お客様からお預かりしたスツールの修理を紹介します。
オットマン・フットスツールとして使われていたのか? 洋風のスツール。
座面と脚部を固定しているネジ穴が馬鹿になって外れてしまったと言う事です。
この構造のスツールでは良くある事で、すぐ原因がわかりました。
なぜか? 私も創業当時に試作で作って自宅で使用していたスツールが簡単に壊れてしまったからです。
経験済み な訳(笑)
その理由ですが、“クッション貼りの座面をただ乗せるだけ”の構造だと加重や振れ等の動きが全て接合部の木ネジに集中してしまい、鉄のネジはそう簡単に折れたり曲がったりしませんがねじ込んだ合板の接合部の繊維がクラッシュされネジが効かなくなってしまうのです。
なので、1回り太いネジに交換しても 直ぐに同じ故障が起こる事でしょう。
修理は まず裏張りのタッカーを抜き、少し開いてベースの合板にドリルで穴を開けます。今回7mm 鬼目ナットに合った径です。
布を傷めない様に捲って鬼目ナットをねじ込みます。コツはインパクトドライバーで一気にねじ込む事。六角レンチで手締めをするよりも失敗がありません。(打ち込みタイプの鬼目ナットはクッションがあり、布を損傷してしまう恐れがあるので使えません)
元通りに裏地と表地をタッカーでとめて ネジを締めれば
完成
これで、作業時間は50分程(2,500円) 鬼目やビス等(400円) 修理費2,900円 となります。
オットマン・フットスツールとして使われていたのか? 洋風のスツール。
座面と脚部を固定しているネジ穴が馬鹿になって外れてしまったと言う事です。
この構造のスツールでは良くある事で、すぐ原因がわかりました。
なぜか? 私も創業当時に試作で作って自宅で使用していたスツールが簡単に壊れてしまったからです。
経験済み な訳(笑)
その理由ですが、“クッション貼りの座面をただ乗せるだけ”の構造だと加重や振れ等の動きが全て接合部の木ネジに集中してしまい、鉄のネジはそう簡単に折れたり曲がったりしませんがねじ込んだ合板の接合部の繊維がクラッシュされネジが効かなくなってしまうのです。
なので、1回り太いネジに交換しても 直ぐに同じ故障が起こる事でしょう。
修理は まず裏張りのタッカーを抜き、少し開いてベースの合板にドリルで穴を開けます。今回7mm 鬼目ナットに合った径です。
布を傷めない様に捲って鬼目ナットをねじ込みます。コツはインパクトドライバーで一気にねじ込む事。六角レンチで手締めをするよりも失敗がありません。(打ち込みタイプの鬼目ナットはクッションがあり、布を損傷してしまう恐れがあるので使えません)
元通りに裏地と表地をタッカーでとめて ネジを締めれば
完成
これで、作業時間は50分程(2,500円) 鬼目やビス等(400円) 修理費2,900円 となります。