仲間達はたまにラウンドしたりすると、しばらく見ない間に「スイングが良くなっている」のに驚くことがある。皆んな頑張って努力してるんだなと思うと、自分もまだまだやらねばと反省するばかりである。もう一度大好きなゴルフで「輝く」ためには、一層の努力が必要なのだ。

そこで私の「飽くなき理想スイング」の追求と、それなりの「美しい弾道」を獲得するための努力の日々を、「ポイントごとにメモってみよう」というのが当ブログの趣旨である。何とかそれを達成しようと試行錯誤する上で「ぶつかった悩み」や解決の糸口、また自分なりの「工夫やコツ」を思いつくままに書いて行きたいと思います。

1、まずハンドファーストに打つ為の注意するポイント、「コツ」をおさらいして置こうと思う

① 前屈みの度合いを深くする

・・・これは「物理的」にクラブが余る事で、腕とクラブがグリップ位置で「く」の字に曲がり、結果的にハンドファーストになるという理屈だ(私の考え)。なお、その為には当然だが、クラブは体から離して目標方向に曲げること。グリップを体に引き付けて合わせると、ハンドファーストにはならないので注意したい。前傾姿勢を深くするには、「左腰を後ろに引く」のがコツである。とにかく全体として「縮こまる感覚」が正しい。

② 頭を残して左への突っ込みやスエーをしない

・・・これは左に体重移動する時に起こりがちなので、しっかり頭を残すこと。頭が残っていると左肩もその場でクルッと回り、結果として「腕が前に出て」ハンドファーストにならざるを得ない、というのが私の考えだ。私は腕や手でクラブを操作するよりも「自然とそうならざるを得ない」という方が好きである(というか、出来ないからしょうがなくて色々と秘策を考える)。こないだ蝉川泰河が言っていたが、「右足の上にお辞儀する」というのは良い方法なので実践したい。

③ インパクトで腰は目標方向、肩は45度以上は回す

・・・ハンドファーストで1番肝心なポイントは体を開く事である。肩ー右腕ー右手ーシャフトの線はそれぞれ90度の角度で「逆Zの字」でインパクトするのが力が入って理想的だから、肩が45度位は回っていないといけない。但し、「体の軸」が右に傾いているとアオリ打ちうちになるので、しっかりと肩を回転すること。軸は傾くのではなく「右にズレる」のが正しい。そして軸回転を意識して、左肩を思い切って「後ろに引く」のが効果的である。

④ クラブを振り下ろす前に左脇腹を十分伸ばす

・・・クラブの推進力は「左の脇腹の筋肉が縮む」ことで発生する。これはバックスイングで捻転差を作ることにつながるが、無理矢理作るというよりは左脚へ体重を掛けながら体を捻る、という感覚がダウンスイングとのつながりから言うとベストだ。とにかく流れるような一連の体の動きとして「最終的に左脇腹が伸びる」ようにしたい。

⑤ インパクトでしっかりとグリップを動かし続ける

・・・今までインパクトでは左手を止めてクラブを走らせるようにして打っていた。もし、クラブが走ってボールに当たる場合、腕とか手首からヘッドに加わる力は「解き放たれて」いて、慣性の力で「ヘッド自体の推進力」でヒットすると思う。この慣性力が最大になるのは、クラブがボールに「垂直に当たる時」である。しかしこれだと、永遠にハンドファーストには打てない理屈だ。シャフトが30度位に「前倒し」になったまま(ハンドファースト)最大の力を与える為には、インパクトした後もヘッドを押し続ける必要があると考えている。

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その他に基本的に気をつけたい事

2、バックスイングでキチンと捻転差を作る

・・・ハンドファーストを作るのに一生懸命で、本来の「飛距離を出すスイング」がおろそかになっていた。何と言っても飛距離はゴルフで1番の「武器」であり、見ている側にとっても最も「評価」のポイントが高い要素ではなかろうか。やっとこさハンドファーストにしたら飛距離が落ちた、というのでは「偽ハンドファースト」と言われてもグーの音も出ない。だからゴルフをやる以上、飛距離を出す練習は絶対欠かせないのだ。飛距離を出すには、どんなスイングをするにしても「捻転差」は最も重要な要素である。コツは、出来るだけ長い間「胸を右に」向けておく事、これに尽きる。

3、左への体重の掛け方

・・・体重は左に掛けるが姿勢は右脚の上に頭が残るように我慢したい。左に体重が掛かっていて尚且つ右に頭がある状態は、クラブが振り下ろされる「一瞬前」の形なので、既にインパクトに向けて「体は動き出し」ているとも言える。スイングは「ゆっくり大きく」振ること。早く振ろうとして手打ちになるのが1番飛ばない。肩を軸回転で回すのがコツだと思う。これに対して力を入れるのは「スイングを崩す」もとになる。

4、インパクトは右手が主体

・・・私は脳梗塞の後遺症で右半身に軽い麻痺が残っていた。今では見た目に殆ど分からない位に回復はしているが、ボールを打つような動作はまだまだ思ったようには出来ない状態である。普通は右手が強すぎてスイングが上手く行かないのが一般的だが、私は最近まで「右手一本でスイングする」だけの力が全然なかった。だから散々「スイングは右手主体で打つ」と言ってはいるが、まだまだ十分な飛距離を出せるようなインパクトは出来てはいない。実際に弱いインパクトしか出来ないにしても、「右手で打つ」は基本である。将来右手で「力強くヒット」出来るようになれば、私のスイングも完成すると思う。

5、フィニッシュまで振り切る

・・・私はゴルフパートナーで練習を始めて以来、ハンドファーストを習得するのに夢中な余り、どうしてもスイングの形をビデオで見る為に「途中で」スイングを止めていた。3ヶ月もそう云うスイングを続けていると、段々スイングが小さくなって来る。フィニッシュは元々「振り切った勢い」でそのまま回っていった形なので、殆ど力が抜けている。だからフィニッシュが取れないのは、その前のインパクトがしっかり作れてないからなので、まず勢い余って「クラブが背中に回る」位にしっかり振らないといけないのである。私のゴルフ仲間のSN氏やSY氏は、年が同じなのに「ブンブン振り切っている」ので感心した。是非とも見習いたい点である。それには筋肉を柔らかくする為に体のストレッチを十分やってから、「ゆっくり大きく」フィニッシュまで振り切る練習をしていきたい。

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おまけ:私はどうも「体が実年齢より弱って」いて、もしかすると85歳位の体力しかないのではないかと思っている。何しろまだゆっくりでも「走る」ことが出来ていないのだ。やっと右足が地面から少しジャンプして、ほんのチョット「空中に浮く」ことが出来るようになったばかりである。と言っても5cm位なのだが、私的には大成功である。これがせめて30cm位は跳べると良いのだが。夢は「1時間ほどジョギング」することである。これが出来た時には、病気の後遺症から「完全回復」したと言えると思う。夢は人それぞれ、私にとってはジョギングも一つの夢である。まあ、その前にあの世からお迎えが来るかも知れないが、夢を持ち続けることは素晴らしいって言いたい。

私のゴルフ・スイングへの探求の道は、永遠に続く。



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