それが 一番だ

叶わぬ　想いを持つと

卑屈な心が　起き出して

その原因に　牙をむき

自分自身を　傷つけ始める



叶わぬ　想いを持つと

周りに　何かを見つけては

それを　極端に卑下したり

それから　逃れようと　躍起になる



叶わぬ　想いを持つと

何かと引き換えに　

手に入れようと

無駄な行為を　してしまう



叶わぬ　想いが目覚めたら

寝ていよう

昼日なか　カーテンから漏れる

陽の光を　感じながら

穏やかな心を　取り戻せるまで

じっと　していよう



それが　一番だと　

思うようになった

完成したジグゾウパズル

忍び足で

雨の日は　

なぜか　古いことなど　

とりとめもなく

おもいだす



雨の日は　

古傷が痛むと

誰かが言っていたが



雨の音をきいていると

忍び足で　心が

幼稚化していくのが　みえる



心の奥で　

アメアメ　フレフレ　カアサンガ～

と　唄いはじめる　私がいる



それにしても

雨に濡れた　草木は

すがすがしく　きれいだ

完成したジグゾウパズル

嫌なものは

人ごみの中に　

何かをなくしてしまいそうで

人ごみにもまれる様なところは

尻込みしてしまう





大勢の集まりが　わかっていたら

決して　出かけたりしない





子供のころからの　

習性としか言いようが無いのだけれど

できれば　静かなところが良い




学内英語 スピーチコンテストにて

入賞した経験から英会話のアルバイトが

教授を通じて　舞い込んできたときも

意に反するところへ出かけるのが嫌で

高率のアルバイトを　篤くお断りした




嫌なものは　いやと　言うのに

吝（やぶさ）かではない

ただ・・

いやと言わざるを得ない立場に陥りたくない




人と　肩触れ合う場所に出かければ

大切な　何かを

知らないうちに　なくしてしまいそうな

不安が　いつもある。




人嫌いでは　

決して　ないのだけれど・・

完成したジグゾウパズル

何故なのかしら

スキップしたくなるような

うれしいことって

そんなには　ないものでしょう




それなのに　いつものあなたが

いつもの　とおりの　表情ではなく

隠すような　素振りで

えがおをうかべて

あわてて　視線をそらせたのを見て

宝物を見つけ出したような

うれしい気分になるのは

何故なのかしら

完成したジグゾウパズル

知らない

そこは　川沿いの低い土手

わたしは　

ぬかるみを歩くような　足取りで

前へすすむ



風が

だれかの声を　はこんで消える



菜の花のかおりが

だれかに焦がれた少女の

なみうつ鼓動に　まといつく



わたしは　

ただ、前にすすむ



土筆がじっと見ているけれど

ただ　すすむ



春の日は　戸惑いの日

だけど　ここから離れて

歩を運ぶ　さだめの日



この川が　

あなたの町へ　つづくのかは

知らない

完成したジグゾウパズル

そんな春だということです

心が軋（きし）む　音がする

誰かが諍（いさか）う　声がする

誰かも　誰かも　くしゃみする



何故か心が軋む日は

遠くの山を眺めやり

どうしていつも　そのように

泰然自若でいられるのか

答えの来ない問いかけを

独り言して　戯れる



心が詩を詠うのを

聴いた気がして見回せば

誰かが笑う　声がする

誰かも　誰かも　くしゃみする



そんな季節になりました。

そんな春だということです。

完成したジグゾウパズル

今ここにある

つないだ手からつたわる

いのちの流れる音




耳たぶをやさしく撫ぜる

紅辛夷（べにこぶし）の花弁の風




去年の約束は　約束

今年の歩幅は　ちがっても

向かう先は　変わらず




心の底まで届く　やさしい瞳のひかり

たしかに今ここにある　生きる力の源は

あなた

完成したジグゾウパズル

程よい優しさ

その優しさに

無上の喜びを　みつけたとき

静かな　しあわせの波が

ひたひたと　打ち寄せる




いつでも　何処でもというのではなく

必要としている時に

必要なだけの　優しさを・・

それ以上は　いらない

それ以下では　たりない




我侭が過ぎはしないか・・と　

あなたは　きつく叱るかもしれないけれど

沢山の優しさは

きっと　息苦しいに違いないし

たりない優しさは

無いのと同じではないかと




だから

程よい　優しさで

いつも　静かに傍にいてほしい




そう願ってはいけませんか

完成したジグゾウパズル

覚えていてください

あなたとの　あいだに

重い沈黙の時間が流れたら

あなたの　心の隅に

思いがけない　棘が

頭をもたげているという

警告でしょうか




あなたが　

知らない人に

優しさをみせたのを　垣間見たせいで

小さな動揺が　心の中に

渦の種を　落としたようです




夫々に　捉え方の違いが

何気ない　波紋となって

あなたの自己満足に酔う言葉は

そばにいる　一番近い人を

傷つけることになるなんて

考えてもみないでしょう




傷ついた心を推し量り

あなたの　傍若無人を

独りよがりを

哀しむものがいることを

知ってください



そう・・

言葉は　諸刃の剣であることを

覚えていてください

完成したジグゾウパズル

回り続ける

小さな言葉を閉じ込めて

集めて　固めて

小さな謀反を閉じ込めて

集めて　固めて




海辺で拾った小石は

山道の小石とは　違う・・と

大きく違う・・と　

違いが　胸にのしかかる




見た夢が　違う

描いた未来が違う

失った想いが違う

忘れた人や

思い出せない出来事が違う




どうでもいいこと・・と

投げやりになる　タイミングが

確かに違う




いろんな思いを　

情という　オブラートで

くるんで

あなたとわたしのメリーゴーランドは

回り続ける

完成したジグゾウパズル

違う私・・

おさないころの　思い出は

何かで　削り落とすように

少しずつ　うすれていき

そのあとを　埋めるように

あたらしい出来事が　のっかって

思い出となってわたしをつくる




わたしの知っている　私は

今の私ではなかった

私の中に　おおきな陰を残した思い出は

あなたにまつわる

手の指の数では足りない出来事たち



あのときから　私は

違う私になっていったようだ

いまのわたしと　どれくらい付き合えば

また違うわたしに　巡り合えるのだろう



ときどき　顔を出す

過去の日のわたしに　

ハグしたいときさえあるけれど

それは　通り雨のように

素っ気なく　過ぎていくだけのこと

完成したジグゾウパズル

もの想う季節だから

もの想う季節だから

時を選ばず　無限の住人となって

こころを遊ばせる



通りすがりの　笑顔の人に

なぜか　

胸くすぐられる思いがして

会釈をかえす



すこし向こうの　

寺の庭から　桜の花びらが

誘いに来る



突然に

逢いたい気持ちが　湧き上がって

現実に　引き戻される



春だから

もの想う季節だから

すなおになれる

完成したジグゾウパズル

ああ、 出来栄えは お楽しみ・・

やむにやまれぬ情勢のため

手作りマスクを　用意することになり

準備を始めました。



顔の大半を覆う布ということで

医療用マスクにはない

おしゃれ度が求められます



過激な仕事を終えた後の

夜のひと時を　奪われるのですから

マスクにかける　期待度は

並々ならぬものがあります



15種類ほどの柄の小布を

ロータリーカッターで

型紙に合わせてカット

裏地は　厚手のガーゼ



マスクとしては　上品質の

お洒落な　装いに

プライドをプラスして　



使い捨て　厳禁

毎日　違うマスクを選んで

こまめに　洗濯して

できれば　煮沸後乾燥して・・



マスクの内側に　キッチンペーパーを

カットして　あて

これは　都度取り換えれば

二日～三日に一回洗濯ってことに



ああ、

出来栄えは　お楽しみ・・。

完成したジグゾウパズル

それが 愛・・

あるというから

あるのだろうと　思い

ひたすら信じ



あるというから

見てみたいと　思い

ひたすら探し



疲れてしまった日には

陽ざしが　霰にかわり

雨が　光線となり



そこにあることを

信じなければと

深みにはまっていく



どうなってしまうのか

わからないまま

思考の堂々巡り



まるで　風向き次第な

かざぐるまのような

たよりないもの



それが　愛？

完成したジグゾウパズル

悩めよ 悩め・・

熟慮とは　

限りなく思いまどうことなのか

一歩下がって　考慮することなのか

Weblio熟語辞典　で類語を参照すると

熟慮する ・ しっかり考える ・

熟考する ・ よく考える

そして

足りない頭でせいぜい考える

更に　いわんや

考えを巡らす ・ あれこれ考える

などと

限りなく連なって記載されている



悩めよ　悩め

ここぞとばかりに　



頭の中が　

熟れたトマトになってしまうまで

完成したジグゾウパズル