こんにちは、WEcafeスタッフの蓑田(みのだ)です。
2014年9月から国立科学博物館・地球館の
一部がリニューアル工事に入るということで、
見納めにやってきました。
地球館建築のこだわりと言えば、
このスケルトンタイプのエスカレーター。
エスカレーターのステップの裏側、内部の構造がよく見えます。
ステップがキレイに内部で折りたたまれて動く様子など、
合理的なデザインにうっとり。
よく見ると、機械油の塗られた裏側の部品がちょっとホコリっぽい。
そこがまたリアル。
確かに、ラジコンカーなど動く模型を作るときも、
歯車や軸受けにグリスを塗ると、ホコリを拾っちゃいますよね・・・。
身近な機械の仕組みが見えると、
工学の世界やものづくりにも興味がわきます。
そういえば、エスカレーター修理工をしている知人が
「エスカレーターって、右側に乗るか左側に乗るか、
どっちが正しいかっていう話題を耳にすることがあるけれど、
摩耗の偏りを防ぐためには、
両側に均等に乗って欲しいんだよなぁ…(遠い目)」
と言っていたような気が。
最近は、安全面の理由から
「エスカレーターでは手すりにつかまって中央に乗ろう」という
スローガンを掲示しているところがあるようですが、
これはエンジニア視点においても喜ばしい流れなのかな。
地球館・地下3階にて、教育ボランティアさんを発見!
教育ボランティアは、
展示解説や学習支援活動などを担当されている方々で、
国立科学博物館では300名以上が活躍しています。
ん?
ボランティアさんが、地球儀に手をかざして交信中!?
これは怪しい・・・。
地球儀に近づいていくと、半球型のモニターに
世界地図と気象図(雲が流れている様子)
が投影されていました。
ボランティアさんの解説によると、
これは「手をかざして動かせる地球儀」とのこと。
展示名は「たっちきゅう」・・・。ダジャレ・・・。
さわれる展示は小さいお子様にも大人気です。
ボランティアさんが「今日は珍しいですよ。
ちょうど先日の『台風』が見えます」と教えてくれました。
わ、本当だ! 台風の目までくっきりと。
数日前から当日までの気象図が投影されている
リアルタイム展示とのこと。
来館の数日前に日本を通過した台風の動きが、
きっちりと投影されていました。
たっちきゅう、やるなぁ!
(私のように)展示内容に詳しくない来館者でも、
ボランティアさんが見どころをわかりやすく紹介してくださいます。
リニューアル後の新しい展示室でも、
またボランティアさんの解説を伺えるのを楽しみにしています♪
こちらの記事もあわせてどうぞ
【国立科学博物館】発見の森 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート①―
【国立科学博物館】海洋生物の多様性 -地球館リニューアル直前・見納め展示レポート③-
【国立科学博物館】 たんけん広場 ―地球館リニューアル直前・見納め展示レポート④―
【リニューアル工事について】
*工事等による閉鎖期間: 平成26年9月1日(月)~平成27年7月頃まで
*展示改修エリアはこちらをご覧ください。
*国立科学博物館WEB「大規模リニューアル直前 地球館見どころ紹介」
【住所】東京都台東区上野公園 7-20
【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分
【常設展入館料】一般・大学生 620円、高校生(高等専門学校生含む)以下 無料
*国立科学博物館大学パートナーシップ入会校の学生さんは常設展入館無料!
【開館時間】9:00 ~17:00 (入館は16:30 まで)
*金曜日のみ9:00 ~20:00 (入館は19:30 まで)
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