パートとはいえ、収入が一部なくなったのだから、家計はなかなか大変です。慎重に使い道を考えて、計画的につかっていかないと、家計が破綻してしまいます。加えて、うちにはまだ、中学生と高校生の娘がいるので、もし彼女たちが大学まで行くのなら、かなりのお金がかかります。それでも、親心としては、できるだけ本人たちの希望の進路に進んでもらいたいものです。
いろいろ試算しながら、あまり政治に強くない私も、政治のことも少し考えました。まず国民年金が学生のうちにかかってくるのは、仕送りなどもしないといけないとしたら、かなり大変です。免除の制度もあるみたいですが、そもそも学生にかからない制度だったら、よかったのにな、と思います。20年以上前ですが、あまり豊かでなかった私の実家でも、母が苦労して国民年金を納めてくれていました。かなり大変でした。これは義務だから、と頑なに免除せずに。
大学生は、働き始めるのが遅いのだから、その分長く納めるとかで、対応できないのですかね。
そもそも国の年金制度が、高齢者を働き手が支えるというのは、この少子高齢化の時代に絶対無理があります。自分が納めた分が、(たいして増えなくても)、自分がもらえるという制度に早急に移行しないと無理なんじゃないかな。どうしても、無年金、低年金の人は出ると思いますが、それは生活保護の観点からも、国が支援するとか。
それから、保育園で少し働いて思ったことですが、せめて2歳まで育休がどの企業にもあったら、あんなに血眼で保活して、大変な思いで預けて働いてというのを、もう少し救えるのではないかと思うのです。もちろん自分で子育てしたくないという保護者もいるでしょうし、代わりがいないので、すぐにでも仕事に戻りたい方もいることでしょう。でも、赤ちゃんは、どうしても病気をしやすいですし、集団生活には向いていないようにみえます。保育する方も大変です。親子の間の信頼関係を築く上でも、重大な時期なのです。パートのような不安定な立場でもすぐに働かないと、と職場に戻る方もいます。なんとか2、3歳までの子育て家庭の生活を守る支援をお願いしたいなあ、というのが、私が思ったことです。
誤解を招く、偏った意見かもしれませんが。
あともうひとつ気になるのは、若者の給料の安さです。幼稚園や保育園の先生の給与じゃ、自分で結婚して子育てしてっていうのは、なかなか難しいよな。看護士や介護士も。企業もなかなか給与があがらないみたいだし。そのくせ、どこも人手不足で、仕事は過酷。以前から、そのことに心を痛めていましたが、今回首相になられた岸田さんが、そのことに手をつけてくださるそうで、それは期待をもって見守りたいと思います。
少子化対策とよくいうけれど、若者の生活のことまで考えてあげないと、子どもなんて増えないし、日本の未来もないと思います。ほんといえば、私たちロストジェネレーションの世代のことも、上の世代の方は、もっと考えて欲しかった。自分たちの保身にはしるばかりではなくて。
最後におまけで。余ったアベノマスクは、小学校の給食マスクとしてなら、使えるかも。サイズが小さいので、大人は使いにくいし、気密性が低いから、医療や介護の現場では使えないですよね。余計なお世話ですが、高いお金をかけて保管するなら、全国の小学1年生に配ったらいいのでは、と考えました。
以上、仕事をやめた2人の子育てをする主婦の個人的意見です。いろいろな意見があることは承知で、発信してみました。