おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

気づかない・・

2020-04-30 07:28:00 | Weblog





他愛もない語らいが

なによりも 幸せな時間であることを

気づかない あなた



見てきたことを 伝えるのに

夢中なわたしは

あなたの 不機嫌に気づかない



無頼なわたしは

いつまでも きづかない



互いに気づかない場合は

平穏にすぎるのですね



この持て余す時間が

過ぎてゆくのを 見送りながら



たいせつなことに

気づかないことのほうが

しあわせということも

あるのですね



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少しずれた 間合い

2020-04-29 07:27:00 | Weblog





逢わずにいると

あなたの姿が いつもうかぶ




偶像ではなく

あのときの 仕草や もの言い

目をそらすときの 言いようのない

少しずれた 間合い




あなたそのものが 

突然 浮かび上がって

なにか いいたそうに 目くばせをする




その数秒のあいだに

あなたのすべてを みつける




現実には 途方もない距離が

あなたとの間に 

横たわっているというのに




どうしたのだろう




なしの花 
花言葉 和やかな愛情、博愛、愛情、情愛、慰め、優しい思い
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奇妙に知的で・・

2020-04-28 11:05:57 | Weblog






気が付くと そこは

知らない世界

気付く人もなく

見知りの笑顔もない

すべてが素気なく

奇妙に知的で 奇妙に乱れていて

なぜか 懐かしい

声をかけることも 呼び止められることもない

なのに なぜか 親し気で

心をとらえて離そうとしない

迷走しながら 年を重ねる

嫌だと思いながら

気が付くと 居心地の良さに酔っている

目覚めさせてくれるのは 

だれか

本当の名で呼んでくれるのを

期待している 

儚い夢




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魅了される

2020-04-27 07:55:00 | Weblog






ゆったりと 緩やかに

そのかかわりは 変化して

本物の姿を あらわしはじめると

すべてに 魅了される



花を育てる 

種まきからの作業に似て

人を 慈しむ心は

たゆまず 怠らず

あらゆる精神の絆(きずな)を

集中して 成し遂げられていく




花の苗は

ひと時 形を現し始めると

その愛しさに 引寄せられ

いや増す執着と

執着から派生した愛と・・




花を育てるのは

一方通行の思いで 成果を見るが




人は互いの思いに気づき 呼応した

感情が芽生えるまでに

執着を解かれ

どちらかが 一人歩きし始めると

それは 相思の域を超えて

切ない 片思いへと変貌してしまう




僅かな タイミングのずれが 

惜しくも 哀しくも

二度と 相見える(あいまみえる)ことのない

別離ともいえない境遇となる

かなしき哉



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さりげない誘惑

2020-04-26 08:10:00 | Weblog






午後の まどろみの時間が来ると

何処からともなく 現れるあなた

そ知らぬ顔して 夢の中に滑り込み

何かしら めぼしいものをさがしている




可憐なスミレ花からきいた

あなたからの さりげない誘惑の言葉は

むしろ ほほえましく 稚拙でもあるが

世間知らずの心には 

効果最大であろうと思う




あなたは いつの間にか

夢の中で 稀代のドンファンとなって

17世紀の装束のまま 

私の夢を 壊してまわり

疲れ果てて まどろみから蘇るまで

幸せの往く手を 阻もうとする




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責めても よいのに・・

2020-04-25 07:45:00 | Weblog






その枝に 腰掛けて

まっていた時間の長さを

自由に 夢見ることが出来たから

楽しかったと



嬉しそうな表情で話した後で

目を落とす仕草は

やはり 寂しかったのだろうと

容易に 想像できる






責めても よいのに

苦言を言ってもよいときに

言葉を飲み込むあなたを



そんな 愛しい癖をもつあなたを

すべてをかけて 守りたくなる



恋が 深く深く 

進行中であればこそ




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午後のまどろみ

2020-04-24 06:45:00 | Weblog






どこかへ 行きたいと思うとき

何処かは 定まっていない



空の上でも 海の上でも 

もしか そこが地底でも

あなたに会えるところなら



ただ、そう思うだけで

実は あなたの居るところが

想像だにできないのだから



あなたの 気配のするところを

探しあてることから はじめなければ

何も 決まらない



いつものように

大好きな花の陰を覗いてみたり

葉裏を返してながめたり



道すがらの小川の中を 覗き込み

めだかの背中に

乗っかっていないかと思ったり



車の窓に張り付いた

てんとう虫を見つけたとき

あなたがきたと 信じそうになったり



花にちかづくミツバチの羽音が

あなたの囁きにきこえてしまったり



それは それは

まどろこしいことには違いないけれど

春の午後のまどろみに見る夢なのだから



いつの間にか 

みんな フェアリーになってしまうのだから



わたしは もう 

フェアリーなのだから




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愛の中の不条理

2020-04-23 07:34:00 | Weblog






雨が降ると ため息をつく癖

あなたのせいで 悩ましい午後を

夜まで 持ち越す不条理




雲の向こうの 高い空間に

あなたは 何時もいるけれど

雲の悪戯や 風の気まぐれなど

ただ見守っているだけ




時には あなたはすでに

私を見捨てたのかとさえ 

思うのだけれど




眠っているあいだに

雲たちを追い払って

優しい 顔を見せてくれようとしているのか




朝もやを抜けて

木立の向こうから 存在をしらせるように

数条のひかりを 送ってくれる

さりげない優しさ




あなたに 愛されて

あなたを 愛して

生きている





*  *  *  *  *  *  *
不条理(ふじょうり)は、不合理であること、あるいは常識に反していることを指す。
不条理とは何よりもまず高度の滑稽である。
なんらかのものあるいは人とうまく調和しないことを意味する。
不条理とは通常の予測を外れた行動または思想であり、
不条理な推論とは非論理的な推論である。

文学における不条理
不条理によってナンセンスの効果がもたらされるため、
ある種の文学作品ではしばしば不条理的展開が用いられる。
代表的な不条理文学としては、カミュの小説『ペスト』や『異邦人』、
セリーヌの『夜の果てへの旅』、カフカの『変身』や『審判』などがある。

(ウィキペディア より 抜粋)




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思いにふける・・

2020-04-22 07:30:00 | Weblog





昼下がり

まどろみをさえぎって

心に響いてくる 懐かしい調べを

くり返し聴いていると






過去に 置いてきた 数々の

シーンが 走馬燈のように

ぐるりぐるりと めぐっては消え





あの時 

私は 正しかったか




あの時 

待っていた正義は 

行われたか




あの時 私は 許したか




あの時 私は 許しを乞うたか





その問いに 答えるのは

その後の私の 生き方であり

その後のかかわりであり





答えの出ないことは

常に 継続中で

行きつくところまで

連れ添うことなのだと





溢れる想いに・・





知らぬ間に 頬をつたう涙を

拭うことすらせず

思いにふける 午後なのです





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一人いて・・ #Stay Home

2020-04-21 07:52:00 | Weblog





一人いて なおにぎわしき むねのうち

語り合う日ぞ まちどおしきに




ふれあいを こばむその距離 二メートル

その空間に なにをかいわん




濃い想い 薄い想いと 振り分けて

若芽のばしし 庭木をめでる




いたずらに 過行く時を おしみつつ

あすはわが身と おののく日々よ




謹慎の 処分をわれに 科したごと

つましく息を ひそめてくらす




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自分を許せない

2020-04-20 08:34:00 | Weblog






小さな躓(つまず)きや 

思いもしなかった後悔なら

日常茶飯事のこと




万全だと思うほど 

抜けたところがあるもので

人の心にかかわることは なお更に




決めたと思っても その後からすぐ

別の考えに陥(おちい)り

決心は 覆(くつがえ)すためにあるようなもの




駄目と知りながら

拘(かか)わってしまうことや

敬遠していたのに 受け入れられること




意のままにならないことを

悔やみながら 枕をぬらした夜

明けてみれば 東の空が白むように

さわやかな 気分で目覚めたり




心が 右へ左へ 上へ下へ と

惑うからといえど

それは 決して 人間失格などという

大げさなことではない




・・・というように

いつも 自分を許しながら

生きているのが わたし



そして 

他人(ひと)が許しても

決して 自分を許せない 頑(かたく)なな心を

隠しているのも わたし




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遠くの空の人よ

2020-04-19 09:17:00 | Weblog






心地よい風が 頬を撫でて過ぎてゆくとき

許された気がする朝

一日の充実が 約束される




おはようの 声が 新鮮に心に響き

おはよう おはよう

すべての人に ものに 声をかける




遠くの空の人よ

声が届かぬ すべてのものよ

過去のページで 息をする忘れ物たちよ




指をくわえて ため息をつかないで

この空の雲が 空の端にたどり着くとき

あなたも きっと自分を許すはずだから




解放した心の扉を 嫌って

なお 頭を抱えて うずくまる

片隅の 気弱な心の欠片(かけら)

あなたのための季節も きっとあるから・・




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幸せな眠りにつける

2020-04-18 08:09:00 | Weblog






ただの きっかけに過ぎないのに

見過ごしてしまうと

きっかけになった 出来事を

宝物のように 信じてしまう




信じたくないこと

目をそらしたいこと

勘違いなどに 導かれて

長い道のりを 



つらつら と
  
ふらふら と



静かな時 思い返すと

もとに 戻れない 

意味が 見えてくる




引き返す勇気を もてなかったら 

一生かけて 

心のつけを払い続けることになるのだけれど




それでも いいと呟くと

天空に茜色の空が広がり

天女の羽衣の裾に

確かに触れたと 感じて

幸せな眠りにつける




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哀しい静けさ

2020-04-17 07:07:00 | Weblog





天からこぼれ落ちた

慈しみの雫

朝の光のまだ届かない

白んだ空気を伝って

手のひらに 届いたよ。




小鳥たちが 囀りをためらって

恋のうわさを 打ち消しざわめく間に

愛しいと 胸にあふれた思いを

涙いろに変えたでしょ。




想いが交錯する

厚い空気の層を伝って

飛び立つ小鳥の羽をぬらし

恋する心の潤んだ瞳を ぬらした涙が

靄(もや)のたつ草むらに

空の果てから 落ちてくる

朝だよ。




だれが 気づくだろう

哀しい静けさの 

意味を・・。





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雨の音

2020-04-16 12:14:07 | Weblog





夜中の雨は

なにかを責めている音

責めているのは だれ

責められているのは だれ





あのときの

最後の言葉が気にかかる

気にかかることが

雨の音に重なる





しずかに 雨が遠のくまで

哀しく きびしく

あるいは あなたの嗚咽の忍び音

聞いているしかないようだ




夢は ゆめ

現は うつつ

過去は かげろう

今は ひとりぼっち



雨の音は さみしい




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