おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

足音もなく愛ははじまる

2020-10-30 12:06:30 | Weblog





・・秋明菊によせて・・


小さな呟きも

繰り返し 耳にすると

何かしら 形を作り始め

そこから 離れがたい一本の

力強い 釣り糸のような引き寄せを

感じ始める




そのときは すでに

引寄せの法則が 私の周りに

波動を構成し 呟いただけだった願いが

なにかしらの姿を形成し

誰かが 聞き届けてくれたような 錯覚が

時ともなく 浮遊し始める




宇宙からの授かり物を

手のひらであたためながら

気持ちは 気持ちを高め

喜びは 喜びを呼び

宇宙の原理さながらに

いつのまにか 心の中に現在する




とおくで 静かにひそやかに

波動を起しては 

ただ待っているだけの心は

引寄せの恩恵を 受け取ってはいない




愛している 愛している 

愛している と 呟くたびに 

すこしずつ 愛が 形になり

おおきな 存在になり

ゆるぎない 望む姿で

目の前にたつ日が来る

秋明菊の花言葉のごとくに


(再掲)
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昼下がりの独り言

2020-10-29 11:48:20 | Weblog







・・・土手に広がるセイタカアワダチソウに・・・




気持ちが高揚して

世の中に 怖いものなどないなんて

粋がる想いの流れに

迷い込んでしまうと

足元を見なくなるし

周囲の思惑などは 二の次で

固執した想いを 通そうとする






あなたは 背が高くて

向こうのほうまで 

よく見えるだろうけれど

土手を 転がり落ちて水辺で

危うく とまった年配の人のことなど

かまうつもりは ないのだろうし






子供たちが 

アレルギーで苦しんでいるのは

あなたのせいだと 

思ってもいないのだろうね






道すがら あなたを手折って

古びた花瓶に 挿してみると

それなりの 風情が醸しだされ

ふと 頬が緩んでしまった





それすら 

あなたの 魔力だなんて

あるがままを 

愛おしんだ気持ちに

水を差すような 

解釈はして欲しくない





しあわせの色だと・・

強いパワーと輝きを放ち、

高みを目指す色 だと言われてるけど

あなたの 存在感とは

すこし 違っていると

わたしは 思う

(再掲)
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友よ いずこに

2020-10-28 11:34:58 | Weblog






歌を忘れた カナリヤは
後ろの山に すてましょか
いえいえ それはなりませぬ

歌を忘れた カナリヤは
背戸の小藪に うめましょか
いえいえ それはなりませぬ

歌を忘れた カナリヤは
柳のむちで ぶちましょか
いえいえ それはかわいそう

歌を忘れた カナリヤは
象牙の船に 銀の櫂
月夜の海に 浮かべれば
忘れた歌を 思い出す
- 西條八十 作詞 -

* * * * * * *




なぜか 心さみしくて

昼下がり しばし

ぼんやりしている




とつぜん

くちびるに 浮かんだ歌




子供のころ 

やりきれない 思いを抱いて

唄った歌




意味をかみしめて

なおさら 

哀しくなった記憶



時を経て 今

より切なき 過ぎし日の

幼き魂の 慟哭

語り合える 友よ いずこに

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あてどない物語

2020-10-27 14:56:01 | Weblog







あなたを起点に

始まった わたしのjourney

あてどない 物語は

今日も続く





哀しみにくれる日には

水辺の花によせて

零れる涙のしずくを

そのまま 水に浮かべる





あなたの唄う 恋歌綴り

誰を思って唄うのかと

??な 思いが派生





同様な景色が

広がる行く手には

不安が いとも簡単に

湧き上がる





フィナーレは

予測のつかない 色を帯び

名も無き草花を 道連れに

土埃の陰に 朽ちていく


(再掲)
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後遺症は・・

2020-10-21 14:12:20 | Weblog







闇を切り裂くように

けたたましい爆音をひびかせ

数台のオートバイが駆け抜けていく





山や川に囲まれた 田舎町にも

自己を表現する方法を知らない

エネルギーだけ有り余る 若者たちが

数名はいるということだろうか





青春は 誰でも一度は通過する

関所のようで

人真似で乗ってみたバイクの

解放感が

彼らを虜にしたのだろう





彼らにも 

戻る場所は あるはず





そのとき 

あなたは どうしたのだろう

自分との戦いに 

どう決着をつけたのだろう





わたしは 

ひたすら本を読み

架空の世界に身をおくことで

何人もの 

さまざまな人格を生きた





これだけは譲れない

ギリギリの線で

自己の姿の 平静を

保ってきたように 思える





夢見る少女を 生きることで

現実に立ち戻るチャンスを

手に入れることができた





夢見る少女の 後遺症は

今なお 私とともにある


(再掲)
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無心の愛を育てたい

2020-10-20 11:49:12 | Weblog







幸せが 何かもしらない幼子のころ

両親の愛を一身にあつめ

ただ にこにこしているだけで

周りが幸せを感じてくれる

満ち足りた 暮らしがあったのだけれど





哀しみは そこにあるのではなく

何処からともなく 湧くように現れて

とりついたら 容易に離れない

厄介な存在だと 知ったころには

裏切りの意味も悟り

背信の罪を憎むことも覚え

結構複雑な心を抱えた 厄介な人になっていた





厄介な心を隠し持って

生きていくことは 厳しい試練が付きまとう

愛を見つけたとしても

素直に許さない もう一人の自分がいる

愛されているのを 感じたとしても

信じてはいけないと だめ出しする声がする





純真な真心の愛には 

素直な心で こたえたい

できることなら 

真心の愛を持った人と

無心の愛を育てたい


(再掲)
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愛には 愛で・・

2020-10-18 11:51:15 | Weblog







楽しみは 少しずつがよい

悲しみは 足早いがよい

怒りは 小さいがよい

親しみは 多いがよい

別れは 遠いのがよい





愛は 静かなのがよい

涙は すこしでよい

掌は あたたかなのがよい

夢は 途方もないのがよい

物腰は 柔らかなのがよい





友達は 多いがよい

親友は 少なくてよい

知り合いは 多くても少なくても

気にしない





知り合いに 声かけられて

名前を 思い出せないとき

ばつの悪い 気まずさが

長引くようなら 

どうでも良かった人だと 

思い切れば 

消えてしまうから それでよい




自分中心に 生きていて

申し訳ないのは

愛されて 愛にこたえられないこと

愛には 愛でこたえたい

優しさには 優しさでこたえたい


(再掲)
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浮遊する思考

2020-10-17 11:13:54 | Weblog






朝もやの立つ時間に

眠りから 覚めきらぬまま

ガラス戸越しに 

庭木を眺めている





心身ともに無防備な状態で

浮遊する思考は

山を越え 海を越え

数万マイルの果てまでも





追いかけるのは

あなたの姿 あなたの声

何の答えを 聞きたいのか

何を 伝えたいのか





それすら 定かではないのに

夢うつつのわたしの心は

どんな時も あなたを

追いかけようとする





明るい日差しが さしこんで

現実に引き戻されるとき

胸の奥に 弱い痛みがあるけれど

夢幻の時空を彷徨う心は

忽(たちま)ち

消え去っている


(再掲)
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秘密の呼び名

2020-10-11 15:02:08 | Weblog






ほっこりとした気持ちに 

させてくれる

話す言葉が あたたかい




始めてあったころのまま

どちらかというと 童顔の

人懐こい笑顔は 変わらない




唐突な言葉も 微笑ましくて

絵本のページをめくりながら

やっぱり 愛してる なんて

呟いても 

そのまま絵本に溶け込みそうで

危なっかしくて

子供のような 大人な人




五人の子供の 母だというのに

世俗に汚されてない 

無垢の心が見える




友達でもなくて

かといって ただの知り合いでもない

用があれば 尋ねてくる

旧知の客人




その人を 今日 

てんとう虫と名づけた

私だけの 秘密の呼び名


(再掲) 
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幸せのかたち

2020-10-07 10:51:12 | Weblog







あなたが 微笑みながら 踏みしめた山辺の途を

取り残されたあなたの記憶の中に

二人で肩を並べて座った 語らいの小岩の陰に




私は 数時間 数日間 あるいはもっと・・

探しているのだけれど

あなたの微笑みは 私が作り上げた

空しい映像の繰り返しで




現実のあたたかさも 冷たさも

あなたの息吹の 安心も

何も 伝わっては来ない




秋風が吹いて 小枝がかすかに震えるように

あなたが うなずく素振りだけでも

見逃さずに受け止めようと

あなたの周りを 徘徊しては

あなたの眠りを妨げてしまう




この 眠気はなんだ



現実のつらさから逃れるすべを

眠りの中に 求めるのなら

一番必要なものは

あなたの胸のぬくもり




それこそが 幸せのかたちだと

意識の片隅で ニンフがささやく



世の中は 雨

昨日も あめ、

わたしは 睡魔の手の内で

このまま 目覚めることのない時間を

探している




目覚めて 笑顔で おはよう!

目覚めて 今日も 元気!



何気ない挨拶を 交わせる幸せ

あなたと 分け合いたい 夢


(再掲)
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昨日とおなじ・・

2020-10-06 16:40:24 | Weblog







静かな時間が 流れていく

流れに揺蕩(たゆと)うて

心の錨(いかり)を解き放つ



世の中に 起こりうるすべての災害を

くり広げて 何かの見せしめたらんとするのか



季節の移ろいにすら 

心責める生き方を 持つものなれば

それは あまりにも苦しく 耐えがたきものなれば

北の果てで 突然の苦しみを耐える友よ

近くで 痛みを分け合う友よ

今しばらく この苦しみをかこちて

何事も手につかず

ただうめく心を 取り除かんと

のたうつ想いに すこしのゆとりと慈愛を



曇り空のそこここに あけたる穴より

あなたの涙が零れ落ちるのを

見届けて



静かな時間が 流れていく

流れに揺蕩(たゆと)うて

心の錨(いかり)を解き放つ



そこに わたしが いる。

昨日とおなじ わたしが。


(再掲)
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心模様

2020-10-04 08:24:47 | Weblog







違うのです

過去の記憶のままに

たどり着いた景色は

取り付く島のない

拒絶感が 

其処 ここに漂い





懐かしさよりは

期待はずれの 喪失感が

世の中 甘くないよとばかりに

襲ってきます




あなたの心の景色模様は

いつの間にか

環境に順応したのか

以前の 気配すら残していない




たとえ 口先だけで

懐かしむ言葉を漏らしたとしても

何ほどの 後悔すらも

伝わってこない




変わっていく 人と人の

心模様を

変わりなくあれと 求めるのは

変わっていく 自分を

制御し切れない 哀しさゆえの

わがままでした。




旧知であることは

何の縛りにも ならないことを

知るべきでした。


(再掲)
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戸惑いが始まると

2020-10-03 10:39:39 | Weblog







戸惑いが始まると

もとの想いは どこから派生したのかさえ

見失ってしまう




足がすくんで 

たった一歩が

踏み出せないことがある




時として 

後ずさりさえしてしまう




気おくれと 人見知りと

気弱さの 内なる存在を

充分承知した上で 生きてきたから

敬遠されることもなく

むしろ 強い個性として

認識されてきたかもしれない




そのギャップが 

わたしの内で 大きなストレスとして

芽を出し 育ち

疾病の一つとして 

吐き出すことを 許して

ながい 闘病の日が続いている




人からは 病との共存を

疑われたことさえないし

元気を自認する人よりは

長生きするとさえ思えるのだけれど




不都合な負荷のそれでもなお

受け入れようと 手を差し伸べてくれる

あなたに・・ 

遠い あなたに

感謝をこめて

日々 心の詩を


(再掲)
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人間味のある時間

2020-10-02 06:23:41 | Weblog







かつての 小さな 決意が

間違っていなかったか

その判断は

ながい年月の後に 知らされる




まるで 神の啓示のように




繰り返す 愚かで 

ささやかな 暮らしの中の 

人間味のある時間の流れを

いとおしいと思いながら




人まねではなく 

貫く 生き方を 

自画自賛しつつも

ふと 投げる 視線の彼方に

懐かしむ想いが

ひっそりと 佇む影を

見つけてしまうこともある




けれど それは

決して 後悔と呼ぶに値しない




認めたくないと

目をそらす 想いの数々の中で

ごく僅かの 選択が

今を 形づくっていると




まるで 哲学者のように

回顧して 

自己を裁こうとするのは

やめよう と 思う


(再掲)
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疑心暗鬼に通じる想い

2020-10-01 11:08:11 | Weblog







哀しい想いは

何処かしこに 漂っているものだと

いつのころからか 思っていたけれど





夢見るような 

緩やかな時間の流れの中に

突然 わきおこってくることもあると知った




それは 誰それの訃報などというような

逃れられない 事象ではなく

心の持ちようで

知らなくても済むこと




人より 少し感じやすい心を持つことで

陥り(おちいり)やすい 

いわば 疑心暗鬼に通じる想いと

呼ぶべきなのだろう




哀しみなどとは 決別して

幸せであり続けたいと 

願う気持ちを 持つことは

素直な ありのままの心で

すべてに 対峙(たいじ)する

決意のような

覚悟のような

たいそうな 思い入れが 必要なのだろうか





今のまま 

そのままで 受け入れてくれる

そんな 大きな優しさは 何処に・・





夢の中の 探し物だと 

誰かが 高笑いする




高笑いこそが 哀しい・・
 


(再掲)
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