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東京・上野【国立科学博物館】大アマゾン展

2015年05月11日 | 展示レポート

こんにちは

WEcafeサイエンスコミュニケータの古垣内(ふるがいち)です。

上野・国立科学博物館で開催中の大アマゾン展に行ってまいりましたので、レポートいたします!

 

ちなみに今年は、アマゾン川の流れるブラジルと日本が国交を樹立して120周年という節目の年だそうです

 

<大アマゾン展の みどころ

珍しい動物のはく製がたくさん!

南米大陸は、日本から最も遠い大陸なので、日本人に馴染みのない種も多くいます。

このアマゾン展では、そんな動物たちのはく製を一挙に見ることができます

 

 

アマゾンの熱帯雨林に生息するモンキーたち。生涯を深い森の木の上で過ごす種が多いため、その生態は、よくわかっていないものが多いそうです。

 

 

愛嬌のあるキャラクターで人気の「カピパラ」の仲間たち。おそらく森の動物たちにとって欠かせない食糧となっているのでしょう。。。

 

 

くるっと丸くなって身を守るイメージの強いアルマジロ。実は、完全に球状になれる種のほうが少ないのです。

 

アマゾンの熱帯林は、色とりどりの鳥たちの宝庫でもあります

ハチドリ、オオハシ、大型インコ…たくさん展示されていますが、アマゾンに生息する鳥類のほんの一部です。

 

 

<大アマゾン展の見どころ2>

公式サポーターは、なんとあの「さかなクン」さんです。

そのおかげか、アマゾン川に生息するお魚たちもばっちりたっぷり紹介されています

はく製だけでなく、なんと水族館のように生きたお魚も展示されているので、実際に泳ぐ様子も観察することができますよ。

 

さかなクンがアマゾンで採集したお魚も! 壁には、さかなクン直筆のお魚解説☆

 

 

<地球の裏側のアマゾン…それでも日本とつながっている!>

たくさんのはく製の中には、こんな鳥のはく製がありました。「ゴイサギ」です。

この「ゴイサギ」は、日本中どこでも簡単に見ることができる鳥なんです。

(上野公園にも飛んできますよ。)

地球の裏側のアマゾンにまで、生息しているとは、地球はつながっているんだなぁと感慨深くなると同時に、ゴイサギの繁栄っぷりに感服しました。

 

 

 

こちらは、「ゴボウフデ」という日本固有種の菌類です。ゴボウフデ属は、世界で2種しか確認されていない希少種ですが、そのうちの1種が日本に生息しています。

そして、なぜかもう1種は、日本から遠く離れたアマゾンで確認されているんです。日本とアマゾンの不思議なつながりを感じさせてくれますね

 

 

<アマゾン川は、こうしてできた!>

アマゾン川は、太平洋プレートの沈み込みによって、アンデス山脈とともにどんどん形を変えてきたそうです。

 

3千万年前は、南アメリカ大陸の北側に向かって流れる川でしたが、1千万年前には、現在のように南米大陸の東側に流れ出るようになりました。

その後、流域面積を広げていき、現在の世界一の流域面積を誇るアマゾン川となったのです。この川の流れをも変える、大陸の大きな変化がアマゾンの多様な生物層と関係があるようですよ! 要チェックです

 

以上、大アマゾン展の見どころをちょこっとご紹介しましたが、まだまだご紹介しきれなかった展示がたくさんあります

小さなお子様から大人まで楽しめる特別展ですので、ぜひお出かけになってみて下さい

 

ちなみに、大アマゾン展は、恩寵上野動物園と相互割引実施中です。大アマゾン展で紹介された動物を上野動物園で観察してみるのも面白いですよ

 

大アマゾン展 開催概要> 

【会場】国立科学博物館 東京都台東区上野公園 7-20

【交通】
・JR「上野」駅(公園口)から徒歩5分
・東京メトロ銀座線・日比谷線「上野」駅(7番出口)から徒歩10分
・京成線「京成上野」駅(正面口)から徒歩10分 


【特別展入館料】一般・大学生 1600円、小・中・高校生600円、未就学児は無料

※特別展チケットで常設展も見ることができます。

【開館時間】9:00 ~17:00 (金曜日のみ9:00 ~20:00 )

※入館は各閉館時刻の30分前まで

※開催日時が変更となる場合があります

※特別開館延長:4月25日(土)~5月10日(日)は午後6時まで。ただし、5月1日(金)・5月8日(金)は午後8時まで。

【休館日】毎週月曜日 


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