大変ごぶさたしております。
お仕事のことも、子どもたちのことも、プライバシーに関わることが多くて書きにくく、わたしは、日々それらに追われていて、「趣味に生きられるようになったら、またブログを再開しようかな」とぼんやり思っていたのですが、ちょっと書きたいことができたので、書いてみますね。
秋のうららかな日差しに誘われて、高松市中央図書館の上の、菊池寛記念館でやっていた「石井桃子の101年 本は一生の友だち」という企画展に、行ってきました。長女とパパと一緒に。
石井桃子さんは、ご存知の方も多いと思いますが、くまのプーさんや、ちいさいうさこちゃんシリーズ、ピーターラビットの絵本などを翻訳した、日本の児童文学に大きな功績を残した、翻訳家・作家です。もちろん名前は知っていましたが、あらためて、こんなにたくさんの本を世に出していたのかと、びっくりさせられました。40年ほど前に、図書館で出会った懐かしい装丁の本も飾られていて、嬉しくなりました。
知らなかったことも、いろいろあり、翻訳に携わるようになったのは、学生時代に菊池寛のところに出入りするようになって、翻訳を勧められたからだったとか、その後も、山本有三や吉野源三郎、いぬいとみこらと、仕事を通じて関わりがあったこと、一時は農業に携わったこともあったこと、101歳で亡くなられるまで、精力的に、子どものための本の仕事に尽くしていたことなどを、あらためて知りました。おもしろかったです。昔やっていた自伝のシリーズに、取り上げてもよかったな。
飾られていた、子どもと本についての、菊池寛の言葉も、よかったな。(メモってないので、詳細は記せませんが)
あらためて、おはなしというのは、いつの時代も、子どもたちのこころに(大人にも?)、ひかりをともすものだなあ、と思いました。私が、園の子どもたちに毎日絵本を読んでいるのも、なにか心の栄養になればいいなあ、と思います。まあ、私が選んでいるのは、名著ばかりではなく、ナンセンスなものもけっこうあるんですけれど。