さざなみ日記

日々思うこと、懐かしいことなど、つらつらと…

2024/01/03

2024-01-03 11:29:00 | 本・マンガ
なんとなく気分で、長女が赤ちゃんのころ入手してあった「のび太の結婚前夜 おばあちゃんの思い出」を読みました。

今になってわかること、今だからわかること、目白押しで、なんだかボロ泣きでした。

ちょっと前の出版物みたいですが、入手できる方は、ぜひ読んでみてください。



今年読んだ本

2023-11-24 00:20:50 | 本・マンガ
今回は、今年読んだ本について。といっても、なんだかんだ忙しかったので、あんまり読めていないんですが。

①なんて素敵にジャパネスク
(氷室冴子著 2018年 集英社【復刻版】※底本は、1984年 集英社コバルト文庫)

私と同世代の女子ならたいていご存知であろう、私が中学生のときに女子中学生に大人気だったコバルト文庫の中でも人気のシリーズの第1巻です。数年前に急に読みたくなってゲットしていましたが、つい最近読みました。
いやあ、思った以上にぶっ飛んだおはなしで、絶対あり得ないって笑えてしまいますが、当時の女子たちは、私も含めて、このお転婆でかわいい瑠璃さまに夢中でしたね。設定が平安時代っていうのも、なんだかいいのよね。

②愛するよりも愛されたい
(佐々木良訳 2022年 万葉社)

これは昨年発行され(発行元は、なんと高松市にある出版社!)テレビなどでも取り上げられて話題の、万葉集を現代の奈良弁しかも若者言葉で訳した画期的な本です。すっごくわかりやすい意訳なので、一気に読めてしまいます。それにしても、万葉の時代、老若男女みんな恋してる!、しかも表現がストレート!!おもしろい。

気に入った歌をいくつか。

もの思ふと 人に見えじと なまじひに
常に思へり ありぞかねつる

いで何か ここだ はなはだ
利心の 失するまで思ふ 恋ゆゑにこそ

白雲の 五百重に隠れり
遠くとも 宵さらず見む 妹があたりは

(意味は本を買って、調べてみてくださいね!)


もともと高校生の頃は、古典の授業は、かなりうっとりと聞くくらい大好きでしたが、そういう学科に進んだわけでなく、それっきり、そんなに触れてはこなかったわけですが。
長女が大学生になったら国文科に進みたいということで、最近彼女とこういう話をよくしますね。彼女に教わりながら、また古典もいろいろ読めたらいいなと思います。



GWの過ごし方

2023-05-05 09:15:12 | 本・マンガ
ファミリーサポートや、自分の子のことでドタバタしてる間に、GWも終盤ですね。皆さん、どうお過ごしでしょうか。
香川でも、帰省なのか、観光なのか、県外ナンバーの車をチラホラ見ますね。

受験生の娘を2人かかえる我が家は、大きな外出の予定はなし。(GWの前半には、お姉ちゃんが希望している大学をみに行ったりしましたが…)

そこで、おうち時間を楽しもうと、DVDや雑誌をゲットして観賞しました。

ひとつめは、「メリー・ポピンズ」

ミュージカルをもとにした、皆さんご存知、ディズニーの映画ですね。
観たこと、一回くらいあったかな?
途中、アニメーションがはいったり、ぶっ飛んだ展開すぎて、ついていけないところもありましたが、音楽やダンスなど、おなじみのディズニーの世界観の夢のある映画でしたね。

ちなみに、メリー・ポピンズも素敵ですが、わたしが理想とするベビーシッターは、「ベビーシッター・ギン」さんですね。(大和和紀さんの漫画の主人公です)


ふたつめは、この間芥川賞を受賞した、井戸川射子さんの「この世の喜びよ」


普段、毎回芥川賞とかをチェックして読んだりはしないですが、今回は読んでみようかなと思って。タイトルに惹かれたのと、主人公の女性が、子育てがおわりかけた中年の女性だったので、自分と重なる部分もあって、ちょっと読んでみようかと。

「この世の喜び」、、それはもちろんひとによって違うでしょう。でも、わたしはこの主人公に共感できました。母性を少しもて余していて、違う子に向けてしまう感じも。(自分の子に全部向けてしまうと、ちょっとうざがられてしまうんですよね。はは。)


そしておまけで、香川県立ミュージアムでやってる「空海」展にも、だんなさんと行ってきました。




今年は、空海生誕1250年とかで、ちょっと香川では、盛り上がっています。
展示には、空海直筆のものもあったり、のちの人の、空海へのリスペクトのすごさを知ったり、興味深かったです。
5月21日までやっているようです。
もしご興味があれば。








2月のおはなし会など

2023-02-04 16:28:46 | 本・マンガ
またまたごぶさたです。2月になりましたので、そろそろ重い腰をあげて、なにか書こうかと。

ちょうど今日は、図書館で定例のおはなし会があったので、そのことなど。

今月のおはなし会のテーマは、「寒さにまけない元気な子」。コロナのことが緩和されてきたり、季節的なこともあってか、今日は大入り満員でした。

わたしが今月読んだのは、

ウクライナ民話
「てぶくろ」
(1965年 福音館書店)



有名なおはなしなので、あらすじはいいですね。これの大型絵本を読み、以前友人にもらった手袋人形をつかったミニ劇場もやりました。

わたしは、まだまだだなあ、という感じですが、代表の方がした、アンパンマンのマジックショーや、節分の手遊びなど、だいぶうけていましたね。

話はそれますが、おはなしの会の方にいただいた梅こんぶ茶が、我が家の娘たちに大ヒットです。めちゃくちゃ梅好きな娘たちなので。

昔、「マルモのおきて」というドラマがありましたが、それを見て、我が家も、おきてを書いてみようということになり、真っ先にできたおきてが、「梅干しは、1人1日1個まで」。出していたのは小梅でしたが、家計が破綻する勢いで食べてしまうので、我が家では、これは大事なおきてでした。
(ちなみに、あとは習い事は、1人ひとつまで。ほとんどこの2つのおきてだけで、子どもたちを育てましたよ…)

まあ、だいぶ話は、それましたね。



ちなみにその梅こんぶ茶情報を書いておきますね。

梅こんぶ茶
安田食品工業株式会社
香川県小豆郡小豆島町安田甲103


今年後半に読んだ本のことなど

2022-12-16 12:49:57 | 本・マンガ
師走ということで、私でもなにやら忙しい日々です。年内はこのまま、なにも書かずにいようかとも思いましたが、時折ブログを覗きにきてくださる方もおり、自分の覚えもあって、今年後半に読んだ本のことなど、書いてみようと思います。



青春デンデケデケデケ

芦原すなお著
(1991年 河出書房新社)
※この文庫本は、1992年に初版が河出書房新社から出版されたものです。

1991年に直木賞を受賞し、翌年映画化もされたこの本は、香川県の観音寺というところが舞台で、エレキギターに明け暮れる高校生たちの青春を描いたおはなしです。
この本のことは知っていたのですが、読んだことはなくて、でも、6月に芦原先生とおはなしする機会があって、すごくお優しい方でして、興味を覚えて読みました。
ほんとに、おもしろくて、一気に読んだ感じです。観音寺の情景と洋楽の英語の歌詞のコラボがいい。青春時代に、仲間と音楽に打ち込むのって、すっごく楽しいよねと、私も仲間と音楽に打ち込んだ青春がありましたので、うんうん、と思いながら、読みました。


死んだら何を書いてもいいわ
母・萩原葉子との百八十六日

萩原朔美著
(2008年 新潮社)

これは、以前ブログで書いたように、秋に萩原朔太郎のお孫さんの萩原朔美さんの講演を聞きましたので、お母様の葉子先生のことも、懐かしく思い、読みました。
朔美さんが葉子先生が亡くなる直前に同居をはじめたころからのいろいろや、葉子先生の思い出について、書かれています。
この本は、逆に、いろいろつらくて、なかなか読み進められませんでした。直前まで元気だったのに、急に寝たきりになるところなど、母のときのことを思い出し、泣きました。また、元気だったからこそ、わがままをして、母親につらくあたるところなど、自分にも思い当たるところがあり、苦笑いです。母のことは、特別だと思っていましたが、そういう親子の確執みたいなのは、世間では、わりとあるのかもしれない、と思いました。
人の生きること、死ぬことについて、考えさせられる本でした。