突然何かが 変化して
周りの空気が 紫色にかわり
わたしは 紫のベールをまとって
毅然と歩き始めた
空気が 折にふれ 鈴の音を響かせ
何かを 讃えているようなので
わたしは 微笑みを浮かべ
軽く 手を挙げて 会釈をした
誰かが 背後から忍び寄って
私の肩に 手を置く
膝が がくがくするのは
理由のない恐れか
一陣の風が巻き起こり
私の肩から お気に入りのベールをはぎ取る
わたしは 私
何も変わっていない
昨日までの うだつの上がらない
わたしが 仕事のために身づくろいをする
ありきたりの風景
目覚めたら そんな朝
今日も・・
ペチュニア
花言葉 心のやすらぎ