ウィークエンド・カフェ・デ・サイエンス (WEcafe)

国立科学博物館認定サイエンスコミュニケータによるサイエンスカフェWEcafe公式ブログ

WEcafe「ねじ工場見学会&トークイベント」写真レポート☆

2012年07月03日 | WEcafeイベント

WEcafe vol.25は初の工場見学会!

ねじ博士・門田和雄さんと共に、

埼玉県草加市のねじ工場「浅井製作所」様の見学に伺いました。

今回の参加者は全13名。女性多めでしたね。

集合場所の谷塚駅前で、初対面の大人たちが

「あのぅ、もしかして・ねじですか?」と集まる様子がシュールでした。

工場到着直後から興奮気味のWEcafeメンバーズ。

周りを見渡すと、畑・畑・ねじ工場・畑・・・。のどかなエリアです。

浅井製作所の窓には「のぞき見歓迎!」の文字が。

お子さんが覗けるように踏み台も完備。さっそく写真を撮りまくる参加者たち。

工場内には所狭しと年代モノのねじ製造機がズラリ!

 

工場へ入った瞬間に感じる機械油の心地よい香り、

一斉に稼働する機械の音、

ねじがびっしりと詰まった小さな箱たち、

そしてねじ工場の代表・浅井英夫さんが金パツ・・・!(参加者感想より引用)

機械油にまみれた扇風機がいい味出してます。

 

携帯電話で撮影しまくるスタッフM

 

ねじ製造機の核心は高速で動いているので、ピンボケ必至です。

 ←スパナにピントが合ってる・・・。

 

皆さん気が済むまでご見学ください。

 

 

インカムマイクを付けた浅井さん(写真左)が、

親切・丁寧・わかりやすいネジ解説をしてくださいます。

浅井さんカッコイイ!

 

工具棚なんて、それはもう、宝箱ですよ。

 

見学の光景自体が現代アートのようです。

タイトル:「少女とねじ製造機」 萌え。東京都写真美術館あたりに飾ってほしいな・・・。

  

 

すみません、脱線しました。

 

小ロットでのオーダーにも広く対応していらっしゃるため、

倉庫は多種多彩な在庫で埋め尽くされています。

小箱は全部、ねじ在庫。

 

蔵書も気になりますね。ねじ名鑑・・・。

 

ねじ系のアクセサリーも見せていただきました。

 

最後は工場の前で浅井さんを囲んで記念撮影!

「ハイ!ねーじ!」☆☆

浅井さん、どうもありがとうございました!!!

浅井製作所さんが気になった貴方は、ぜひ「ねじ工場ドットコム」へ・・・。

工場見学も随時受け付けているそうです!

 

 

工場見学を終えてランチタイム!

会場をさんさき坂カフェへ移し、カレーを食べながら

門田さんによるトークイベント開始です★

「いたずら防止ねじ」は頭の形が色々・・・!

家紋のようですね。

 

 

ねじで4時間近く・・・(そう考えるとすごい)

最後の最後まで、大変盛り上がりました!

参加者同士も仲良くなれてよかったです

 浅井製作所さんと門田さんからいただいたお土産。

ねじねじねじ。かわいい小ねじたち。

 

 

ほんと、ネジづくしの素敵なショートトリップでしたね。

ねじ作りの現場を通して、工学に対する興味がむくむくと湧いてきました!

企画者側も心から楽しみました。

門田和雄さん、浅井製作所さん、ご参加くださった皆さま、

お世話になった皆さま、どうもありがとうございました!

 

トークの内容は、ツイッター中継のまとめをご覧ください

http://togetter.com/li/329656

 

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6 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-24 11:50:37
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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材料物理数学再武装ファン (トライボロジー関係)
2024-09-24 13:12:25
「材料物理数学再武装」ってプロテリアル(旧日立金属)でSLD-MAGICという高性能特殊鋼(冷間ダイス鋼)を発明され、島根大学元客員教授でもある久保田邦親博士の理論で、産業界では結構有名な方ですね。最近では、KPI競合モデルという広い意味でいうと部門や指標の相互作用を計算する話をFacebookで見かけました。ストライベック曲線(材料科学領域、潤滑機素設計、潤滑油分野)から国富論や人工知能(AI、DX)の基礎まで与える関数接合論というものがその原典のようです。詳しくはネット上で材料物理数学再武装という大学の講義資料に載っているので興味があれば検索してみてもいいかと思います。
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今年の物理学賞 (ベアリング物理学)
2024-10-15 20:23:16
ノーベル物理学賞が贈られるジョン・ホップフィールド氏とジェフリー・ヒントン氏のことがスウェーデンのノーベル財団のウェブサイトで発表されていましたね。機械学習(AIテクノロジー)に関わる、深層学習に関する業績ということです。囲碁の名人戦で威力を発揮しましたが、ブラックボックス問題は複雑なものはやはり解明が難しいようです。
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AI革命の旗手リスペクト(化学反応) (CCSCモデルファン)
2024-10-15 20:25:37
 スウェーデン王立科学アカデミーは9日、2024年のノーベル賞(化学賞)をジョン・ジャンパー氏ら3人に授与すると発表した。ベイカー氏は「計算によるたんぱく質の設計」、ハサビス氏とジャンパー氏は人工知能(AI)を利用した「たんぱく質の構造予測」の研究開発に貢献したと評価された。アカデミーは「3人の研究は生化学と生物学の研究に新しい時代を開いた」とたたえた。
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生産技術関係 (AI革命の旗手リスペクト)
2024-11-13 17:47:58
久保田博士はネジ転造用の工具鋼SLD10も開発されていたのか。
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神は細部に宿る (クロスポイント)
2024-11-25 06:36:44
日経クロステックの記事に今年のノーベル賞は「「AIの父」ヒントン氏にノーベル賞、深層学習(ディープラーニング)の基礎を築いた業績をまとめ読み」と題して紹介されていましたが、物理学賞、化学賞ともにAIがらみあったんですね。しかしながらブラックボックス問題の解明には至っていないようです。AI半導体大手のNVIDIAのCEOも「AIと日本の優れた製造業、ロボット技術を合わせれば、日本は新しい産業革命を起こせる」と述べ、日本が持つ可能性に対して強い期待感を表明している。このようなAI技術は地球環境問題だけでなく人口減少に伴う労働力不足の解決策ともなろう。今後ロボットは高度な多軸、多関節化がおこることが予想されるため日本人の経営者も指導力を発揮すべきでは。
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