お久しぶりにMさまがご来店くださいました
しばらくぶりのメンテナンスなので
少しスリールがごわついてました
メンテナンスが終わると
「すごく柔らかくなりますね」と
触って実感されていました
ウィッグと知らないお友達に
「その髪形がしたいって言われるんです」や
主治医や看護師さんに
「本当にウィッグに見えないね。高いんでしょう。」
といわれたりするお話をしてくださいました
Mさまのスリールは脱毛が始まってからの製作でした
大手の25万円くらいするウィッグにご納得できず
バタバタの乗り換えでした
がん拠点病院のアピアランスケアのウィッグ紹介スペースで
たくさんのウィッグを被って
悲しくなったことのお話が
印象的でした
”どれを被ってもカツラっぽい”
涙が出てしまったのだそうです
治療が始まる方のためのアピアランスセンター
感じ方は人それぞれなのですが
逆に不安にさせてしまってはいけないですね
考えさせられました
細かくお話を伺い 元の髪形のお写真を見て
お作りしたMさまのスリールは
不安を解消できて 何より良かったです
昨日は山梨からTさまが部分ウィッグのご相談に
ご来店くださいました
大手ウィッグ会社の医療用ウィッグを
3年近くお使いでした
思うように伸びないご自髪に
地元の医療用ウィッグ取り扱い店にご相談に行かれても
納得のできる部分ウィッグや説明が
無かったのだそうです
「難民のようでした…」
私にはドキッとする言葉でした
相談する場所がないということは
そういう言葉になってしまうんですね
Tさまのご自髪の状況から安心できる6分ウィッグを
お作りさせていただきました
ご自髪はウィッグに近い色にカラーをさせていただき
お使いだったフルウィッグの長さに近づけ
脱毛前のお写真の印象に近づけて6分ウィッグと
ご自髪をカットしました
「自分の髪みたいですね」と
Tさまは涙ぐまれていました
出来上がり時にお戻りになられたお嬢さんも
「ウィッグの前の髪みたいだね（脱毛前の髪形）」
と
3年前の雰囲気に戻ったのですね
私として必要と感じて
後から生産した6分ウィッグでした
もし生産していなかったら山梨からのTさまを
また難民させてしまうところでした
生産して良かったのだと改めて思いました
10月30日がん患者さんの『おしゃれマルシェ』
お申込みお待ちしております。
ご試着・お問い合わせは「ikus.医療美容ケア研究会」の
Chez Moi、自由が丘frangipani,月島relajar（リラハル）
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