言葉を紡いでいると
あなたの心の
ちょっとしたほころびを
見つけてしまった
私の中の ほころびだらけの
つぎはぎだらけの 想いは
とっくに自覚していたけれど
完璧に 優しくて思慮深いあなたに
ほころびなど あり得ないと
なぜか 思い込んでいたので
とても意外だった
そのほころびは きっと
周りを思いやりすぎて
どこかで 修復をやむなくされた
傷跡だと 思うのだけれど・・
人は だれかのために
生きているのではなく
自分を生かせるために生きているってことを
あなたと 語り合わねばと
その機会を狙っているってこと
心の角(すみ)に 止めておいてくれますか
午後のお茶の時間は
私を なぜか 優しくしています。
今日は・・・。
あなたの心の
ちょっとしたほころびを
見つけてしまった
私の中の ほころびだらけの
つぎはぎだらけの 想いは
とっくに自覚していたけれど
完璧に 優しくて思慮深いあなたに
ほころびなど あり得ないと
なぜか 思い込んでいたので
とても意外だった
そのほころびは きっと
周りを思いやりすぎて
どこかで 修復をやむなくされた
傷跡だと 思うのだけれど・・
人は だれかのために
生きているのではなく
自分を生かせるために生きているってことを
あなたと 語り合わねばと
その機会を狙っているってこと
心の角(すみ)に 止めておいてくれますか
午後のお茶の時間は
私を なぜか 優しくしています。
今日は・・・。
(再掲)
嵐は 予想だにしない猛威(もうい)をみせることもあり
警戒心を はぐらかすかのように
何事もなく 去って行くこともある
心の葛藤(かっとう)も
いずれ一荒れするかも・・と
抑えきれない予感に
おののく想いを 抱えて暮らせば・・
いつの間にか 満潮時が 干潮時に
景色を変えて・・
知らせなど来ないのに
新しい想いが 擡(もた)げてくる
内なる変化を 制し
他からの 変化の誘いを
無視することに忙しく・・ふと
気付いた時 無視してきた想いに
深く心を囚われていたりする
恋する心には 概(おおむ)ね
厳しい唐突な変化に もてあそばれて
人知れず苦しむ 疑心暗鬼(ぎしんあんき)の闇があり
その闇を かいくぐって
なお、気持ちを 維持できるのであれば
海山ものともせず 従う強さも持てる
潔(いさぎよ)き 生き方のレイアウトを
胸に秘めて うだうだと人の内なる翳(かげ)を
解き明かす 答えを望めば
いつの日か 崩れ去る想いを・・
望まざる生き方の
轍(てつ)を踏むことを
胸に 刻む朝
警戒心を はぐらかすかのように
何事もなく 去って行くこともある
心の葛藤(かっとう)も
いずれ一荒れするかも・・と
抑えきれない予感に
おののく想いを 抱えて暮らせば・・
いつの間にか 満潮時が 干潮時に
景色を変えて・・
知らせなど来ないのに
新しい想いが 擡(もた)げてくる
内なる変化を 制し
他からの 変化の誘いを
無視することに忙しく・・ふと
気付いた時 無視してきた想いに
深く心を囚われていたりする
恋する心には 概(おおむ)ね
厳しい唐突な変化に もてあそばれて
人知れず苦しむ 疑心暗鬼(ぎしんあんき)の闇があり
その闇を かいくぐって
なお、気持ちを 維持できるのであれば
海山ものともせず 従う強さも持てる
潔(いさぎよ)き 生き方のレイアウトを
胸に秘めて うだうだと人の内なる翳(かげ)を
解き明かす 答えを望めば
いつの日か 崩れ去る想いを・・
望まざる生き方の
轍(てつ)を踏むことを
胸に 刻む朝
(再掲)
しっかり 握っていたはずの手が
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史書にのらない暮らしを
いとおしく思う
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史書にのらない暮らしを
いとおしく思う
(再掲)
天空の分厚い雲を 射抜くようにして
すこし 陽射しが あるようなので
この空に 守られて
暮らしていると信じさせられて
蟻のような その日暮らしを
延々と続けてきた
雲の切れ間から 差し込む陽射しを
待っていると 言わないのは何故だろう
あなたの言葉は 優しい響で
耳をくすぐり 心をあそばせ
疑問を投げかける言葉を 封じ込める
ひどく独断的(どくだんてき)で
人の心が傷つくことなど 意に介さずとばかりに
あなたの語る言葉や 手の力が 強くなり
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)であれば・・
足音を忍ばせて
私は去ることを 知っていますか
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)は
受止める側の 誤解からではなく
あなたを構成する
生い立ちや 経験や 学習からであり
あなたそのものなのだから
私が 足音を忍ばせて去るのは
気付かなかった 自身を恥じるからだと・・
雲がなく
青い空が 深く深く 遠くまで
紛れもなき 秋空が
明日は この街の上に
広がっていますように
すこし 陽射しが あるようなので
この空に 守られて
暮らしていると信じさせられて
蟻のような その日暮らしを
延々と続けてきた
雲の切れ間から 差し込む陽射しを
待っていると 言わないのは何故だろう
あなたの言葉は 優しい響で
耳をくすぐり 心をあそばせ
疑問を投げかける言葉を 封じ込める
ひどく独断的(どくだんてき)で
人の心が傷つくことなど 意に介さずとばかりに
あなたの語る言葉や 手の力が 強くなり
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)であれば・・
足音を忍ばせて
私は去ることを 知っていますか
傍若無人(ぼうじゃくぶじん)は
受止める側の 誤解からではなく
あなたを構成する
生い立ちや 経験や 学習からであり
あなたそのものなのだから
私が 足音を忍ばせて去るのは
気付かなかった 自身を恥じるからだと・・
雲がなく
青い空が 深く深く 遠くまで
紛れもなき 秋空が
明日は この街の上に
広がっていますように
(再掲)
言葉足らずが 誤解を生み
言葉が過ぎれば 曲解がうまれ
言葉で 気持ちを伝え合うには
ほんとのところ どうすればいいのだろう
言葉の隙間に
思いをちりばめ
言葉で成り立つ 世界に住んで
言葉が 独り歩きし始める
置いてけぼりの 心は
どうやって 紡げばいいのだろう
一人じゃないのに
寂しい時は
寂しいと 言ってもいいのだろうか
黙って見つめる 眼の中に
思いは 映っているだろうか
別れ際の またネ は
さらに 寂しくなるプロローグのようだ
どれだけの言葉を紡げば
心みたされる時を過ごせるのだろう
夜の空を 見上げて
彷徨って
夢見る心を
しあわせ と 言葉に換えて
寂しがりやを
隠そうとする
言葉が過ぎれば 曲解がうまれ
言葉で 気持ちを伝え合うには
ほんとのところ どうすればいいのだろう
言葉の隙間に
思いをちりばめ
言葉で成り立つ 世界に住んで
言葉が 独り歩きし始める
置いてけぼりの 心は
どうやって 紡げばいいのだろう
一人じゃないのに
寂しい時は
寂しいと 言ってもいいのだろうか
黙って見つめる 眼の中に
思いは 映っているだろうか
別れ際の またネ は
さらに 寂しくなるプロローグのようだ
どれだけの言葉を紡げば
心みたされる時を過ごせるのだろう
夜の空を 見上げて
彷徨って
夢見る心を
しあわせ と 言葉に換えて
寂しがりやを
隠そうとする
(再掲)
目が覚めて
周りを見回しても
誰もいなくて
やっぱり一人かと
落胆を 朝一番に感じるのは
マイナスから始まる一日になる
マイナスから始まると
プラスに変えていく意気込みが
心の底で ひそかではあるが湧いてくる
一人を二人にする話ではない
目が覚めて 一番に わんと一声聞くと
今日も元気に 生きている
ワンが 二匹 わん わんで
元気をくれる
居てくれて ありがとう と
仕事に出かける支度の手に
力がこもる
ともあれ そろそろ
仕事にも新しい魅力がなくなって
習慣のように こなしてしまうことは
意欲の 対象ではなくなり
仕事など 投げ出して
何処かへ 逃避行してみたいと
危険な思いが 芽生えてくる
仕事が 人生の大半を占めていることへの
腹立たしいような 焦りが なぜか
朝 目が覚めて 一人であることへの
落胆に似た 気持ちと重なって
メランコリックな 一週間が始まってしまう
わんこたちでは 救いようのない日もある
そんな時は
心の 自己治癒力を 培うために
旅仕度を はじめる
メランコリーに 蝕まれないために
支度が整えば
いつだって 一人旅に出かける
心の旅に タイムテーブルは ない。
永遠に 帰りたくない時もある
周りを見回しても
誰もいなくて
やっぱり一人かと
落胆を 朝一番に感じるのは
マイナスから始まる一日になる
マイナスから始まると
プラスに変えていく意気込みが
心の底で ひそかではあるが湧いてくる
一人を二人にする話ではない
目が覚めて 一番に わんと一声聞くと
今日も元気に 生きている
ワンが 二匹 わん わんで
元気をくれる
居てくれて ありがとう と
仕事に出かける支度の手に
力がこもる
ともあれ そろそろ
仕事にも新しい魅力がなくなって
習慣のように こなしてしまうことは
意欲の 対象ではなくなり
仕事など 投げ出して
何処かへ 逃避行してみたいと
危険な思いが 芽生えてくる
仕事が 人生の大半を占めていることへの
腹立たしいような 焦りが なぜか
朝 目が覚めて 一人であることへの
落胆に似た 気持ちと重なって
メランコリックな 一週間が始まってしまう
わんこたちでは 救いようのない日もある
そんな時は
心の 自己治癒力を 培うために
旅仕度を はじめる
メランコリーに 蝕まれないために
支度が整えば
いつだって 一人旅に出かける
心の旅に タイムテーブルは ない。
永遠に 帰りたくない時もある
(再掲)
優しさと 厳しさと
合わせ持つ姿を見つめて
心を 平らかに時を過ごすとき
哀愁に満ちたこの世の
出来事を
からくも 受け止め
さらりと 流しさる気持ちの柔軟を
人とのかかわりの
ままならない 思いは
一度胸に抱き おおきな深呼吸と
ひとり言する癖の魔術で
いくつもの 行き止まりを
いつしか 昇華して
わたしに戻る
時として この逞しさよと
あきれるばかり
いくつもの 山や谷を
通り過ぎてなお
心が作り出す 幻影の存在を
人として生まれた 代価のように
心やすく 受け止めて
人には 優しく
そして 自分には厳しく
仏間の母と対峙して
その教えの向こうに
普賢菩薩の守り本尊が
私の 生きてきたすべてを
見守っていると
感じた秋の一日
彼岸会
合わせ持つ姿を見つめて
心を 平らかに時を過ごすとき
哀愁に満ちたこの世の
出来事を
からくも 受け止め
さらりと 流しさる気持ちの柔軟を
人とのかかわりの
ままならない 思いは
一度胸に抱き おおきな深呼吸と
ひとり言する癖の魔術で
いくつもの 行き止まりを
いつしか 昇華して
わたしに戻る
時として この逞しさよと
あきれるばかり
いくつもの 山や谷を
通り過ぎてなお
心が作り出す 幻影の存在を
人として生まれた 代価のように
心やすく 受け止めて
人には 優しく
そして 自分には厳しく
仏間の母と対峙して
その教えの向こうに
普賢菩薩の守り本尊が
私の 生きてきたすべてを
見守っていると
感じた秋の一日
彼岸会
(再掲)
読みさしの本を
脇机に 重ねて
今夜は 読むぞ と
入れたての珈琲の
かおり漂う時間の贅沢をたのしみ
手にした本のページは
一向に先へ進まないけれど
本に向かうこの時間の
自分のことが好きで
ページの間から
青春の声が聞こえてくるから
いつになく若やいだ気分になり
世の中の 闇や苦難の事など
気にする事のなかった頃
夢だけは 次々とくり広げられた
あの頃の世界に もぐりこむ
ひたすら本を読む
私の姿を 確認するかのように
時々 顔を上げて
声かけもせず
また、手元の編み棒を動かしていた母
翌朝には
私の好きな赤色のベストが
出来上がっていて
私は プリンセスになった様な
満ち足りた気持ちで
鏡の前で ポーズをとった
夕暮れの田畑の間の細道を
思い浮かぶ 好きなページを
暗唱しながら ゆっくりと
物思いながら 歩く時間が
好きだった少女の私は
母の手編みのベストを
ブラウスの上に重ね着していた
夕暮れの 肌寒さは
感じないで
ススキの白い穂と
迫り来る夕闇と
白いブラウスに 赤いベストの少女は
私から離れて
一枚の絵になって いま
鮮やかに 此処(胸)にある。
脇机に 重ねて
今夜は 読むぞ と
入れたての珈琲の
かおり漂う時間の贅沢をたのしみ
手にした本のページは
一向に先へ進まないけれど
本に向かうこの時間の
自分のことが好きで
ページの間から
青春の声が聞こえてくるから
いつになく若やいだ気分になり
世の中の 闇や苦難の事など
気にする事のなかった頃
夢だけは 次々とくり広げられた
あの頃の世界に もぐりこむ
ひたすら本を読む
私の姿を 確認するかのように
時々 顔を上げて
声かけもせず
また、手元の編み棒を動かしていた母
翌朝には
私の好きな赤色のベストが
出来上がっていて
私は プリンセスになった様な
満ち足りた気持ちで
鏡の前で ポーズをとった
夕暮れの田畑の間の細道を
思い浮かぶ 好きなページを
暗唱しながら ゆっくりと
物思いながら 歩く時間が
好きだった少女の私は
母の手編みのベストを
ブラウスの上に重ね着していた
夕暮れの 肌寒さは
感じないで
ススキの白い穂と
迫り来る夕闇と
白いブラウスに 赤いベストの少女は
私から離れて
一枚の絵になって いま
鮮やかに 此処(胸)にある。