以前、出版社で勤めていた話を、少し書きましたが、20代前半で担当していたのは、「人間の記録」というやや大げさなシリーズ名の、日本人の自伝のシリーズでした。といっても、一冊一冊書き下ろしてもらったわけではなく、他社で昔出されたものの再録です。(もちろん、著作権者に許可はとってます)
再録ですが、明治時代の本とかもあり、表記を直したり、あらたに写真をお借りして掲載したりというのは、私の仕事でした。社長に相談したりしながらですが、一巻から百巻までの人選も、ほぼ私がしてました。
自分が女性ということもあり、他の似たようなシリーズの中では、女性が多いのが、特徴だと思います。女の人の先駆者的な人の自伝は、私には、面白かったのです。たとえば、服飾の学校の「ドレメ学園」の杉野芳子さんとか、栄養学の香川綾さんとか…。
他にも、興味深い人物は、まだまだいるのですが、今は、この仕事をはなれ、別の仕事についてしまっていて、頭が切り替えにくいので、この話は、またそのうち、ゆっくり書こうかな。
ちなみに、この会社は、「日本図書センター」といいます。まだ仲間が、頑張ってます。
最近出たものでは、「こども孫子の兵法」「こども菜根譚」など、面白かったです。(2016年刊行。齋藤孝先生の監修みたいです。)
興味があられる方は、ホームページをのぞいたり、書店でお手にとってくださいね。