おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

この恋

2017-10-31 22:00:00 | Weblog




ひどく 心が波打ち

まるで 

伝染病に感染したように

かがみこんでしまう

そのとき 何が起こったのか

言葉に尽くせない





誰かと 悩みを 共有するような

空間を 泳いではいけない

知ろうとしてはいけないことが

万とあることは 

知っているけれど





知るのは怖い

怖いものほど知りたい

この悪循環の中で

もだえる 純真な心は

徐々に 穢れ(けがれ)ていく





かげを追いかけて

永遠に追いかけるままの

哀れな姿を 思い浮かべると

どこかで 踵(きびす)を返して

居心地のよい場所をと・・





人は 

迷いながら

愛を見つけるために

生きている。





信じたら

迷わない つよい

穢れない心を 

もっていたい





若くて純粋だった

あのころと同じ心が

今ほしい


ソナリア
花言葉 この恋に気づいて
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愛し方のはなし

2017-10-31 01:30:00 | Weblog



思いの 深みにはまるとき

知らぬうちに 引き込まれて

気が付いたら 

渦中の人になっていることがある




ずるずると のめりこんでいく

気持ちを 客観的に眺めては

意識の経過を 観察する

冷静な 自己の存在を

知りながら 抗えない瞬間もある。




愛することは いつとか

いつまでとか そういう次元を超えた

狂想曲の 世界のことで

気持ちを制御したり 高めたり

操る意識のほかの 様(さま)であることを

知らなくては いたずらに溺れてしまう




自己愛しか 愛を持てない人は

何処かに 隙間風が 吹いているような

さみしい風情で なぜか

気持ちが そそられたりするけれど

本当のところは 愛し方をしらないのかも知れない


ヒヤシンス
花言葉 悲しみ・初恋のひたむき
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思いつきの旅

2017-10-30 02:00:00 | Weblog




私の 思いの彷徨いは

時間や 場所を選ばず

突然と始まる




夢の中に現れた人に

急に会いたくなり

雲に乗って 見知らぬ街を徘徊する




珍しいものを見つけると

急降下して

地上の人になり

行き会う人に 語りかけ

エトランジェ風に 探求心を満足させる




最初に見つけたものは

ハート形の 思い出の箱

そこには 愛の言葉が無数に詰められていて

小さな 銀色のカギがかかっている




ときめく 鼓動の高鳴りが

かすかに 聞こえてくる




マスターキィを 探して

辻々を 尋ねて歩くが

エトランジェに 真心で答える人はいない

たいていは 首をかしげて

怪訝な顔で 追いやられる



あきらめの悪い私は

来た時の 雲を呼んで

上空から 鳥瞰図の街を見下ろし

再び 夢の中の人になる



思いつきの旅は

いつでも始まり

いつでも 成果なく終わりとなる


アイビー
花言葉 永遠の愛
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雨にさけぶ

2017-10-29 12:51:48 | Weblog



強い雨



屋根瓦の傾斜を 滑り落ちて

(とい)に流れ込んで

勢いあまって軒下に

落下する雨たち



風にのせられて

窓ガラスに

吹き付けられる雨たち



こんにちは

ちっぽけな か弱い雨粒たちよ



ひとつ ひとつは 

なんの力もないかのように

すぐ崩れるはかない君たちも

気圧の勢いをかりて

分厚い雲に運ばれ



心憎きも、 はたまた 優しくも

見境なくその棲む里に

降り立ちて

今日の仕事を 成し遂げんとする



台風の申し子のような

いきおい つよき 雨たちよ



No More と

叫んでいるのが 聞えますか

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その後・・・

2017-10-28 17:02:07 | Weblog


雨けぶる 木立の向こうに

佇む髪の長い女人(ひと

その瞳に映る幽玄は

あなたが かつて愛しんだ

物語さながらで





その姿は 憂いに満ち

思わず 

肩を抱き寄せてしまいそうな

頼りなげな 風情

宵待ち草の 化身なのか




なりたいと思って なれなかった

あこがれの美しい容姿

異次元から 湧き出したような

魅了する仕草




心が退いてしまった

私は 雨に濡れて

その場から 立ち去るだけで




わたしの夢の中の 物語は

あなたとの 接点さえなく 

立ち消えて

目覚めた枕に 涙の跡が 


アセビ
花言葉 献身
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秘密の・・・

2017-10-28 02:07:08 | Weblog


大勢の中で

ぽつんと 

理解者もなく

心を許す人もなく



人の 意思の流れを感じ

人の 思惑を推し量り



耐えて 

思いを貫くことの

難しさ





ほのかに 芽生えた 

いとおしい思いを

人知れず はぐくむ時間を

乱さないで





ほうじ茶の 湯呑を

両手で 囲って持ち

もの思いにふけるのは

思いの連なりを 回顧し

心落ち着ける よりどころなので





静かに 

一人にさせて

私の思いは 世の営みとは

無関係なのだから

一人の時間を 邪魔しないで




いつもの 決まりきった

世事に背を向けるとき

わたしという 個体を

受け入れてほしいとは 望まない



わたしが 私であることを

主張したくなった時には




思いのままに

行きつくところまで

自由にさせてほしい




やっと見つけた 命の炎の元を

さえぎらないで


天と地の間に

本当の居場所を 見つけるのだから


心の歌を

大音響で 詠わせて


ミモザアカシア
花言葉 秘密の恋
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自由人でいること

2017-10-27 14:41:55 | Weblog


窓から 見える空はせまく

小鳥の声が 稀にきこえるだけで

車の行きかう音と

駐車して ドアを閉める音が

時々





閉鎖された 空間は

牢獄のごとくに

私の動きを 閉じ込める




パソコンの画面だけが

どこでもドアのように

広い世界へと

繋がっている




地図さえ広げれば

わたしの心は

ストリートビューのマジックで

見知らぬ街に 降り立ち

ウインドウショッピングなどする




どの街にも 顔見知りはおらず

声かける人もないけれど

孤高のエトランジェとなって

彷徨うことを

咎められることもない




今日は パリの凱旋門をくぐり

明日は ハワイのアラモアナに遊ぶ



現実に引き戻すのは

心無い 労役を課する

人生の 牢名主か 

牢獄の監視官か




ともあれ

心の自由は 束縛されることはない




人恋しい時には

専用の

どこでもドアがある


コルチカム
花言葉 私の最良の日は過ぎ去った
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遠い人よ

2017-10-27 00:15:43 | Weblog


思い人の こころの扉を

ノックし続けて




雨の日も 風の日も

ノックして




きこえますか

あつい思いが 

初恋のそれ以上に たかまり

空をたたく 雷にも

負けじとばかりで




雷雨の中を

駆け抜けて 身も心も

凍えた時に

手を広げて 

受け止めてほしくて 




疲れ果て

あきらめて 

元の道を辿り

哀しみの街角で

かがみこんで




その繰り返しが

切ない 




恋することは

よろこびと 落胆の

繰り返しで




小さな胸には

試練の日々で




恋する心は

彷徨うことが

決まりなのでしょうか




いつまでも遠い人よ

どれだけ 耐えれば

会えるのでしょう



クリスマスローズ
花言葉 私の不安をやわらげて
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いつからか

2017-10-26 08:23:33 | Weblog


心 許せる人と出会うのは 

砂の中のダイアモンドを見つけるほどの

困難なのに

砂の中から 取り出して

掌にとることが できるだろうか




砂を 掘り返す 




私の海岸には

掘り返した跡が 無数で

その作業の むなしさが

わたしの 体になっていく




イミテーションの輝きを

見間違えて 有頂天になり

この世での この労役は

終わりを見たと 思うことが




わたしを怠惰にする




海岸に 立ち寄ることをやめて

ダイアモンド 持たない人を

冷ややかに眺め

心に一線を引き

微笑みすら 惜しむ




ある朝 目覚めると

突然 鉛色に代わった石を

呆然と見つめて

不明の心を悔やみ

うなだれて 海岸に向かう




海に向かって 叫ぶ




ほしいものは 何

必要なものは

ないと困るものは 何なの




わたしがわたしであるために

心を ふるいにかける作業が始まる




砂浜の 掘り返した後は

波が きれいに元に戻してくれた

何もなかったように




いつからか定かでないけれど

わたしは 持っていた

ただ 気づくだけでよかった



アングレカム
花言葉 いつまでもあなたと一緒
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まごころ

2017-10-25 14:47:47 | Weblog


言葉の遊びに

定かでない 思いを乗せて

風が 枝葉を揺らす

細やかな 仕草さえ

愛おしさを 隠しきれず




自然の 恒久の営みにすら

明日なきことを 危ぶみ

生きている間の

小さな 夢と 憧れと

何にもまして 人恋しさを

心に もてあます時には




風よ 吹け

雨よ 降れ

太陽よ 何処へ

山は 怒り

川は 嘲り



すべてが 様相を変えようとする

その日には

何もかも 脱ぎ捨てて

心のままに

生命の存在を 

此処にも 此処にも と

雄叫び上げてみむ



宇宙の中の 

たった一つの 小さな心が

いかほどのものかは知らねど



コーテイダリア
花言葉 乙女の真心
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甦るために

2017-10-24 16:02:53 | Weblog


目が覚めて 

周りを見回しても

誰もいなくて

やっぱり一人かと

落胆を 朝一番に感じるのは

マイナスから始まる一日になる




マイナスから始まると

プラスに変えていく意気込みが

心の底で ひそかではあるが湧いてくる

一人を二人にする話ではない




目が覚めて 一番に わんと一声聞くと

今日も元気に 生きている

ワンが 二匹 わん わんで

元気をくれる

居てくれて ありがとう と

仕事に出かける支度の手に

力がこもる




ともあれ そろそろ

仕事にも新しい魅力がなくなって

習慣のように こなしてしまうことは

意欲の 対象ではなくなり

仕事など 投げ出して

何処かへ 逃避行してみたいと

危険な思いが 芽生えてくる




仕事が 人生の大半を占めていることへの

腹立たしいような 焦りが なぜか 

朝 目が覚めて 一人であることへの

落胆に似た 気持ちと重なって

メランコリックな 一週間が始まってしまう

わんこたちでは 救いようのない日もある




そんな時は

心の 自己治癒力を 培うために

旅仕度を はじめる

メランコリーに 蝕まれないために

支度が整えば

いつだって 一人旅に出かける

心の旅に タイムテーブルは ない。

永遠に 帰りたくない時もある



イソノキの実
花言葉 魅力

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おぼろな孤独

2017-10-24 02:06:47 | Weblog


胸につかえる 

朧な感じ




招待状のないパーティへ

紛れ込んで

知らなくてもいいことを

知ってしまったような




世の中には 

知らなくてすむことと

知らなくては いけないことがあり

それ以上 知りたいと思うときは

何をする




図書館に潜り込んで

本を読むふりをして

先人たちの知恵を借りる




インターネットで検索して

大勢の意向を模索する




すべて おぼろで

はっきりとした手ごたえはない




答えのない 

答えの導き出せないことを

問題視することの 滑稽さは

風車に立ち向かう

ドンキホーテの様に似て




ドンキホーテ の

その 孤独な戦いを

夢と現実の狭間で

体現することのむなしさ


エリカ
花言葉 孤独・寂しさ
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愛にあえる

2017-10-23 01:32:18 | Weblog


角を曲がると

愛に あえる

その角を曲がると

愛が いる

懐かしい微笑みを浮かべて

ずっと 待っていたように




ためらいや 恐れなど

何もなかったかのように

朝 東の山の向こうから

太陽が現れるのと

変わらない 当たり前の表情で




そして 愛は

語り始める

見てきたことを

友や 母や 恋人たちのことを

持ちきれないほどの 思い出の話を




愛は もうどこへもいかないという

これ以上は 他のものは見たくないという

尋ね歩くのは もうやめるという

落ち着く場所を 決めたという




愛は そこにねぐらを定め

わたしが来るのを 待つという




角を曲がると 愛にあえる

角を曲がると 愛がいる




ソラナム・ラントネッティ
花言葉 秘めたる想い
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傲慢な・・

2017-10-22 01:09:19 | Weblog


静かに ひっそりと

人には 迷惑かけないように

生きてきたつもりが

人の中で 生かされてきたことを

気づくことに出くわすと

自らの 傲慢な考えを

疎ましく思ってしまう




優しくありたいと

願いながら 本意でない事には

冷たくも思われる拒絶を

即座にしてしまうと

驚きの表情で 

改めて 問いかけられることがある




ひととのかかわりは

まことに難しく

意志を伝えることを 躊躇してしまうと

そのことから派生した諸々に

尾ひれがついて

長い間 自分を守るために

遠回しな表現を 繰り返すことにもなる




茫洋とした 焦点のない言い回しで

対話を続けると

その場は 一見平和に流れるけれど

振り返ると ただ 遠巻きに

言葉を投げかけあうだけで

真実には 永遠に近づかない




本当の気持ちを

飾ることなく 伝えることで

理解が深まる かかわりを

できるだけ 育てたいと

思い続けるのは 

同じ思いを持つ者同士だけの

誓詞のない 約束事なのだろうと

またしても 傲慢な考えを してしまう




スギ
花言葉 雄大
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人であるがゆえ

2017-10-21 14:18:14 | Weblog


時間の波が

たえまなく 押し寄せて

蕾が 花開き

花びらが 風に散り

自然のすべてが 時間の横暴に

無言で従う 

しかし、

彼らには 一年後の 

再生が 約束されている。



人として生まれて

爛漫の時期を 

いつの間にか 通り過ぎ

持つ夢も 抱く希望も

かたちを 変えていく



積んできた 思いの数を

折りにふれ かえりみても

もとの思いとは ほど遠く

哀愁をこめて 決別をくりかえし



やせ細りし 希望と夢を

未練がましく 胸に抱いて

毎々の年の終わりを 迎えようとする



それでなお、

来る年の秋には と

プログラムを 人知れず

胸の奥で 組み立てんとする

浅ましくも 愛おしい

人であるが故の

思いを 哀しむ



シラキ
花言葉 真心
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