ひとしきり吹いた風が
静まって 雲の流れもゆるやかになり
あなたからの声も
聴こえそうな 落ち着いた空気が漂う
冬という名の衣を着た
妖精が あちこちに
灯りをともしてまわるから
街のそこ、ここが華やぎ
心を浮き立たせる
こんな日は
街の片隅の静かな店で向き合って
温かいミルクティの湯気を
くゆらせながら
過ぎてきた日々のことを
打ち明けあうのがいいかもしれない
慣れ親しんだ老夫婦が
肩寄せ合って
時の過ぎ行く様を見送るように
いえいえ
旧知の幼友達と
偶然出会ってしまったように
或は
思い焦がれたふたりが
やっと出会いを叶えたように
そうして
静かに
冬は 深まっていくのです。
静まって 雲の流れもゆるやかになり
あなたからの声も
聴こえそうな 落ち着いた空気が漂う
冬という名の衣を着た
妖精が あちこちに
灯りをともしてまわるから
街のそこ、ここが華やぎ
心を浮き立たせる
こんな日は
街の片隅の静かな店で向き合って
温かいミルクティの湯気を
くゆらせながら
過ぎてきた日々のことを
打ち明けあうのがいいかもしれない
慣れ親しんだ老夫婦が
肩寄せ合って
時の過ぎ行く様を見送るように
いえいえ
旧知の幼友達と
偶然出会ってしまったように
或は
思い焦がれたふたりが
やっと出会いを叶えたように
そうして
静かに
冬は 深まっていくのです。
フユサンゴ
花言葉 あなたを信じる
-再掲載-